森安理文
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森安 理文(もりやす まさふみ、1915年10月15日 - 2003年12月21日)は、日本の文芸評論家。中世文学と近代文学を自由に論じた。
朝鮮生まれ。菊地邦彦の筆名で小説、評論などを書いた。のち本名で活動。 相模女子大学、千葉大学、東洋大学、國學院女子短期大学に勤務。
著書
[編集]- 『不信懐姙』(菊地邦彦名義、八潮書房) 1951
- 『月を見るな』(菊地邦彦名義、芸術社) 1956:新書判
- 『北涯』(菊地邦彦名義、審美社) 1964
- 『文学から文学まで 文学概論』(南雲堂桜楓社、近代の文学 別巻) 1964
- 『作家論の崩壊』(右文書院) 1971
- 『偉大なる落伍者 坂口安吾』(社会思想社、現代教養文庫) 1972
- 『微笑の受難者 太宰治』(社会思想社、現代教養文庫) 1974
- 『文芸批評の呪力』(明治書院、国文学研究叢書) 1976
- 『永井荷風 ひかげの文学』(国書刊行会) 1981.12
- 『谷崎潤一郎 あそびの文学』(国書刊行会) 1983.4
- 『愛日 詩歌集』(菊地邦彦名義、右文書院) 1970、のち二訂 1985.10
- 『文学論・漂泊の意匠』(右文書院) 1985.11
- 『川端康成 ほろびの文学』(国書刊行会) 1989.10
- 『折口信夫 むすびの文学』(国書刊行会) 1992.6
- 『最後の俳人文士・塩谷鵜平翁 』(トーカイ出版事業) 1995.9
- 『近代日本戦争文学論』(森安理文先生米寿記念「近代日本戦争文学論」刊行会) 2003.10
共編著
[編集]- 『近代文化の展望』(長瀬守,菊地邦彦、白帝社) 1952
- 『太宰治の研究』(編著、新生社) 1968
- 『文学成立の理論』(馬渡憲三郎共著、右文書院) 1969
- 『三島由紀夫研究』(長谷川泉ほか共編、右文書院) 1970、のち新版 2020
- 『無頼文学研究』(編、三弥井書店、叢書近代文芸研究) 1972
- 『坂口安吾研究』(高野良知共編、南窓社) 1973
- 『近代説話文学の構造』(明治書院) 1979.9
- 『近代文学の風土』(有山大五共編、国書刊行会、新批評・近代日本文学の構造3) 1980.3
- 『新構想・近代日本文学史』上(大森盛和編、国書刊行会、新批評・近代日本文学の構造7) 1982.12
- 『石川淳研究』(本田典国共編、三弥井書店) 1991.11
脚注
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参考文献
[編集]- 『川端康成』著者紹介