梅屋 (神奈川県)
梅屋YouU館 | |
種類 | 株式会社[1] |
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本社所在地 |
日本 〒254-0043 神奈川県平塚市紅谷町[2]5-20 |
設立 | 1951年(昭和26年)1月[1] |
業種 | 不動産業 |
法人番号 | 2021001036203 |
代表者 | 濱田八千代(代表取締役社長)[3] |
資本金 | 1億円[2] |
関係する人物 | 伊藤雅俊(代表取締役会長、イトーヨーカ堂元社長) |
外部リンク | http://www.e-umeya.co.jp/ |
株式会社梅屋(うめや)は、平塚駅北口にあるテナントビルを運営する会社である[4]。
かつては、「梅屋百貨店」として日本百貨店協会に加盟し、湘南を代表する百貨店だった。商品供給グループとしては西武百貨店が主催する日本百貨店経営協議会 (JMA) や三越ジョイントバイインググループにも所属していた。現在は直営売場を完全に廃止してテナントだけのビルになっているため、百貨店協会及びどの百貨店グループにも属していない[5]。
概要
[編集]1909年(明治42年)に浜田イシが小間物類の行商を行ったのが始まりである[1]。 1951年(昭和26年)1月に資本金500万円で「株式会社梅屋」を設立して法人化した[1]。 1952年(昭和27年)に「厚木店」を皮切りに、1956年(昭和31年)7月に「小田原店」、1962年(昭和37年)12月に「秦野店」と多店化を進めたが、百貨店法への対応の為、1963年(昭和38年)9月に「株式会社丸梅ストアー」として支店網を分社化した[1]。
1963年(昭和38年)11月14日に[6]梅屋百貨店本館(地上13階・地下2階、約11,000m2)新築完成[2][7][8]。 後にテナントビル「ユーユー(YouU)館」(地上6階・地下1階、5,600m2)を増築。本館とユーユー館は6階、3階と地下で連絡された。
当時、湘南エリアには、これを上回る規模の百貨店は存在しなかったため、梅屋は、平塚を発祥とする十字屋、長崎屋等とともに「東は三浦から、西は熱海まで」(相模湾沿岸全て)の広大な商圏から集客をすることが可能だった。[要出典] しかし、1960年代後半 - 1970年代に入ると茅ヶ崎市、藤沢市、厚木市など隣接地域に大型店が続々進出したため商圏は次第に小さくなっていった。そして、市内にも、ラスカ(駅ビル 1973年6月20日開店 16,724m2)、忠実屋(紅谷町 1977年11月30日開店 後のダイエー平塚店 8,274m2)等が進出。小さなパイの奪い合いとなり、既存店の売上は減少していった。そして1999年4月21日、OSCオリンピック湘南シティが2倍近い広大な面積(31,120m2)のショッピングセンターを駅の南側に建設され、専門店街、飲食店街、映画館、銀行等が入居した。この影響で人の流れが変わり、とどめを刺すことになった。[要出典]
その結果、2008年(平成20年)9月30日に長崎屋[9](8,423m2[10])、そして2012年9月末にはダイエー(7,147m2)も閉店[11]。
そんな中、梅屋は「最後まで残った百貨店」として営業を続けてきたが、2005年に施行された「耐震改修促進法」により、老朽化ビルの耐震が義務づけられ、梅屋は改修が必須と診断された[2]。 濱田純一社長は「百貨店としての役目は終えた」[4]「百貨店としては全国でも小規模で、この規模の営業は私たちが国内最後だった」[12][13]等と語り、「百貨店としての梅屋」の閉店を決断した。
2011年8月31日に本館を閉店(従来からテナントビルだったユーユー館は営業を続行)し[2]改修工事着工[7]。 2012年9月25日、全館をテナントビル「ユーユー・ウメヤ(YouU UMEYA)」とリニューアルして再スタートした[4][13]。 これに伴い 従来の本館は「ユーユー本館」、ユーユー館は「ユーユー駅前館」と呼称が変更された[4]。ビルのコンセプトは「デイリーな需要に対応する生活密着館[4]。毎日使いたいリーズナブルプライス」とし、自動車を保有していない高齢者が買い物難民にならないように配慮している[13]。
2022年4月、運営会社の梅屋は施設の老朽化に伴い平塚ユーユー梅屋本館の営業を2022年9月末までに終了することを明らかにした[14]。そして、同年9月25日をもって梅屋本館は営業を終了した。[要出典]
フロアガイド
[編集]階 | 本館 フロアガイド(閉館) |
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6F | Coo&RIKU[4] 他 |
5F | |
4F | |
3F | パシオス、ハニーズ、他[要出典] |
2F | パシオス、きもの京彩、他[要出典] |
1F | レディース・ファッション他[要出典] |
B1F | スーパーマーケットたまや[4](2015/10閉店)⇒相鉄ローゼン[要出典] |
B2F | スーパーマーケットたまや[4](2015/10閉店)⇒相鉄ローゼン[要出典] |
階 | 駅前館 フロアガイド |
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6F | 100円ショップダイソー |
5F | 100円ショップダイソー |
4F | ユニクロ⇒催事場 |
3F | ナックキッズ |
2F | |
1F | サンドラッグ、ドトールコーヒー、崎陽軒、合鍵修理 |
B1F | サンドラッグ |
かつて存在した店舗
[編集]- 売場面積505m2[16]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j 『日本繊維商社銘鑑 昭和39年版 上巻』 東京信用交換所、1964年8月20日。pp414
- ^ a b c d e “平塚最後の百貨店、「梅屋・本館」が8月末で閉館へ”. 神奈川新聞(神奈川新聞社). (2011年8月2日)
- ^ “梅屋、再びテナントビル「youU」として25日オープン”. 湘南ジャーナル (湘南ジャーナル社). (2012年9月21日)
- ^ a b c d e f g h “平塚最後の百貨店「梅屋・本館」、専門店ビル「ユーユー本館」で再開へ”. 神奈川新聞(神奈川新聞社). (2012年9月15日)
- ^ ノート参照
- ^ “新興都市 平塚のデパートブーム 流通革命の波にのる長崎屋と周辺”. 月刊経済 1964年1月号 (月刊経済社) (1964年1月).pp54
- ^ a b “梅屋本館リニューアルへ”. 平塚. タウンニュース (2011年3月3日). 2013年9月20日閲覧。
- ^ “平塚最後の百貨店「梅屋・本館」が8月末で閉店へ”. ローカルニュース. カナロコ (2011年8月2日). 2013年9月20日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “長崎屋に幕 9月30日に一時閉店 今後については「白紙」”. タウンニュース 平塚 (タウンニュース社). (2008年9月18日)
- ^ “旧長崎屋解体へ 跡地活用の方針は未定”. タウンニュース 平塚 (タウンニュース社). (2013年2月28日)
- ^ “ダイエー平塚店が9月末で閉店、地域の消費低迷浮き彫りに”. 神奈川新聞 (神奈川新聞社). (2012年5月11日)
- ^ このコメントは「中小企業には、自社で直営売場を維持していくための資金調達が困難な時代になった」ということを示唆している。
- ^ a b c “梅屋、再びテナントビル「youU」として25日オープン”. 湘南ジャーナル (2012年9月21日). 2013年9月20日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “平塚の「ユーユー梅屋本館」9月に営業終了”. 神奈川新聞 (2022年4月27日). 2022年4月27日閲覧。
- ^ a b c 『日本職員録 第13版 上』 人事興信所、1970年。ppう25
- ^ a b 『日本セルフ・サービス年鑑 1968年版』 日本セルフ・サービス協会、1968年。pp239
- ^ 『ダイヤモンド会社要覧 非上場会社版 1970年版』 ダイヤモンド社、1970年。pp667
- ^ 『メリヤス総合名簿 1965上巻』 センイ・ジヤァナル、1964年。pp189
参考文献
[編集]- 2008年3月 平塚市・都市再生整備計画資料
- 神奈川新聞(2012年9月15日)、平塚タウンニュース(2012年9月20日号)、湘南ジャーナル(9月21日)