森脇唯人
自衛隊より公表された肖像写真 | |
個人情報 | |
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国籍 | 日本 |
生誕 | 1996年8月8日(28歳)[1] 東京都足立区[2] |
身長 | 188 cm (6 ft 2 in) [1] |
スポーツ | |
競技 | ボクシング |
階級 | ライトヘビー級 |
所属 | 自衛隊体育学校 |
特徴 | 右ボクサーファイター[2] |
森脇 唯人(もりわき ゆいと、1996年8月8日 - )は、日本の男子アマチュアボクシング選手。階級はライトヘビー級。2020年東京五輪(2021年開催)及び2018年アジア大会に出場。全日本選手権5連覇。東京都足立区出身。法政大学卒業。トレジャーハウス所属[3]。自衛隊体育学校に所属していた元自衛官(2021年11月現在の階級は3等陸曹[4])。
経歴
[編集]足立区立江北小学校・江北中学校を卒業[5]。小学5年から中学3年まで続けていた極真空手では、長身のために顔面打撃の反則を犯す傾向があったが、逆にこの特徴が私立駿台学園高等学校定時制で始めたボクシングで開花した[1][6]。高校3年時の2014年には平成26年度インターハイのミドル級で3位に入賞した[6]。
法政大学法学部[7]に進むと、2017年から全日本ボクシング選手権大会で3連覇した[6]。また大学3年時の2018年にはロシア国際トーナメントで銅メダルを獲得[6]ほか、ジャカルタで開催されたアジア大会に出場(テスト大会では金メダル獲得[2][7]、本大会では1回戦敗退[8])。
大学卒業後の2019年に自衛隊に入隊し、スポーツに専念する「体育特殊技能者」の隊員として自衛隊体育学校に所属[6]。
2020年3月に、日本ボクシング連盟によって2020年東京オリンピックのボクシング競技男子ミドル級代表に選出された[9]。
2021年2月11日、国立代々木競技場で開催のチャリティーボクシングイベント『LEGEND』でWBOアジア太平洋スーパーウェルター級王者・井上岳志と対戦[10]。
新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響で1年遅れて2021年7月に実施された東京オリンピックでは、2回戦でウクライナの選手に判定負け[11]。同年11月の全日本選手権ではミドル級4連覇を達成した[12]。
ミドル級が2024年パリオリンピックで廃止されるとの情報から2022年にライトヘビー級に転向した[13]。同年11月の全日本選手権はライトヘビー級に出場し、転向後の初めての大会であったが優勝して大会5連覇を達成した[14]。
2023年11月26日の全日本選手権ライトヘビー級決勝戦で若谷豪に判定で敗れて、大会連覇が途切れた。また、本大会は2024年パリオリンピック世界予選の代表選考を兼ねていたため、同五輪への森脇の出場も消滅した[15]。
2024年8月31日、アメリカを拠点にプロ転向を表明[16]。
人物
[編集]地元の足立区への愛着が強く、特別に自衛隊の寮ではなく実家から通勤していた[5]。
脚注
[編集]- ^ a b c “選手プロフィル 森脇 唯人”. 時事通信 (2021年7月1日). 2021年11月29日閲覧。
- ^ a b c “【TOKYO2020 ボクシング】日本代表名鑑Vol.6 森脇唯人「今回から3大会連続出場を目指す」”. ボクシング・マガジン (2021年7月23日). 2023年12月31日閲覧。
- ^ “スポーツ報知様より、弊社所属の森脇唯人選手のプロ転向に関する記事がアップされました”. トレジャーハウス (2024年8月31日). 2024年9月19日閲覧。
- ^ “自衛隊体育学校Twitter”. Twitter. 自衛隊体育学校 (2021年11月28日). 2021年11月30日閲覧。
- ^ a b “~足立大好きインタビュー~ボクシング日本代表・森脇唯人さん”. 足立区 (2021年7月8日). 2021年11月29日閲覧。
- ^ a b c d e オリンピックチャンネル編集部 (2021年4月12日). “森脇唯人:極真空手を経てボクシング転身で開花。東京五輪ミドル級のメダル候補に【アスリートの原点】”. 国際オリンピック委員会. 2021年11月29日閲覧。
- ^ a b “プレアジア大会 森脇唯人選手(法学部3年)が優勝”. 法政大学 (2018年2月21日). 2021年11月30日閲覧。
- ^ “ジャカルタ・パレンバンアジア競技大会2018 >ボクシング > 結果:8月25日”. 日本オリンピック委員会. 2021年11月29日閲覧。
- ^ “ボクシング、成松ら東京五輪代表 開催国枠の男子3選手”. 日本オリンピック委員会 (2020年3月20日). 2021年11月29日閲覧。
- ^ “チャリティーボクシングイベント『LEGEND』これは凄いイベント!キービジュアル解禁”. PR TIMES (2021年2月8日). 2022年1月6日閲覧。
- ^ “女子フライ級、並木が8強入り ボクシング・29日”. 日本オリンピック委員会 (2020年7月29日). 2021年11月29日閲覧。
- ^ “入江 75秒でV奪還、18年以来2度目のMVP それでも引退意思変わらず”. スポニチアネックス. (2021年11月29日) 2023年12月31日閲覧。
- ^ “全日本選手権ミドル級4連覇の森脇唯人がライトヘビー級転向初戦で1回RSC勝ち”. スポニチアネックス. (2022年11月27日) 2022年11月27日閲覧。
- ^ “東京五輪代表の森脇唯人が大会5連覇【全日本ボクシング選手権】”. 中日スポーツ. (2022年11月27日) 2023年12月31日閲覧。
- ^ “【ボクシング全日本】若谷豪が東京五輪代表の森脇下し優勝 パリ消滅の森脇は淡々「それが全てではない」”. スポニチアネックス. (2023年11月26日) 2023年12月31日閲覧。
- ^ “【ボクシング】東京五輪ミドル級代表の森脇唯人がプロ転向へ「世界王者になる。楽しみしかない」”. 日刊スポーツ. (2024年8月31日) 2024年9月19日閲覧。