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梅田望夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
うめだ もちお

梅田 望夫
生誕 (1960-08-30) 1960年8月30日(64歳)
日本の旗 日本・東京都
出身校 慶應義塾大学工学部
東京大学大学院情報理工学系研究科修了
職業 実業家
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梅田 望夫 (うめだ もちお、1960年8月30日 - )は、アメリカ合衆国を拠点に事業を行っている日本人IT企業経営コンサルタントである。

人物

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父は劇作家梅田晴夫、妹は脚本家梅田みか。1960年、東京都生まれ[1]1990年代後半よりアメリカ・シリコンバレーでIT事業に携わっており、日本のコンピュータ関連企業の起業家に対する支援や、マネジメント・コンサルティングを行っている。2006年には著書『ウェブ進化論』でパピルス賞を受賞した。ミューズ・アソシエイツ(カリフォルニア州ロスアルトス)社長。

経歴

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慶應義塾幼稚舎慶應義塾普通部慶應義塾高等学校を経て、慶應義塾大学工学部電気工学科を卒業[2]有機化学者友岡克彦は幼稚舎時代からの親友[2]東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。1994年、コンサルティング会社アーサー・D・リトルの日本法人に入社した後[1]、1997年にミューズ・アソシエイツ(MUSE Associates, LLC)をシリコンバレーで創業した。2000年7月岡本行夫らとベンチャーキャピタルファンドのパシフィカ・ファンド(Pacifica Fund、カリフォルニア州パロ・アルト)を設立した。2005年3月28日より株式会社はてなの非常勤取締役だった[3](退任済み[4])。2010年6月より株式会社リコーの社外取締役に就任していた(退任済み[5])。2012年、国際社会で顕著な活動を行い世界で『日本』の発信に貢献したとして、内閣府から世界で活躍し『日本』を発信する日本人プロジェクト「世界で活躍し『日本』を発信する日本人[6]」の一人に選ばれた。

趣味

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梅田は、実際に将棋を指すことはない「指さない将棋ファン」と自認している[7]。2008年6月11日には棋聖戦佐藤康光棋聖対羽生善治挑戦者)[8]の、2008年10月18、19日にはパリにて行われた竜王戦渡辺明竜王対羽生善治挑戦者)[9]の、リアルタイム・ネット観戦記を担当した。2009年、第21回将棋ペンクラブ大賞で文芸部門・優秀賞を受賞(「機会の窓を活かした若き竜王」)。2010年、第22回将棋ペンクラブ大賞で文芸部門・大賞を受賞(『シリコンバレーから将棋を観る』)。

著書

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  • 『シリコンバレーは私をどう変えたか 起業の聖地での知的格闘記』(2001年、新潮社
  • 『シリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土』筑摩書房 2006年
  • 『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』ちくま新書 2006年 
  • 『ウェブ時代をゆく―いかに働き、いかに学ぶか』ちくま新書 2007年
  • 『ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!』(2008年、文藝春秋)のち文庫 
  • 『シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代』中央公論新社 2009年
  • 『どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語』中央公論新社 2010年
  • 『羽生善治と現代 - だれにも見えない未来をつくる』中公文庫 2013年
    • 「シリコンバレーから将棋を観る」と「どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?」の改題、再編集、加筆修正、合本

共著

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  • 『ウェブ人間論』平野啓一郎新潮新書、2006  
  • 『フューチャリスト宣言』茂木健一郎、ちくま新書、2007  
  • 『私塾のすすめ ここから創造が生まれる』齋藤孝 ちくま新書、2008 
  • 『ウェブで学ぶ ——オープンエデュケーションと知の革命』飯吉透、ちくま新書、2010 

訳書

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  • ノーマン・ワイザーほか『<予測>情報技術の進化とその生産性 実現が間近な「情報統合企業」』ダイヤモンド社 1992

関連項目

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脚注

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外部リンク

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