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桜島 (大阪市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 近畿地方 > 大阪府 > 大阪市 > 此花区 > 桜島 (大阪市)
桜島
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ゲート(2019年8月)
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ゲート(2019年8月)
桜島の位置(大阪市内)
桜島
桜島
桜島の位置
桜島の位置(大阪府内)
桜島
桜島
桜島 (大阪府)
北緯34度39分50.63秒 東経135度26分0.27秒 / 北緯34.6640639度 東経135.4334083度 / 34.6640639; 135.4334083
日本の旗 日本
都道府県 大阪府
市町村 大阪市
此花区
町名制定 1975年(昭和50年)
面積
 • 合計 1.114978771 km2
人口
2019年(平成31年)3月31日現在)[2]
 • 合計 328人
 • 密度 290人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
554-0031[3]
市外局番 06(大阪MA[4]
ナンバープレート なにわ

桜島(さくらじま)は、大阪府大阪市此花区町名。現行行政地名は桜島一丁目から桜島三丁目。

概要

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特徴

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安治川の河口右岸に位置し、東で島屋、西で梅町、北で北港に接し、南は安治川を挟んで港区港晴・築港・海岸通に隣接する。2丁目の大半をユニバーサル・スタジオ・ジャパンが占め、桜島駅が位置する。1丁目にユニバーサル・シティ・ポート、3丁目に天保山渡船場がある。

歴史

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天保年間と明治初期の2度、西成郡南新田の下流側に開拓が試みられたがいずれも流失。1893年(明治26年)に西成郡川北村の新大字として築地(つきじ)と名付けられた。町名は小さな築山があったことに由来する。

1897年(明治30年)の大阪市第一次市域拡張によって、大阪市西区川北大字築地となり、1900年(明治33年)に大阪市西区桜島町と改称された。地名の由来については、築山にが植えられていた説と、鹿児島県桜島から採った説が、確証はないとされながらも語られてきた[5]。此花区のウェブサイトでは、春日出新田・南新田に築かれた桜堤の「桜」と、当地の埋立て権者である島徳蔵の姓「島」を合成したものと説明している[5]

1905年(明治38年)には西成鉄道の天保山駅が開業したが、1910年(明治43年)に天保山駅を廃して桜島駅が開業した。

大阪北港には住友財閥の大規模工場が立ち、1920年大正9年)に北港運河(住友入堀)が竣工。1925年(大正14年)に新設の此花区へ所属が変更になり、1926年(大正15年)に現在の1丁目・2丁目に当たる地域が桜島北之町・桜島南之町と改称。1931年昭和6年)には北港運河が正蓮寺川まで延長開削されて安治川と連結。同年、現在の3丁目に当たる桜島町の下流側が埋立造成され、梅町の新町名が起立した。

工場の従業員を送迎するために桜島と天保山桟橋を結ぶ渡船大阪市の手により運行されるようになった。 1937年(昭和12年)12月1日には、桜島を出航した「第三桜島丸」(11.5トン)が悪天候と定員超過が重なり沈没[6]。死者・行方不明者57人を出す事故も起きた。

1975年(昭和50年)に桜島町・桜島北之町・桜島南之町などを統合して現行住居表示を実施。1丁目と2丁目のそれぞれ東部(北港運河西岸)はもと川岸町の一部、2丁目の北部はもと島屋町の一部に当たる。

世帯数と人口

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2019年(平成31年)3月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

丁目 世帯数 人口
桜島一丁目・三丁目 201世帯 328人
桜島二丁目 0世帯 0人
201世帯 328人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

1995年(平成7年) 621人 [7]
2000年(平成12年) 564人 [8]
2005年(平成17年) 393人 [9]
2010年(平成22年) 355人 [10]
2015年(平成27年) 337人 [11]

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

1995年(平成7年) 284世帯 [7]
2000年(平成12年) 284世帯 [8]
2005年(平成17年) 220世帯 [9]
2010年(平成22年) 198世帯 [10]
2015年(平成27年) 197世帯 [11]

事業所

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2016年(平成28年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[12]

丁目 事業所数 従業員数
桜島一丁目 9事業所 393人
桜島二丁目 12事業所 4,899人
桜島三丁目 40事業所 780人
61事業所 6,072人

主な施設

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その他

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日本郵便

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脚注

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  1. ^ 大阪府大阪市此花区の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2019年10月20日閲覧。
  2. ^ a b 住民基本台帳人口・外国人人口”. 大阪市 (2019年7月26日). 2019年10月4日閲覧。
  3. ^ a b 桜島の郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月15日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ a b 此花区の町名の由来”. 大阪市此花区. 2019年10月28日閲覧。
  6. ^ 暗夜、安治川尻の惨事『大阪毎日新聞』(昭和12年12月2日)『昭和ニュース事典第6巻 昭和12年-昭和13年』本編p45 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
  7. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  8. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ 平成28年経済センサス-活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  13. ^ 郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年6月10日閲覧。

参考文献

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  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 27 大阪府』角川書店、1983年10月。ISBN 4-04-001270-4 

関連項目

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