桜新町駅
桜新町駅 | |
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桜新町駅西口(2008年8月) | |
さくらしんまち Sakura-shimmachi (長谷川町子美術館前) | |
◄DT04 駒沢大学 (1.5 km) (1.3 km) 用賀 DT06► | |
所在地 | 東京都世田谷区桜新町二丁目8 |
駅番号 | DT05 |
所属事業者 | 東急電鉄 |
所属路線 | ■田園都市線 |
キロ程 | 6.3 km(渋谷起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面2線(二層構造) |
乗降人員 -統計年度- |
[東急 1]65,657人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1977年(昭和52年)4月7日 [1] |
備考 | 駅カラーは「■さくら色」 |
桜新町駅(さくらしんまちえき)は、東京都世田谷区桜新町二丁目にある、東急電鉄田園都市線の駅である。駅番号はDT05。
歴史
[編集]年表
[編集]- 1907年(明治40年)4月1日:玉川電気鉄道(のちの東急玉川線)桜新町電停開設。
- 1969年(昭和44年)5月10日:玉川線廃止に伴い、桜新町電停廃止。
- 1977年(昭和52年)4月7日:新玉川線桜新町駅が開設[1]。
- 1983年(昭和58年)1月22日:ダイヤ改正に伴い、急行運転開始。同時に当駅で通過追越し開始[1]。
- 2000年(平成12年)8月6日:新玉川線が田園都市線へ編入[2]。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」が利用可能となる[3]。
- 2018年(平成30年)6月24日:ホームドア使用開始。
駅名の由来
[編集]駅構造
[編集]地下2Fと地下3Fのそれぞれに単式ホーム1面1線と1線の通過線を設ける、2層構造の地下駅である。地下2Fは長津田方下り線、地下3Fは渋谷方上り線、それぞれに用いる。通過線はホーム視点で壁面反対側に位置してホームから認識できない。ホーム両端は通過線の分岐点が視認可能で、壁の向こう側の通過線を走行する通過列車が見える。
駅名に因んで駅カラーは「さくら色」。実際に使用されている色は、日本産業規格 (JIS) が定めたJIS慣用色名での桜色(■)よりも赤色に近い。2006年(平成18年)前後の壁面改良工事に伴い、ホームではない側の壁面にも桜装飾が成された。
当駅は、日本で初めて地下駅で通過線を設置した。類似駅の都営地下鉄新宿線の瑞江駅、東京メトロ副都心線の東新宿駅[注釈 1]、台湾高速鉄道の桃園駅などは、いずれも当駅の構造と一部が異なる。
バリアフリーに対応して、地上と改札階を連絡するエレベーターと、改札階と各ホーム階を連絡するエスカレーター・エレベーターを備える。
地下3階上りホーム利用者に配慮し、開設当初来、地下3階から地下2階へ向かうエスカレーターが設置された。のちにホーム階と改札階を連絡するエレベーター、改札階と地上を連絡するエレベーター、地下1階・地下2階・地下3階を相互に連絡する上下エスカレーターが順番に設置された。改札と各ホームを結ぶエレベーターは当初1基のみ整備されたが、2019年(令和元年)11月30日から2基目を供用開始している[4]。改札階と地上を結ぶエレベーターは北口のみ整備されたが、2020年(令和2年)に南口も整備された。
トイレは地下1F改札外(西口付近)にある。2005年(平成17年)に改修で多機能トイレが設置され、2020年に再度改修される。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 田園都市線 | 下り | 二子玉川・長津田・中央林間方面[5] |
2 | 上り | 渋谷・押上〈スカイツリー前〉・春日部方面[6] |
各停は当駅で急行を待避する列車がある。朝ラッシュ時は、一部列車を除き両方向共に急行運転が無いため、待避も行われない。
利用状況
[編集]2023年度の1日平均乗降人員は65,657人である[東急 1]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下り。
年度 | 1日平均 乗降人員[* 2] |
1日平均 乗車人員[* 3] |
出典 |
---|---|---|---|
[備考 1]1977年(昭和52年) | 26,539 | 13,659 | [東京都統計 1] |
1978年(昭和53年) | 29,641 | 15,861 | [東京都統計 2] |
1979年(昭和54年) | 32,924 | 17,498 | [東京都統計 3] |
1980年(昭和55年) | 35,558 | 18,850 | [東京都統計 4] |
1981年(昭和56年) | 37,789 | 19,848 | [東京都統計 5] |
1982年(昭和57年) | 39,778 | 20,973 | [東京都統計 6] |
1983年(昭和58年) | 42,353 | 22,299 | [東京都統計 7] |
1984年(昭和59年) | 45,673 | 23,875 | [東京都統計 8] |
1985年(昭和60年) | 48,236 | 25,060 | [東京都統計 9] |
1986年(昭和61年) | 49,342 | 26,078 | [東京都統計 10] |
1987年(昭和62年) | 49,729 | 26,483 | [東京都統計 11] |
1988年(昭和63年) | 51,785 | 27,524 | [東京都統計 12] |
1989年(平成元年) | 51,176 | 27,295 | [東京都統計 13] |
1990年(平成 | 2年)54,170 | 27,947 | [東京都統計 14] |
1991年(平成 | 3年)53,148 | 28,193 | [東京都統計 15] |
1992年(平成 | 4年)52,575 | 28,311 | [東京都統計 16] |
1993年(平成 | 5年)51,931 | 28,455 | [東京都統計 17] |
1994年(平成 | 6年)52,671 | 28,695 | [東京都統計 18] |
1995年(平成 | 7年)54,143 | 28,842 | [東京都統計 19] |
1996年(平成 | 8年)54,043 | 29,243 | [東京都統計 20] |
1997年(平成 | 9年)53,957 | 29,010 | [東京都統計 21] |
1998年(平成10年) | 53,497 | 28,634 | [東京都統計 22] |
1999年(平成11年) | 53,762 | 28,820 | [東京都統計 23] |
2000年(平成12年) | 55,703 | 28,981 | [東京都統計 24] |
2001年(平成13年) | 56,530 | 29,265 | [東京都統計 25] |
2002年(平成14年) | 56,536 | 29,223 | [東京都統計 26] |
2003年(平成15年) | 57,339 | 29,580 | [東京都統計 27] |
2004年(平成16年) | 57,790 | 30,130 | [東京都統計 28] |
2005年(平成17年) | 59,373 | 30,788 | [東京都統計 29] |
2006年(平成18年) | 61,183 | 31,645 | [東京都統計 30] |
2007年(平成19年) | 62,871 | 32,445 | [東京都統計 31] |
2008年(平成20年) | 63,632 | 32,546 | [東京都統計 32] |
2009年(平成21年) | 64,150 | 32,696 | [東京都統計 33] |
2010年(平成22年) | 65,075 | 33,111 | [東京都統計 34] |
2011年(平成23年) | 65,617 | 33,366 | [東京都統計 35] |
2012年(平成24年) | 67,930 | 34,498 | [東京都統計 36] |
2013年(平成25年) | 69,496 | 35,238 | [東京都統計 37] |
2014年(平成26年) | 68,794 | 34,771 | [東京都統計 38] |
2015年(平成27年) | 70,588 | 35,658 | [東京都統計 39] |
2016年(平成28年) | 71,753 | 36,192 | [東京都統計 40] |
2017年(平成29年) | 72,687 | 36,633 | [東京都統計 41] |
2018年(平成30年) | 73,447 | 37,008 | [東京都統計 42] |
2019年(令和元年) | [東急 2]73,288 | 36,891 | [東京都統計 43] |
2020年(令和 | 2年)[東急 3]50,395 | ||
2021年(令和 | 3年)[東急 4]56,968 | ||
2022年(令和 | 4年)[東急 5]61,954 | ||
2023年(令和 | 5年)[東急 1]65,657 |
- 備考
- ^ 1977年4月7日開業。
駅周辺
[編集]渋谷駅 - 二子玉川駅間では珍しく、国道246号や首都高速3号渋谷線からは離れて位置する。高層ビルがなく上空は開けて世田谷区らしい長閑な街並みが広がる。駅名及び地名の「桜新町」にもあるように、駅前の通り(都道427号)は桜並木で、春は満開の桜が咲き乱れる。
官公庁・公共施設
[編集]公館
[編集]教育機関
[編集]- 駒澤大学高等学校
- 東京都立深沢高等学校
- 東京都立園芸高等学校
- さくらしんまち保育園
- 日本体育大学本部世田谷キャンパス:徒歩15分。
- 日体柔整専門学校
医療
[編集]美術館
[編集]郵便局・金融機関
[編集]- 世田谷桜新町郵便局
店舗
[編集]- サザエさん通り:駅前から国道246号方面へ向かって形成されている桜新町商店街の通りの通称。
- セブン-イレブン世田谷サザエさん通り店:元々は酒屋で、長谷川町子の漫画『サザエさん』に登場する「三河屋」のモデル。
史跡・自然
[編集]法人
[編集]- 東京電力世田谷支社
- 東京ガス
- ロイヤルホールディングス東京本部
- ロイヤルフードサービス本社
- ロイヤルコントラクトサービス本社
- ロイヤルホスト桜新町店
- TOTOテクニカルセンター東京
交通
[編集]- 玉川通り(国道246号)
バス路線
[編集]ギャラリー
[編集]-
改札口(2008年8月)
-
2番ホーム(2018年10月)
-
駅前に設置されているサザエさんの像
-
サザエさん通りに設置されているサザエさん一家の銅像
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 開業当初。2015年に通過線側の壁が撤去された。
出典
[編集]- ^ a b c 東急の駅、p.159。
- ^ 『目蒲線の運行系統変更による線名変更などを実施 平成12年8月6日(日)から』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2000年3月28日。オリジナルの2019年10月29日時点におけるアーカイブ 。2020年5月3日閲覧。
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会 / パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月12日閲覧。
- ^ “田園都市線桜新町駅 改札階とホーム階をつなぐエレベーターが11月30日(土)からご利用いただけるようになりました。”. 東急電鉄 (2019年12月3日). 2021年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月15日閲覧。
- ^ “田園都市線標準時刻表 桜新町駅 中央林間方面”. 東急電鉄. 2023年3月19日閲覧。
- ^ “田園都市線標準時刻表 桜新町駅 渋谷方面”. 東急電鉄. 2023年3月19日閲覧。
- 東急電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2023年度乗降人員 |東急電鉄”. 2024年6月8日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2019年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2020年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2021年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
- 私鉄の統計データ
- 東京都統計年鑑
- ^ 昭和52年
- ^ 昭和53年
- ^ 昭和54年
- ^ 昭和55年
- ^ 昭和56年
- ^ 昭和57年
- ^ 昭和58年
- ^ 昭和59年
- ^ 昭和60年
- ^ 昭和61年
- ^ 昭和62年
- ^ 昭和63年
- ^ 平成元年
- ^ 平成2年
- ^ 平成3年
- ^ 平成4年
- ^ 平成5年
- ^ 平成6年
- ^ 平成7年
- ^ 平成8年
- ^ 平成9年
- ^ 平成10年 (PDF)
- ^ 平成11年 (PDF)
- ^ 平成12年
- ^ 平成13年
- ^ 平成14年
- ^ 平成15年
- ^ 平成16年
- ^ 平成17年
- ^ 平成18年
- ^ 平成19年
- ^ 平成20年
- ^ 平成21年
- ^ 平成22年
- ^ 平成23年
- ^ 平成24年
- ^ 平成25年
- ^ 平成26年
- ^ 平成27年
- ^ 平成28年
- ^ 平成29年
- ^ 平成30年
- ^ 平成31年・令和元年
参考文献
[編集]- 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 桜新町駅(各駅情報) - 東急電鉄