コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

尾道大橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
尾道大橋

尾道大橋(奥)と並走する新尾道大橋(手前)
基本情報
日本の旗 日本
所在地 広島県尾道市
起点側 : 向東町 - 終点側 : 高須町
交差物件 尾道水道瀬戸内海
座標 北緯34度24分33.8秒 東経133度12分59.9秒 / 北緯34.409389度 東経133.216639度 / 34.409389; 133.216639
地図
尾道大橋の位置(広島県内)
尾道大橋
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
テンプレートを表示
国道317号標識
国道317号標識
1974年(昭和49年)の尾道大橋周辺。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成新尾道大橋架橋前。

尾道大橋(おのみちおおはし)は、広島県尾道市国道317号にある海上道路橋である。本州本土向島を結ぶ。1968年土木学会田中賞受賞[1]

概要

[編集]

1968年昭和43年)3月尾道大橋有料道路として開通[2]

2013年平成25年)3月31日に料金徴収期間満了を迎え[3]、翌日の4月1日0時に無料開放された[4]

本州本土と向島の間にある幅約 200 m [5]尾道水道を渡り、西側55 m の位置に並行する「双子橋」[6]新尾道大橋西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の有料自動車専用橋、尾道大橋は歩行者も渡ることのできる生活道路として用いられる。

諸元

[編集]
  • 路線名 : 国道317号
  • 全長 : 386 m [7]
  • 最大支間長 : 215 m [8]
  • 海面からの主塔高 : 約 76 m [8]
  • 海面からの路面高 : 34 m
  • 橋種 : 3径間連続鋼箱桁放射形斜張橋[6]
  • 管理 : 広島県[9]
  • 設計 : 日本構造橋梁研究所[1]
  • 施工

歴史

[編集]

日本道路公団の一般有料道路事業として建設。道路公団管理の橋としては初めて竣工した鋼斜張橋[1]であり、日本で初めて主径間長が 200 m を超えた斜張橋[8]である。

年表

[編集]

尾道大橋有料道路当時のデータ

[編集]

概要

[編集]
  • 起点 : 広島県尾道市向東町(国道317号交点)
  • 終点 : 広島県尾道市尾崎本町(国道2号交点)
  • 全長 : 2.9 km
  • 規格 : 第3種第2級
  • 車線数 : 2車線
  • 設計速度 : 50 km/h
  • 償還完了日 : 2013年(平成25年)3月31日

有料当時の料金

[編集]
  • 軽車両(125cc以下の原付・自転車) : 10円
  • 軽自動車・自動二輪車(125cc超) : 50円
  • 普通車・中型車 : 150円
  • 大型車 : 250円
  • 特大車 : 580円
  • 料金徴収期間満了時
  • 歩行者は無料。

特記事項

[編集]
  • 歩行者・二輪車は風速 20 m 、その他の車両は風速 25 m で通行止めとなる。
  • 歩道は斜張橋特有のケーブルもあり部分的に非常に狭く、特に自転車での通行は困難である。沿線自治体などは安全の為に向島 - 尾道間を自転車で移動する場合は尾道渡船の利用を推奨している。
  • 新尾道大橋は景観を配慮し、尾道大橋と橋種・最大支間長は共に同じで主塔高もほぼ同じである。新尾道のほうがケーブルが細くケーブル本数が多く、主塔も1本とスリム化しているが、設計解析は複雑化している。これは尾道大橋の設計から30年間で技術向上を果たしたことを意味している[8][11]

ギャラリー

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d 業務実績”. 日本構造橋梁研究所. 2013年4月2日閲覧。
  2. ^ “渡船への影響懸念 : 広島 : 地域”. 読売新聞 (読売新聞社). (2013年3月30日). オリジナルの2013年4月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130405073835/http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20130329-OYT8T01806.htm 2015年6月21日閲覧。 
  3. ^ a b c 公社概要”. 広島県道路公社. 2013年4月2日閲覧。
  4. ^ a b “尾道大橋の無料化スムーズ”. 中国新聞 (中国新聞社). (2013年4月2日). オリジナルの2013年4月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130406001724/http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201304020029.html 2015年6月21日閲覧。 
  5. ^ a b c d 尾道大橋”. 鋼橋技術研究会. 2013年4月2日閲覧。
  6. ^ a b 尾道と向島を結ぶ双子橋 尾道大橋・新尾道大橋”. 愛媛県庁. 2009年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月18日閲覧。
  7. ^ 広島県橋梁長寿命化修繕計画” (PDF). 広島県庁土木局道路整備課. p. 5 (2011年5月). 2015年6月21日閲覧。
  8. ^ a b c d 尾道大橋と新尾道大橋(広島県)”. 大阪大学. 2013年4月2日閲覧。
  9. ^ a b 尾道大橋有料道路の無料開放について”. 広島県庁. 2013年4月2日閲覧。
  10. ^ 実績の紹介”. 大林組. 2013年4月2日閲覧。
  11. ^ “景観との調和 工夫”. 中国新聞 (中国新聞社). (1998年3月27日). オリジナルの2006年10月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20061007021116/http://www.chugoku-np.co.jp/setouti/shima7/980327.html 2011年7月18日閲覧。 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]