桐山桂一
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桐山 桂一(きりやま けいいち、1959年 - )は、ジャーナリスト・作家。中日新聞・東京新聞論説委員。
来歴
[編集]岐阜県大垣市生まれ。岐阜県立大垣東高等学校を経て、同志社大学文学部(国文学専攻)卒業。1984年に中日新聞社に入社、東京新聞(中日新聞東京本社)社会部に配属となる。調査報道班キャップ、司法キャップの後、特別報道部でデスクをつとめ、2005年より論説委員(司法担当)。桜美林大学と専修大学の非常勤講師もつとめる。
著書
[編集]- 『中の精神』(著者:呉清源)東京新聞出版局 2002
- 『中的精神︰吳清源自傳』(王亦青・訳)中国・中信出版社 2010
- 『反逆の獅子』角川書店 2003
- 『江戸宇宙』新人物往来社 2004
- 『呉清源とその兄弟』岩波書店 2005 のち岩波現代文庫 2009
- 『呉清源与他的兄弟 吴家百年史』(计丽屏・訳)中国・中信出版社 2005
共著
[編集]- 『連鎖・児童虐待』角川oneテーマ21 2001
- 『人間の時代へ それぞれのメッセージ』KTC中央出版 2001
- 『近現代日本人物史料情報辞典 1巻』伊藤隆・季武嘉也編(項目執筆)吉川弘文館 2004
- 『近現代日本人物史料情報辞典 2巻』伊藤隆・季武嘉也編(項目執筆)吉川弘文館 2005
- 『関東軍全史』新人物往来社文庫 2012
- 『「マイナンバー法」を問う』清水勉, 桐山桂一 岩波ブックレット 2012
雑誌掲載
[編集]- 「インタビュー 殉教者たるべし 田壮壮が語る「中国映画の今」」(2003年12月号)
- 「冤罪はなぜ起きた? 富山事件にみる暗黒」(2007年10月号)
- 「内部告発が社会を変える」(2008年2月号)
- 「働く人を壊すな マック店長訴訟からの視点」(2008年4月号)
- 「進む"終身刑化"--無期懲役刑の現実」(2008年9月号)
- 「聞き書き 朝鮮人学徒兵の反乱 参謀・全相燁氏の証言(2008年12月号)
- 「裁判員体験記 新聞記者のみた模擬法廷」(2009年4月号)
- 「一票の格差、違憲ラインは二倍時代へ」(2010年5月号)
- 「検察審査会 新たな市民の司法パワー」(2010年7月号)
- 「マイナンバー法案 : プライバシーを脅かす「IT箱モノ」は必要か」(2012年4月号)
- 「連続不審死事件から浮かぶ裁判員制度の課題」(2012年6月号)
- 「秘密保護法は暴走する 「特定秘密」とは何か」(2013年11月号)
- 「衆院選は「違憲・無効」の衝撃 一票の格差訴訟が迫る「一人一票」」(2013年5月号)
- 「最高裁は国民を見ているか 一票の不平等は「違憲状態」(2014年1月号)
- 「特定秘密保護法 急進する「国家改造」」(2014年4月)
- 「「一票の不平等」訴訟 問われるのは司法の姿勢だ」(2015年7月号)
- 「集団的自衛権自衛権というホトトギスの卵「非立憲」政権によるクーデターが起きた 石川健治東大教授インタビュー」(2015年8月号)
- 「文一道でいく 憲法大臣・金森徳次郎の議会答弁」(2017年6月号、7月号、9月号)
- 「ゴーン事件と人質司法の闇」(2019年2月号)
- 「大崎事件「再審取り消し」最高裁決定の異様」(2019年8月号)
- 「憲法審査会 蔓延するショック・ドクトリン論法」(2022年8月)
『GRAPHICATION』(富士ゼロックス)連載エッセイ「和技を旅する」(GRAPHICATION総目次より)
[編集]- 土と日本人(2009年11月号)
- ①進化する江戸小紋 小宮康孝さん(2010年9月号)
- ②眠れる戦略資源 日本の蚕(2010年11月号)
- ③現代に映える茅葺き屋根(2011年1月号)
- ④日本料理にみる陰陽思想(2011年3月号)
- ⑤自然の灯火 和蠟燭を訪ねて(2011年5月号)
- ⑥人類の相棒 ミツバチの役割(2011年7月号)
- ⑦碁盤は宇宙、碁石は星々(2011年9月号)
- ⑧欧州に挑む「甲州」ワイン(2011年11月号)
- ⑨三次元幾何学となった「京絞り」(2012年1月号)
- ⑩「japan=漆」の万年筆(2012年3月号)
- ⑪四季を巡る和菓子の歴史(2012年5月号)
- ⑫鵜飼の舟大工と水の祭礼(2012年7月号)
- ⑬海外に渡る竹工芸の美(2012年9月号)
- ⑭女の魂が織る宮古上布(2012年11月号)
- ⑮しめ縄の様々なる意匠(2013年1月号)
- ⑯美術の領域、左官の装飾(2013年3月号)
- ⑰端午を彩る甲冑の世界(2013年5月号)
- ⑱世界の爆弾をすべて花火に(2013年7月号)
- ⑲グローバル化する和傘の技術(2013年9月号)
- ⑳対馬の「セン」をめぐって(2013年11月号)
- ㉑「人形の家」の幻想(2014年1月号)
- ㉒町工場の「数楽アート」(2014年3月号)
- ㉓江戸と京都の木版画(2014年5月号)
- ㉔新しい音楽となった和太鼓(2014年7月号)
- ㉕樹木医と歩いた栃木の里(2014年9月号)
- ㉖生きている民具(2014年11月号)
- ㉗東北を走る千石船(2015年1月号)
- ㉘「紙わざ」の世界(2015年3月号)
- ㉙蝶々の百年の旅(2015年5月)
- ㉚人間サイズの度量衡(2015年7月)
- ㉛さすらい人の芸能(2015年9月)
その他論文・コラム等
[編集]- 「浅原健三と鳩山一郎」『歴史読本』(2003年7月号)
- 「個族化社会のネットワーク形成」よかネット『NIRA研究報告書』No.20030028 (2003年9月 )
- 「「昭和零年」の人々」『本』(2005年9月号)
- 「いま日本で スタートする裁判員制度」『婦人之友』(2009年6月)
- 「石原莞爾と東条英機 激烈なる相克 二人を満洲に結びつけた男・浅原健三を媒介に、決定的な対立の要因を探る」『歴史読本』(2011年9月号)
- 「良心の発信を期待する」日本弁護士連合会『自由と正義』(2012年2月号)
- 「政治資金規正法を恣意的に利用 小沢無罪で浮かぶ検察の病理」『月刊Times』(2013年1月号)
- 「個人番号法案 何のためのマイナンバー?」『婦人之友』(2013年6月号)
- 「「戦前を取り戻そう」とするのか 特定秘密保護法の問題点を探る」朝日新聞社『ジャーナリズム』(2013年12月号)
- 「マイナンバー制度の問題整理」『婦人之友』(2016年1月号)
- 「内部告発者にどう向き合うか 保護制度の望ましいあり方」新聞協会『新聞研究』(2016年7月号)
その他連載等
[編集]- 書評欄 月刊誌『中央公論』(2003〜2005年)
- 「時事評論」財団法人矯正協会 月刊誌『矯正』(2013〜2015年)
インタビュー
[編集]- 「著者に聞く」欄「新発見資料から浮かび上がる昭和の「参謀の参謀」の鮮烈な生涯」『文藝春秋』(2003年4月号)
- 「メディア異人列伝」欄(『反逆の獅子』関連 取材・文:永江朗)『噂の真相』(2003年4月号)
関連項目
[編集]脚注
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