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森岡久元

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

森岡 久元(もりおか ひさもと、本名同じ(旧姓 井上)、1940年11月8日 - )は、日本作家。『姫路文学』『別冊関学文芸』『酩酊船』各同人

来歴

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大阪市生まれ。1944年広島県尾道市へ転住。尾道市立土堂小学校尾道市立長江中学校広島県立尾道商業高等学校を経て、関西学院大学文学部英文学科卒業。[1]高校2年の時、文芸部誌『ゲミュート』掲載の小説「風と話す人」が旺文社発行『高校時代』主催の第三回高校文芸誌コンクール小説の部で二席に入選(選者木村毅)。大学時代に同人誌『姫路文学』に参加。卒業後は文学活動から離れて、会社を創業して事業活動をする。1995年、休刊していた『姫路文学』の復刊を機に創作活動を再開。[2] その104,105号に掲載した『尾道渡船場かいわい』によって、2000年第7回神戸ナビール文学賞を受賞する[3]2001年『尾道渡船場かいわい』が第23回姫路市芸術年度賞を受賞。[4]

2012年4月から尾道市立大学非常勤講師。[5]

作品はその特徴から、江戸の文人大田南畝蜀山人)の伝記的小説、尾道を舞台とした自伝的要素の濃い小説、現代小説という3種類のグループに分類できる[6]

著書

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  • 『崎陽忘じがたく 長崎の大田南畝澪標 1999
  • 『南畝の恋 享和三年江戸のあけくれ』澪標 1999
  • 『尾道渡船場かいわい』澪標 2000
  • 『ビリヤードわくわく亭』澪標 2004
  • 『花に背いて眠る 大田南畝と二世蜀山人』澪標 2005
  • 『尾道物語 純情篇』澪標 2006
  • 『尾道物語 幻想篇』澪標 2008
  • 『サンカンペンの壺』澪標 2008
  • 『恋ケ窪』澪標 2009
  • 『十八歳の旅日記 尾道物語 姉妹篇』澪標 2010
  • 『尾道物語 旅愁篇』澪標 2012
  • 『深夜音楽』澪標 2013
  • 『埋門』澪標 2017

出典・脚注

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  1. ^ 尾道市立大学地域総合センター. “尾道ゆかりの講師を招いた「尾道学入門」講義のお知らせ”. 尾道市立大学. 2012年11月4日閲覧。
  2. ^ 山陽日日新聞記事抜粋 〜森岡久元さん 小説「十八歳の旅日記」上梓〜”. 山陽日日新聞 (2010年10月2日). 2012年10月28日閲覧。
  3. ^ 尾道文学の本流を歩む森岡久元と文学名所を再生産する光原百合”. 尾道市東京事務所 (2011年8月19日). 2012年10月24日閲覧。
  4. ^ 公益財団法人姫路市文化国際交流財団. “姫路市芸術文化賞 受賞者一覧”. 2014年8月25日閲覧。
  5. ^ 尾道市立大学地域総合センター. “尾道市立大学ニュース 尾道ゆかりの講師を招いた「尾道学入門」講義 〜森岡久元氏〜”. 尾道市立大学. 2012年10月24日閲覧。
  6. ^ 槇林滉二「続・日本近現代文学に描かれた尾道 -散文関係を中心に-」『尾道大学地域総合センター叢書』第5巻、尾道大学地域総合センター、2012年3月、99-82頁、CRID 1390853647692231552doi:10.18899/chi.05.06ISSN 1883-09432024年3月18日閲覧 

参考文献

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  • 井上 久男・黒住 格・伊原 秀夫編『姫路文学選集 兵庫県地下文脈大系[6]』風来舎、2000年、216頁参照。

外部リンク

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