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尾道市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おのみちし ウィキデータを編集
尾道市
尾道市旗 尾道市章
尾道市旗 尾道市章
1898年10月14日制定
日本の旗 日本
地方 中国地方山陽地方
都道府県 広島県
市町村コード 34205-0
法人番号 8000020342050 ウィキデータを編集
面積 284.89km2
総人口 123,097[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 432人/km2
隣接自治体 福山市三原市府中市世羅郡世羅町
愛媛県今治市越智郡上島町
市の木 サクラ
市の花 サクラ
尾道市役所
市長 平谷祐宏
所在地 722-8501
広島県尾道市久保一丁目15番1号
北緯34度24分33秒 東経133度12分20秒 / 北緯34.40911度 東経133.20544度 / 34.40911; 133.20544座標: 北緯34度24分33秒 東経133度12分20秒 / 北緯34.40911度 東経133.20544度 / 34.40911; 133.20544
地図
尾道市役所庁舎位置
尾道市役所
尾道市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

尾道市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト

尾道市(おのみちし)は、広島県南東部にある1898年明治31年)市制施行。備後圏域連携中枢都市圏の構成自治体の一つである[1]福山都市圏も参照)。

概要

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市街地と尾道水道。奥に見える2本の斜張橋は、手前が西瀬戸自動車道新尾道大橋で奥が国道317号尾道大橋
尾道水道より眺める市街地

山陽地方の中南部、岡山市広島市のほぼ中間に位置している。瀬戸内海(対岸の向島との間はその狭さから尾道水道と呼ばれる)に面し、古くから海運による物流の集散地として繁栄していた。明治時代山陽鉄道が開通して鉄道と海運の接点になったことで、広島県東部(備後地方)で最大の人口を抱える都市となるが、1960年代半ばには福山市(工業都市化で急速に発展し旧城下町で平地に恵まれた)に中心地の座を明け渡した。ただし、現在も備後都市圏の有力都市の一つとなっている。1999年5月の瀬戸内しまなみ海道開通によって四国今治市と陸路で結ばれ、物流面での利便性が高まり、2015年3月には中国横断自動車道(尾道松江線)が全線開通し、「瀬戸内の十字路」と呼ばれることもある。

の街」「文学の街」「映画の街」として知られる。文学では林芙美子志賀直哉などが居を構え、尾道を舞台とした作品を発表した。映画では小津安二郎監督の『東京物語』が尾道で撮影され、大林宣彦監督の『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』は「尾道三部作」として、若い世代に尾道を有名にした。他の自治体がロケ地観光の目的地になることを見込んで戦略的にロケ地の誘致に力を入れたのに対し、尾道は20世紀半ばから制作者の主体的判断による映画ロケが相次ぎ、全国に先駆けてロケ地観光の目的地になった点が異なる[2]。2000年代以降にはアニメの舞台にもよく使われ、アニメファンから「五大聖地」の一つと呼ばれるようになった[3]。テレビ番組やテレビドラマCMミュージック・ビデオグラビア、写真集などの撮影に使われることも多い[4]。また、二大碁聖として知られる本因坊秀策の出身地である因島は「囲碁の島」として有名であり、公園にも石製の碁盤があったが、現在は撤去されている。

2009年から9年連続で観光客数過去最高を記録し、2017年には観光客数が680万人と、2006年の合併により現在の市域となって以降で最多を記録している。2008年から2017年までで約25%の上昇となった[4]。その要因について、尾道市観光課では2015年の中国やまなみ街道の全線開通や、尾道水道日本遺産認定[5]、2016年の芸予諸島村上海賊、2018年の北前船と自治体最多の日本遺産認定、しまなみ海道サイクリングロードの認知度向上、メディア露出によるプロモーション効果を主原因と分析している[4]。2015年度には海外向けのプロモーションなど情報発信効果もあって、外国人観光客数も最多の21万4045人を記録している[5]

山間地域から沿岸地域、多くの島により、地域性豊かな農産物が多く栽培されている。わけぎいちじくレモンネーブルオレンジは全国1位の生産量を誇り、ももぶどうデラウェア)、八朔デコポンみかん、串柿、スイカ葉たばこ、きぬさやえんどうなどの生産は県内1位である[6]

地理

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山肌に住宅が密集する千光寺新道

市内中心部は概ね東西の国道2号、南北の国道184号及び長江通りと栗原本通りに沿って形成されている。尾道駅東側は国道2号に平行して古くからの商店などが立ち並んでいる。この地域は北側の山と南側の海に挟まれているため、平地が少なく山肌に住宅や神社仏閣が密集している。このため、道路も狭隘で傾斜するものが多く、「坂の街」と言われる所以となっている[7]。このような独特の景観から映画のロケ地として多く使われている。尾道駅西側も平地が少なく山手まで住宅が密集しているが、高層マンションもあり、山頂を切り崩してバイパスに直結したニュータウン(平原台団地、竜王台団地など)が整備されるなど、いわゆる尾道的な景観からは外れている。新尾道駅北方の峠(仙入峠)を超えると徐々に山あいに田園風景の広がる農村地帯に入り、海に近い市内中心部とは大きく趣が異なる。

市内東部、山波町の造船所を越えた東側からは干拓により造られた平地で、福山市三原市とほぼ等距離の位置にあり、両市を結ぶ国道2号バイパスを通じて山陽自動車道瀬戸内しまなみ海道とのアクセスがよいことから、沿岸には卸売、工業団地、倉庫が多く立地している(尾道卸売団地など)。東尾道駅周辺には分譲マンション、賃貸アパートや戸建住宅、郊外型量販店等や都市公園などが立地している。都市化が進み隣接する福山市松永地区とは連続的な街並みを形成しており、市内中心部とは街並みが大きく異なっている。東部は旧・備後福山藩領の沼隈郡であったため、東側の松永湾を挟んだ対岸の沼隈半島とも古くから結びつきが強く、沼隈半島には尾道市の飛び地(浦崎町)が存在している。

向島地区の中心部は北岸、すなわち本土の市内中心部と尾道水道を挟んだ対岸にあり、本土の市内中心部とともに尾道的な景観を演出している。平地の多くは塩田に由来するもので、造船所や工場団地、港湾施設、住宅などが密集しており、本土とフェリーが頻繁に連絡している。南岸は高見山など山の斜面が海にまで達しているため平地は少なく、都市化も進んでいない。海水浴場があるのも島の南岸である。

因島地区は南西部の土生港を中心とし、そこから国道317号を幹線として西北部へ向けて市街地が広がっている。重井、三庄、中庄、田熊といった地区にもまとまった住宅地がある。東部は海岸沿いに崖が連続する地形で、合間にある平坦地にいくつかの集落が点在している。

生口島地区は西北部の瀬戸田地区が中心部であり、瀬戸田港から耕三寺へ抜ける道沿いに商店街が形成されている。そこから北側の沿岸沿いに商業施設や工場などが並び、生口橋へと繋がっていく。南部沿岸はのどかな農村地域となっている。

周辺海域

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尾道水道航空写真(1981年)。東側に架けられた橋は尾道大橋新尾道大橋はまだ建設されていない。

主要河川

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  • 栗原川
  • 門田川 …… 栗原川支流
  • 藤井川
  • 御調川 …… 芦田川支流

水利

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主要山林

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島嶼

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気候

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尾道市のアメダスは市南部の生口島に置かれている。瀬戸内海式気候であり、平均降水量は全国平均の約1,700mmを下回る約1,100mmである。

生口島の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 16.5
(61.7)
20.4
(68.7)
22.2
(72)
27.5
(81.5)
32.0
(89.6)
34.2
(93.6)
36.0
(96.8)
37.5
(99.5)
36.0
(96.8)
33.0
(91.4)
25.8
(78.4)
22.2
(72)
37.5
(99.5)
平均最高気温 °C°F 9.5
(49.1)
9.9
(49.8)
13.0
(55.4)
18.1
(64.6)
22.9
(73.2)
26.0
(78.8)
30.0
(86)
31.9
(89.4)
28.3
(82.9)
22.8
(73)
17.2
(63)
11.9
(53.4)
20.1
(68.2)
日平均気温 °C°F 5.7
(42.3)
5.8
(42.4)
8.6
(47.5)
13.4
(56.1)
18.1
(64.6)
21.8
(71.2)
25.9
(78.6)
27.5
(81.5)
24.1
(75.4)
18.6
(65.5)
12.9
(55.2)
8.0
(46.4)
15.9
(60.6)
平均最低気温 °C°F 1.6
(34.9)
1.3
(34.3)
3.8
(38.8)
8.5
(47.3)
13.4
(56.1)
18.2
(64.8)
22.5
(72.5)
24.0
(75.2)
20.6
(69.1)
14.6
(58.3)
8.7
(47.7)
3.8
(38.8)
11.7
(53.1)
最低気温記録 °C°F −4.7
(23.5)
−6.3
(20.7)
−4.0
(24.8)
−1.2
(29.8)
3.4
(38.1)
9.8
(49.6)
15.6
(60.1)
17.4
(63.3)
11.4
(52.5)
4.7
(40.5)
−0.6
(30.9)
−3.0
(26.6)
−6.3
(20.7)
降水量 mm (inch) 39.5
(1.555)
49.7
(1.957)
84.4
(3.323)
88.9
(3.5)
108.3
(4.264)
172.3
(6.783)
177.6
(6.992)
89.5
(3.524)
126.8
(4.992)
95.9
(3.776)
59.2
(2.331)
46.2
(1.819)
1,138.4
(44.819)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 5.3 6.9 9.2 9.1 8.5 10.8 9.1 6.2 8.5 7.0 6.2 6.3 93.2
平均月間日照時間 141.9 140.1 177.0 192.1 206.5 149.7 189.9 220.7 163.7 169.8 146.2 140.8 2,047.1
出典:アメダス生口島観測所 (1991-2020) [9]

人口

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人口は市内ほぼ全域で減少しているが、市内東部の東尾道地区は、福山市松永エリアと市街地が隣接しており同市のベッドタウン化しており、マンションや商店が増加傾向にある。2010年12月28日時点の住民基本台帳において、島嶼部の住民比率は43.2%である。

尾道市と全国の年齢別人口分布(2005年) 尾道市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 尾道市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
尾道市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 183,325人
1975年(昭和50年) 185,503人
1980年(昭和55年) 180,901人
1985年(昭和60年) 177,532人
1990年(平成2年) 166,930人
1995年(平成7年) 159,890人
2000年(平成12年) 155,200人
2005年(平成17年) 150,225人
2010年(平成22年) 145,202人
2015年(平成27年) 138,626人
2020年(令和2年) 131,170人
総務省統計局 国勢調査より


歴史

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1929年尾道都市計画区域図

1169年嘉応元年)、尾道村が備後大田庄(現・世羅町)の倉敷地として指定され、発展の基礎となる[10]江戸時代には現在の市域の北西部(旧・御調郡)が広島藩領、東部(旧・沼隈郡)が備後福山藩領であった。領地の境に建てられた備後福山藩番所「防地番所跡」や、方角を示す石碑等が現存している(尾道ふくしむら付近、防地峠)。

明治時代廃藩置県時には当初広島県庁舎として使用していた広島城鎮台を設置することとなったため、伊達宗興権令が県庁舎を尾道に移転し広島県を「御調県」に改称する計画を提案した。しかし、前島密大蔵省官僚が県として手狭になることや無暗に移転することを嫌がり、結局新県庁舎の場所が広島市内で落ち着いたため実現しなかった[11]

沿革

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市域の変遷

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市町村制
施行以前
市町村制
施行以前
町村
1889年
4月1日
1898年
4月1日
1918年
1月1日
1921年
6月1日
1923年
3月1日
1937年
4月1日
1939年
7月1日
1944年
4月1日
1948年
5月3日
1949年
4月1日
1950年
4月1日
1950年
10月1日
1951年
4月1日
1953年
5月1日
1954年
3月31日
1955年
2月1日
1955年
4月1日
1957年
1月1日
1970年
4月1日
2005年
3月28日
2006年
1月10日
沼隈郡 浦崎村 浦崎村 尾道市 尾道市 尾道市 尾道市
百島村 百島村 尾道市
高須村 高須村 尾道市
西村 西村
山波村 山波村 尾道市 尾道市 尾道市
御調郡 尾道町 尾道町 尾道市 尾道市
栗原村 栗原村 栗原町
吉和村 吉和村
吉和塩浜
吉和漁師村
久山田村 深田村(久山田)
三成村 美ノ郷村
白江村
猪子迫村
本郷村
中野村
木門田村 木ノ庄村(木門田・畑・市原・木梨・木梨山方)
畑村
市原村
木梨村
木梨山方村
梶山田村 原田村
小原村
向島東村 向島東村 向東町[注 2]
菅村 菅野村 御調町
平木村
大塔村
仁野村
白太村 上川辺村
三郎丸村
大町村
大蔵村
中原村
本村
岩根村
市村 市村 市村
花尻村
平村
釜窪村
貝ヶ原村
高尾村
神村
江田村 木ノ庄村(江田・国守)
国守村
丸河南村 河内村
大田村
徳永村
丸門田村
今田村 今津野村
植野村
津蟹村
福井村
野間村
奥村
大原村
公文村
綾目村
大山田村 諸田村(大山田・下山田・千堂)
下山田村
千堂村
向島西村 向島西村 向島町 向島町 向島町
岩子島村 岩子島村
立花村 立花村
土生村 土生村 土生町 因島市
田熊村 田熊村 田熊町
三庄村 三庄村 三庄町 三庄町
椋ノ浦村 三浦村
鏡ノ浦村 中庄村
外ノ浦村
中庄村 中庄村
大浜村 大浜村
重井村 重井村
豊田郡 洲江村 東生口村
原村
瀬戸田町 瀬戸田町 瀬戸田町 瀬戸田町 瀬戸田町
沢村
垂水村 西生口村
生口福田村
林村 北生口村
生口中野村
鹿田原村
高根島村 高根島村
名荷村 名荷村
御寺村 南生口村
宮原村
荻村

尾道市史

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  • 尾道市史 上巻・中巻・下巻(1939年-1940年)
  • 新修尾道市史(1971年-1977年)
  • 新尾道市史(2019年-)

行政

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市長

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現職市長

  • 平谷祐宏(2007年(平成19年)4月27日就任、4期目[19]
  • 副市長:澤田昌文(2014年 - )前・広島エアポートホテル社長[20]
  • 教育長:宮本佳宏(2023年4月1日 - 、任期3年)[21]

歴代市長(官選)

氏名 就任年月 退任年月 備考
1 - 2 杉山新十郎 1898年8月
3 - 4 西村益三 1905年10月
5 向田幸蔵 1916年7月
6 - 7 向井団次 1919年8月
8 松田協輔 1927年6月
9 - 10 奥山源三郎 1932年3月
11 斎藤勧治 1937年1月
12 土屋寛 1940年3月
13 中山幾太郎 1942年5月
14 橋本龍一 1942年9月
15 田坂寧邦 1945年6月
16 石原善三郎 1945年12月24日

歴代市長(公選)

氏名 就任年月日 退任年月日 備考
17 石原善三郎 1947年4月
18 - 19 天野彦三 1951年4月
20 青山俊三 1959年5月
21 - 22 松谷勝 1963年4月27日 1971年4月26日
23 石原善三郎 1971年4月27日 1975年4月26日
24 佐藤勲 1975年4月27日 1979年4月26日 1979年2月に収賄容疑で逮捕されるも任期満了で退任。
25 - 28 博田東平 1979年4月27日 1995年4月26日
29 - 31 亀田良一 1995年4月27日 2007年4月26日
32 - 35 平谷祐宏 2007年4月27日 現職

行政機関

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尾道警察署
尾道市役所
総合支所 …… 因島
支所 …… 御調、向島、浦崎、百島、瀬戸田
出張所 …… 重井、中庄、三庄、東生口
連絡所 …… 向東
広島県警
尾道警察署 …… 浦崎町を除く旧・尾道市域、旧・御調町、旧・向島町地域を管轄。
尾道警察署因島分庁舎 …… 旧・因島市、旧・瀬戸田町地域を管轄。
福山西警察署 …… 尾道市市域では浦崎町を管轄。
尾道市消防局
尾道市・三原市消防指令センター
尾道消防署 …… 北出張所、御調分署、向島分署
尾道西消防署 …… 2008年4月1日より西分署より昇格。
因島消防署 …… 瀬戸田分署

官公庁・公的機関

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福山市とともに備後都市圏を所管するため、一部の県庁所在地よりも国の出先機関が多い。

国の機関
防衛省
自衛隊広島地方協力本部尾道出張所
法務省
広島刑務所尾道刑務支所
広島地方検察庁尾道支部
尾道区検察庁
広島法務局尾道支局
財務省
尾道税務署
神戸税関福山税関支署尾道糸崎出張所
神戸税関福山税関支署因島出張所
厚生労働省
尾道公共職業安定所
尾道労働基準監督署
農林水産省
神戸植物防疫所尾道出張所
国土交通省
第六管区海上保安本部尾道海上保安部
中国運輸局尾道海事事務所
中国運輸局因島海事事務所
裁判所
広島地方裁判所尾道支部
尾道簡易裁判所
県の機関
東部県税事務所尾道分室
東部厚生環境事務所東部保健所
東部農林水産事務所尾道農林事業所
民間の機関
本州四国連絡高速道路株式会社しまなみ尾道管理センター
中国電力尾道営業所
日本郵便尾道郵便局ほか

議会

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尾道市議会

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  • 定数:28人
  • 任期:2023年5月1日 - 2027年4月30日[22]
  • 第72代議長:吉和宏[23](平成会)
  • 第87代副議長:星野光男(木曜会)[23][24]

広島県議会

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  • 選挙区:尾道市選挙区
  • 定数:3人
  • 任期:2019年4月30日 - 2023年4月29日
  • 投票日:2019年4月7日
  • 当日有権者数:114,500人
  • 投票率:45.26%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数 備考
吉井清介 60 無所属 21,414票
高山博州 65 自由民主党 11,544票 2022年2月7日に辞職[25]
金口巖 64 無所属 9,588票
松浦幸男 76 自由民主党 8,643票

衆議院

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広島県第5区
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
寺田稔 63 自由民主党 74,362票
野村功次郎 51 立憲民主党 41,788票
広島県第6区
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
佐藤公治 62 立憲民主党 83,796票
比当 小島敏文 71 自由民主党 79,158票

姉妹都市・提携都市

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日本国内

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このほか、瀬戸内小京都尾道」として全国京都会議に加盟している。

海外

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友好交流都市

名所・旧跡・観光スポット

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尾道地区は戦火を免れたため、西の小京都と呼ばれるほど多くの大小の寺が今もなお点在している。島嶼部は海や植物等の自然に関するレジャー施設が点在する。

名所・旧跡

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神社仏閣

千光寺山から西国寺山山腹にかけて多数ある古寺

「古寺めぐりコース」という市内中心部の寺院を散策するための石畳で舗装された道があり、沿道に以下の神社仏閣がある[27]。これらのうち、持光寺、天寧寺、千光寺、大山寺、西國寺、浄土寺、海龍寺は「尾道七佛めぐり」を構成している[28]

  • 日輪山金剛台院持光寺禅林寺派) …… アジサイ寺として知られる。
  • 淸淨山寶幢院光明寺(禅林寺派) …… 横綱陣幕久五郎ゆかりの寺。
  • 無量山海福寺時宗) …… 三ツ首様伝説で知られる。
  • 如意山宝土寺(禅林寺派) …… 境内西側にある吉備津彦神社一宮神社)の神宮寺
  • 得生山安楽院信行寺(浄土宗) …… 尾道の歴史書『尾道志稿』の著者でかつての豪商油屋亀山士綱の墓、幕末維新の頃に尾道から大阪間の船使を開いた回船問屋竹内要助一門の墓、落語家で旅芸人であった尾道文治(旅文治ともいう)こと桂文治の墓がある。
  • 大寶山權現院千光寺真言宗) …… 市街、尾道水道向島が一望できる。千光寺公園から徒歩約10分。
  • 海雲山天寧寺曹洞宗) …… 三重塔は国の重要文化財(創建時は五重塔。江戸時代に改築)。
  • 艮神社 …… 尾道最古の神社。真上を市営千光寺山ロープウェイが通っている。
  • 本覺山妙宣寺日蓮宗) …… 尾道唯一の日蓮宗寺院。加藤清正を祀るお堂があり、中にある清正の像は毎年清正公まつりで公開されている。
  • 欣求山安養院慈観寺(時宗) …… ぼたん寺として知られる。
  • 傳法山正授院善光寺(浄土宗) …… 尾道社寺めぐり十七番札所。東京都目黒区祐天寺と関係が深く、祐天上人の真筆名号やゆかりの品々がある。石造常念物五万日廻向塔は市の重要文化財。
  • 潮音山善勝寺(真言宗)
  • 福善寺(浄土真宗
  • 御袖天満宮 …… 菅原道真ゆかりの宮。
  • 米瑠山天神坊大山寺醍醐派
  • 尾陽山願王院常称寺(時宗)
  • 金剛院(真言宗)
  • 摩尼山總持院西國寺(醍醐派) …… 真言宗醍醐派大本山。鎌倉時代以来の堂塔が居並ぶ。金堂、三重塔は国の重要文化財。
    • 西國寺持善院
  • 龜遊山淨泉寺(本願寺派
  • 来迎山引接院正念寺(時宗)
  • 慈雪山尊光寺(本願寺派) …… 尾道では珍しい現代建築の寺。
  • 智月山(獅子山)等持院西鄕寺(時宗) …… 本堂、山門は国の重要文化財。
  • 龍頭山海徳寺(時宗)
  • 轉法輪山大乘院浄土寺(時宗) …… 足利尊氏ゆかりの寺。
  • 海龍寺(真言宗)

「古寺めぐりコース」沿道以外には以下の神社仏閣がある。

  • 潮聲山耕三寺(本願寺派) …… 瀬戸田町生口島)。西の日光と謳われる程の荘厳な寺。
  • 潮音山向上寺(曹洞宗) …… 瀬戸田町(生口島)。三重塔は国宝
  • 久保八幡神社 …… 西久保町。八坂神社、来迎山引接院正念寺、龜遊山淨泉寺、慈雪山尊光寺などに囲まれている。
  • 三成八幡神社 …… 美ノ郷町。宗重院の管理下(別当寺)であった。
  • 烏須井八幡神社 …… 西則末町。御祭神は応神天皇神功皇后仲哀天皇。尾道町、向島東村向島西村、三成村、本郷村と5つの町村の氏神であったことから「五箇村頭八幡宮」と呼ばれ、明治時代の「栗原八幡神社」を経て現在の名前となった。縁結びの神様として有名。

公園・庭園

美術館・資料館

展望台

千光寺山展望台からの光景
  • 千光寺頂上展望台 …… 千光寺公園頂上エリアに、新しい展望台「PEAK」が2022年3月29日にオープンした。
  • 千光寺公園視点場……尾道城跡(千光寺公園西側)に、新しい眺望スポット「MiTeMi(みてみ)」が2022年3月11日にオープンした(愛称は同年11月に公募により決定。)。
  • 浄土寺山(瑠璃山)展望台 …… 浄土寺の背後にそびえる山の頂上にある。
  • 高見山 …… 電波塔が多数建てられている。瀬戸内海の島々の眺望が出来る。
  • 白滝山 …… 因島重井町。山頂周辺には五百羅漢が据えられている。
  • 因島公園 …… 因島土生町。四国連山や、瀬戸内海の島々の眺望が出来る。
  • 大浜埼灯台 …… 因島大浜町。

史跡・建築

  • 備後福山藩番所跡 …… 備後福山藩の番所建物と方角、広島藩との境界を示す石碑等が現存。街道を見下ろす往時のまま残っている番所跡は全国的に希少である(尾道ふくしむら付近、防地峠)。
  • 海物園跡 …… 塩田を経営して隆盛をきわめた富島家が島崎一円を庭園とした跡。広島藩内では「西の縮景園、東の海物園」と謳われた程であるが、現在は沼となっている。
  • 竹村家 …… 『東京物語』のロケ地の一つ。国の登録有形文化財。
  • 旧和泉家別邸 …… 近代尾道における別邸建築の代表的なもの。国の登録有形文化財。
  • みはらし亭 …… 近代尾道における別邸建築の代表的なもの。国の登録有形文化財。
  • 吉原家住宅 …… 日本最古の庄屋住宅。国の重要文化財。

温泉

  • 養老温泉
  • 尾道ふれあいの里
  • 原田ゆうじん温泉

海水浴場

  • 干汐海水浴場 …… 営業休止中。
  • 立花海水浴場
  • 岩子島海水浴場
  • 大浜海水浴場(しまなみビーチ)
  • 瀬戸田サンセットビーチ

その他

対岸からみた実物大戦艦大和オープンセット
文学のこみちに配置された林芙美子の句碑

このほか、『男たちの大和/YAMATO』撮影用に日立造船向島西工場跡地に造られた実物大戦艦大和オープンセットが、2006年5月まで一般公開されており人気を集めていた。このオープンセットは解体後、その一部や小道具類が呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)に寄贈されている。

  • 文学のこみち …… 千光寺公園内。千光寺山登山道に尾道にゆかりのある文学人の句碑が配置されている。
  • 足形みち……尾道市内の各所に、尾道市を訪れた有名人の足形が配置されている。
  • しまなみ交流館
  • 鼻の地蔵さん …… 因島三庄町。岬の突端の岩に彫られた地蔵尊の傍の小石を持ち帰ると、子授け、安産、厄除など女性の願いが叶うといわれている。地蔵鼻ともいう。
  • 岩屋巨石 … 向東町。岩屋山山頂付近にある巨石群[30]
  • 猫の細道 …… 艮神社の東側から海雲山天寧寺三重塔にかけて続く細い路地。地域猫が多く集まっているほか、複数のアートスポットがある。

祭事・行事

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  • 尾道みなと祭(4月下旬) …… 平山霊神社(尾道住吉神社)の例祭。
  • おのみち住吉花火まつり(7月最終週の土曜日) …… 平山霊神社(尾道住吉神社)の祭礼。
  • ホーランエ(7月頃) …… 高根厳島神社の例祭。
  • 岩子島厳島神社管弦祭(7月下旬から8月上旬) …… 岩子島厳島神社の例祭。廿日市市厳島神社管絃祭に因んでおり、上述の岩子島三原市の鯨島を御座船が遊覧・参詣する[8][31]
  • 因島水軍まつり(8月頃) …… 因島を支配していた村上水軍にちなんで行われるイベント。
  • 尾道灯りまつり(10月上旬) …… 港町だった尾道に船が入る際に目印としていた常夜灯が寺まで続く様子を現代に再現したもの。
  • ベッチャー祭り(11月1日 - 3日) …… 吉備津彦神社一宮神社)の祭礼。
  • 御調町秋祭り(10月頃) …… 年によって異なるが、主に尾道市御調支所周辺で行われる。

名産品・名物

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グルメ

農産物・農産加工品

  • …… 御調町菅野地区の有名品。御調町のカントリーサインには串柿のイラストが描かれている。
  • 蓬莱柿(ほうらいし) …… イチジクの品種の一つ。全国一の生産量を誇り、2015年に尾道ブランド第1号として認証された[32]

水産物・水産加工品

伝統工芸品

その他

  • ドビン …… かつて「古寺めぐりコース」などに現れ「観光ガイド犬」として親しまれた犬。

経済・産業

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旧来より北前船が寄港するなど港町、商都として栄えた。戦前までは広島市に匹敵する程の経済力を持っていたといわれ、りそな銀行三井物産など、多数の銀行の本店や企業の支店なども存在していた。また、水運に恵まれている立地から、古くから尾道、向島因島に造船所が存在し、商都のみならず工業都市の一面も持っており、特に因島は造船景気で栄えていた。近年は造船業の斜陽化により衰退の一途を辿りつつも、「瀬戸内の十字路」として交通条件の良さを利用し、工業団地の造成により他産業の誘致を進めている。

経済

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商店街(市内中心部商業地区)

  • 一番街商店街
  • 土堂中商店街
  • 本町センター商店街
  • 中央商店街
  • 尾道通り商店街(旧・金座街)
  • 久保本町商店街

主な商業施設

尾道福屋

金融機関

産業

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現在の主な産業としては下記のものが挙げられる。

尾道市内に本社を置く会社

主な工場・事業所

マスメディア

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尾道市内に事業所があるものを記載する。

テレビ局

ラジオ局

新聞社

その他

運輸・交通

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鉄道・索道

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山陽本線尾道駅
山陽新幹線新尾道駅
市営千光寺山ロープウェイ

新尾道駅は市街地から離れているため、関西方面から山陽新幹線尾道駅周辺の市中心部にアクセスする場合、「のぞみ」や「ひかりレールスター」などが停車する福山駅で在来線に乗り換えて尾道駅に向かうルートが本数も多く、所要時間も短い。

1964年までは尾道駅から石畦駅、1957年まではさらに御調郡御調町(2005年に尾道市に編入)の市駅までを結ぶ尾道鉄道(現・中国バス)と呼ばれる私鉄も運行されていた。

バス

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市内バス

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おのみちバス[33]が市内を走る路線バスを運行している。

  • 東西本線:鳴滝登山口 - 合同庁舎入口 - 尾道駅前 - 山波 - 高須車庫 / 東尾道駅
  • JA尾道総合病院線:尾道駅前 - 木曽病院 - JA尾道総合病院
  • 市民病院線:尾道駅前 - 市民病院
  • 尾道市立大学線:尾道駅前 - (DCM尾道店前 - 新尾道駅 - 栗原小学校北 - 門田 - JA尾道総合病院) - 市立大学( - 陽光台)
  • 三美園線:尾道駅前 - (北高入口・新尾道駅 / 市役所) - 北久保 - 三美園
  • 千光寺公園線:尾道駅前 - 北高入口 - 千光寺公園
  • 如水館線(尾道駅発着):尾道駅前 - 北高入口 - 新尾道駅 - 三成 - 如水館
  • びんご運動公園線
  • 新駅線:尾道駅 - 新尾道駅
  • 尾道工業団地線(尾道駅発着):(高須車庫 - )尾道駅前 - 福祉センター - (新尾道駅) - 松岡団地口 - 三成 - 尾道工業団地( - びんご運動公園北門)
  • 尾道工業団地線(東尾道駅発着):東尾道駅 - (東公園 / 池の浦) - 阿草 - 市民病院 - 三美園団地西 - 三成 - 尾道工業団地
  • 尾道工業団地線(松永駅発着 トモテツバスと共同運行):松永 - 松永駅南口 - 長和島南 - 南松永 - 西藤口 - 西藤農協 - 三成 - 尾道工業団地
  • 瀬戸田線:(総合病院 - )尾道駅前 - 市民病院 - 二番潟向島) - 向島農協 - 重井BS(因島) - 生口橋入口(生口島) - 瀬戸田港
  • 因島線(尾道因島線 おのみちバス・本四バス開発・因の島バスの共同運行):尾道駅前 - 浄土寺 - 二番潟(向島) - 向島農協 - 因島大橋(大浜 因島) - 因島北IC入口 - 金山 - 土生港
  • 向東線:向島支所 - 駅前渡船 - (兼吉) - 二文堂 - 歌 - 潮見ヶ浜
  • 立花線:向島支所 - 駅前渡船 - (兼吉) - 江の浦
  • 向島西循環線:駅前渡船 - 向島支所 - 有井 - (岩子島) - 御幸橋 - 駅前渡船 - 向島支所

中国バス[34]は尾道市と府中市世羅町を結ぶ路線などを運行している。

  • 福山・市・如水館線、金丸・市・如水館線:(如水館 - )市出張所 - クロスロードみつぎ - 御調高校前 - 三郎の滝 - 目崎車庫( - 府中駅前 - 金丸車庫 / 福山駅
  • 尾道・新尾道・市・甲山線:尾道駅前 - (桜土手経由 / 長江経由) - 新尾道駅 - 三成 - 市出張所 - クロスロードみつぎ - 御調高校前 - (大和経由 / バイパス経由) - 甲山
  • 尾道・原田線:尾道駅前 - (長江経由) - 新尾道駅前 - 三成 - 瓦焼 - (枝上 原田)

鞆鉄道[35]は尾道市福地や満越(尾道市浦崎町)を発着する路線、尾道市と福山市松永を結ぶ路線などを運行している。

  • 三原福地線:三原駅前 - 糸崎駅前 - 福地 - 登山口 / 上福地
  • 如水館線(松永駅発着):松永駅南口 - 長和島南 - 高諸神社 - バイパス東口 - 柳井 - 三成下組 - 如水館
  • 尾道工業団地線(松永駅発着 おのみちバスと共同運行):松永 - 松永駅南口 - 長和島南 - 南松永 - 西藤口 - 西藤農協 - 三成 - 工業団地
  • 尾道線:尾道駅前 - 太田橋 - 松永 - 赤坂駅前 - 運転免許センター - 福山駅
  • 沼南線:(松永 - )松永駅南口 - 藤江 - 灘 - 満越 / 常石・沼隈支所方面
  • 早戸線:福山駅前 - 運転免許センター - 園芸センター - 藤江 - 灘 - 満越

本四バス開発[36]生口島や因島を発着する路線を運行している。

  • 尾道因島線(おのみちバス・本四バス開発・因の島バスの共同運行):尾道駅前 - 浄土寺 - 二番潟 - 向島農協(向島) - 因島大橋(因島) - 因島北IC入口 - 金山 - 土生港
  • 生口島一周線(東回り・西回り):瀬戸田港 - 耕三寺 - 瀬戸田診療所前 - 赤崎 - 原桟橋 - 萩 - 瀬戸田港 - 耕三寺 - 瀬戸田診療所前
  • 高根線:瀬戸田港・耕三寺 / 瀬戸田診療所前(生口島) - 高根(高根島
  • 瀬戸田港 - 耕三寺 - 瀬戸田診療所前 - 赤崎(生口島) - 土生港(因島)

因の島バス[37]因島を発着する路線を運行している。

  • 尾道因島線(おのみちバス・本四バス開発・因の島バスの共同運行):尾道駅前 - 浄土寺 - 二番潟 - 向島農協(向島) - 因島大橋(因島) - 因島北IC入口 - 金山 - 土生港
  • 因島 島内バス A便:長崎 - 西回り三庄 - 土生港 - 大浜・重井
  • 因島 島内バス B便:重井・大浜 - 土生港 - 東回り三庄・長崎

百島と因島で自家用有償旅客運送(市町村運営有償運送)[38]が行われている。

高速バス

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停留所は主なものを示す。

道路

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高速道路

山陽自動車道尾道自動車道尾道JCTで接続しているが、両自動車道と西瀬戸自動車道は尾道市内で直接は接続していない(接続構想あり)ため、尾道IC - 西瀬戸尾道IC間で一般道を走るか、尾道ICより一つ岡山寄りの福山西IC(福山市)と西瀬戸尾道ICで相互に接続する国道2号のバイパス(尾道福山自動車道)を使って接続する形となる。

一般国道

主な県道

主な橋梁

尾道大橋(奥)と並走する新尾道大橋(手前)

道の駅

パーキングエリア

  • 瀬戸田(瀬戸内しまなみ海道)
  • 大浜(瀬戸内しまなみ海道)

海運

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旅客・貨物港湾

  • 尾道糸崎港
  • 歌港(向島)
  • 土生港(因島)
  • 重井港(因島)
  • 長崎港(因島)
  • 金山港(因島)
  • 椋浦港(因島)
  • 家老渡港(因島)
  • 瀬戸田港(生口島)
  • 沢港(生口島)
  • 洲江港(生口島)
  • 垂水港(生口島)
  • 鷺港(佐木島)
  • 向田港(佐木島)
  • 小佐木港(小佐木島)
  • 福田港(百島)

漁港

  • 第2種漁港
    • 吉和漁港(よしわぎょこう)
  • 第1種漁港
    • 串浜漁港(くしはまぎょこう)
    • 海老漁港(えびぎょこう)
    • 泊漁港(とまりぎょこう)
    • 西浦漁港(にしうらぎょこう )
    • 鏡浦漁港(かがみうらぎょこう )
    • 大町漁港(おおまちぎょこう)
    • 干汐漁港(ひしおぎょこう)
    • 立花漁港(たちばなぎょこう)

海の駅

  • おのみち海の駅

航路

尾道水道の渡船
向島行き渡船のりば

因島愛媛県上島町地域の交通の中心であり、この地域からの定期船は主に因島に航行している。

  • 駅前渡船(向島運航)・福本渡船・尾道渡船・桑田渡し(宮本汽船)
    • 尾道 - 向島
  • 備後商船
    • 尾道 - 戸崎 - 歌 - 満越 - 福田 - 常石(フェリー・快速船)
  • 歌戸運航
    • 歌桟橋(向東町) - 戸崎(浦崎町)
  • 瀬戸内クルージング
    • 尾道 - 因島 - 生口島(瀬戸田)(快速船)
  • 瀬戸田運航
    • 尾道 - 生口島(瀬戸田) - 因島
  • 芸予汽船
    • 因島 - 今治(快速船)
  • 土生商船
    • 因島 - 三原(フェリー・快速船)
  • 三光汽船
    • 因島 - 生口島(フェリー)
    • 因島 - 生口島 - 岩城島(フェリー)
  • 長江フェリー、岩城汽船、因島海運
    • 因島 - 岩城島(フェリー)
  • 弓削汽船
    • 因島 - 弓削(フェリー)
  • 家老渡フェリー汽船
    • 因島 - 弓削(フェリー)
  • 上島町魚島総合支所
    • 因島 - 弓削島 - 魚島(快速船)
  • 尾道市因島総合支所
    • 因島 - 細島(フェリー)

航空

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通信

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電話

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市外局番は因島・瀬戸田地域が0845(20 - 39)、その他が0848(20 - 89)となっている。なお、0848(20 - 89)、084(900 - 909、930、933 - 939)は同一区域扱いとなる。旧市外局番が08487だった御調地域は2005年1月、旧市外局番が08452だった因島・瀬戸田地域は2005年2月に変更。

  • 0848(20 - 89)・084(900 - 909、930、933 - 939)エリア
    • 三原市(三原・本郷地域)・尾道市(因島・瀬戸田地域を除く)・福山市(松永地域)
  • 0845(20 - 39)エリア
    • 尾道市(因島・瀬戸田地域)

郵便

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尾道市内の郵便物の集配は、以下の郵便局が行っている。

施設

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医療・福祉

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文化・スポーツ施設

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ホール

図書館

尾道市立中央図書館
みつぎ子ども図書館「すくすく」

スポーツ・公園

映画館

「映画の街」として知られ、1960年代から1970年代にかけて10館ほどの映画館があった。2001年10月に尾道松竹が閉館して映画館がなくなったが、2008年10月にシネマ尾道が開館した。

美術館、博物館、資料館

尾道市立美術館

教育

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小学校

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市立

中学校

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市立

2010年4月、因島南部にある田熊、土生、三庄中学校を統廃合し、因島高等学校旧校舎跡地に因島南中学校が開校した。因島市との合併後は、土生幼稚園と統合地区の小学校を含めた、公立では非常に珍しい幼小中一貫校である「因南学園」(仮称)を設置する方針もあったが実現しなかった。なお、因島北部にある因北中学校は、これが正式名称であり、「因島北中学校」の略称ではない。

私立

高等学校

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県立

市立

私立

大学

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専門学校

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その他

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統廃合及び廃止された教育機関

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尾道を舞台(モデル)とした作品

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林芙美子志賀直哉をはじめとする文学人や、「尾道三部作」、「新・尾道三部作」で知られる大林宣彦監督に代表されるように、尾道を舞台とした文芸作品は数多く存在し、尾道は「文学の街」「映画の街」とも称される。林芙美子や志賀直哉のほか、歌人の中村憲吉も尾道に住んだことがあり、千光寺山登山道はこれら尾道にゆかりのある文学人の句碑が配置され、「文学のこみち」を称している。近年では、アニメも尾道を舞台としたり、テレビ番組テレビドラマCMなどでもよく登場する[4]

文学

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映画

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大林宣彦監督作品

テレビドラマ

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ドキュメンタリー

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漫画

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アニメ

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ゲーム

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ミュージックビデオ

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広告

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このほか、ヤマト運輸コカ・コーラなどのCMも撮影されている。

名誉市民

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旧・因島市名誉市民と旧・瀬戸田町名誉町民はそのまま尾道市名誉市民として引き継がれている[10]

(五十音順)

旧・因島市名誉市民

旧・瀬戸田町名誉町民

大使など

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  • 尾道観光親善大使(旧・ミス尾道)
  • 尾道観光大使(旧・尾道観光大志)

著名な出身者

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(五十音順)

学術・文化・芸術

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芸能・マスコミ

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音楽

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棋士

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スポーツ

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政財界

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その他

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ゆかりのある人物

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(五十音順)

暴力団

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尾道市内に三代目俠道会が本部を置く。尾道に隣接する福山市西部に、三代目俠道会の二次団体である三代目下森組(したもりぐみ)が本部を置く。[要出典]

市政テレビ番組

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  • ピックアップ情報おのみち(ちゅピCOMおのみち)

脚注

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注釈

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  1. ^ 行政上は三原市に属する。「大鯨島」と「子鯨島」の二島が存在し、名称は中世までは毎年クジラ回遊が見られた事に由来するとされる。
  2. ^ 1954年4月1日町制施行。
  3. ^ 「722-02xx」地域は元・美ノ郷郵便局管轄。2006年に美ノ郷郵便局の無集配局化に伴って尾道郵便局へ移管。
  4. ^ 「722-21xx」地域は元・重井郵便局管轄、「722-22xx」地域は元・中庄郵便局管轄。2006年に重井郵便局・中庄郵便局の無集配局化に伴って因島郵便局へ移管。
  5. ^ 「722-03xx」地域は元・御調郵便局管轄、「722-15xx」地域は元・垣内郵便局管轄、「723-01xx」地域は元・長谷郵便局管轄、「729-03xx」地域は元・糸崎郵便局管轄、「729-04xx」地域は元・本郷郵便局管轄、「729-22xx」地域は元・幸崎郵便局管轄。それぞれ、1998年に糸崎郵便局、2003年に幸崎郵便局、2004年に長谷郵便局、2006年に垣内郵便局・本郷郵便局、2018年に御調郵便局の無集配局化に伴って三原郵便局へ移管。
  6. ^ 「720-05xx」地域は元・藤江郵便局管轄、「729-02xx」地域は元・備後本郷郵便局管轄。2006年に藤江郵便局・備後本郷郵便局の無集配局化に伴って松永郵便局へ移管。

出典

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  1. ^ びんご圏域ビジョン — 成長戦略 2018 —”. 備後圏域連携協議会. 2024年12月26日閲覧。
  2. ^ 和田崇「「映画のまち・尾道」の認知度と観光行動―ロケ地観光の持続可能性―」『県立広島大学経営情報学部論集』第10巻、県立広島大学、2017年12月、101-114頁、CRID 1050578283038239360ISSN 188279852024年4月1日閲覧 
  3. ^ ASCII.jp:アニメファンならぜひ行きたい ! 聖地巡礼ツアー”. アスキー (2014年1月25日). 2021年3月6日閲覧。
  4. ^ a b c d 岩田勉『尾道市の観光の現状と課題』中国情報通信懇談会 (PDF) 尾道市観光課 2018年6月26日
  5. ^ a b “尾道の観光客、昨年は674万人 やまなみ街道全通や日本遺産認定効果か”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2016年6月15日). https://www.sankei.com/article/20160615-U3AW3QWBLJOGZCXSC5BSV4EFBA/ 2021年3月6日閲覧。 
  6. ^ おのみち自慢 | スローフード|尾道市産業部 農林水産課”. 尾道市産業部農林水産課. 2010年11月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月6日閲覧。
  7. ^ 広島県民に「広島風お好み焼き大好き!」と言ってはいけない | 知ったら住みたくなるケンミン性 | ダイヤモンド・オンライン”. ダイヤモンド社 (2016年7月28日). 2021年3月6日閲覧。
  8. ^ a b 村上晴澄, 今川了俊の紀行文『道ゆきぶり』にみる鯨島(PDF), 立命館大学
  9. ^ 生口島 平均値 1991-2020”. 気象庁. 2024年3月21日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g 尾道市市勢要覧 - 尾道市ホームページ”. 尾道市 (2020年2月27日). 2021年3月6日閲覧。
  11. ^ 藩から県へ―広島県の誕生―” (PDF). 広島県立文書館 (2009年). 2015年12月11日閲覧。
  12. ^ 尾道-豊島間の定期船・大崎丸が沈没『中国新聞』昭和10年1月23日夕刊(『昭和ニュース事典第5巻 昭和10年-昭和11年』本編p635 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  13. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、100頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  14. ^ 「尾道でも生埋め 13人は救出、2人死ぬ」、朝日新聞、1969年7月2日朝刊12版、15面
  15. ^ 「交通事故死 地域差の解消に重点」、朝日新聞、1976年1月14日朝刊13版、22面
  16. ^ 「山からは鉄砲水 不明二十四人に 住民、巡視船で脱出」、朝日新聞、1976年9月13日朝刊13版、22面
  17. ^ 因島大橋(いんのしまおおはし)|広島県”. 広島県 (2015年3月11日). 2021年3月6日閲覧。
  18. ^ 生口橋(いくちばし)|広島県”. 広島県 (2015年3月11日). 2021年3月6日閲覧。
  19. ^ プロフィール - 尾道市ホームページ”. 尾道市秘書広報課 (2019年5月7日). 2021年3月6日閲覧。
  20. ^ 副市長の選任同意議案│FMおのみちWeb”. 尾道エフエム放送 (2014年3月14日). 2024年3月23日閲覧。
  21. ^ 尾道市教育長に宮本氏、三原小学校の校長”. 中国新聞デジタル (2023年3月22日). 2024年3月23日閲覧。
  22. ^ 市町長・議員の任期満了日 - 選挙管理委員会|広島県”. 広島県 (2023年12月19日). 2024年2月12日閲覧。
  23. ^ a b 正副議長について”. 尾道市 (2023年5月24日). 2023年11月1日閲覧。
  24. ^ 尾道市議会 議長に吉和宏氏 副議長は星野光男氏 ともに初”. 中国新聞デジタル (2023年5月16日). 2024年2月9日閲覧。
  25. ^ 大規模買収事件で「起訴相当」 高山博州県議が辞職│NHK NEWS WEB 広島”. NHK (2022年2月7日). 2022年2月7日閲覧。
  26. ^ 嘉義市政府民政處/行政處 (2016年12月22日). “共創雙贏 嘉義、尾道兩市簽署友好交流協定” (繁体中文). 2017年2月19日閲覧。
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外部リンク

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