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植原翠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
植原 翠
(うえはら すい)
ペンネーム 植原 翠
(うえはら すい)
誕生 4月8日 (生年非公表)
日本の旗 日本静岡県
職業 小説家
言語 日本語
活動期間 2016年 -
ジャンル 小説
代表作 「喫茶『猫の木』」シリーズ
主な受賞歴 「LIMIT」Amazon.co.jp POD文学賞 入賞[1]
デビュー作 「喫茶『猫の木』物語。〜不思議な猫マスターの癒しの一杯〜」
ウィキポータル 文学
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植原 翠(うえはら すい)は、日本小説家である。静岡県在住[2]。「喫茶『猫の木』物語。〜不思議な猫マスターの癒しの一杯〜」でデビュー。

経歴

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子供の頃から空想やお話づくりを好む。小学生時代、竹下文子の「ドルフィン・エクスプレス」に出会い、一人称小説の面白さを知る[3]

学生時代はモバゲーのアカウントを持っており、携帯で小説を読んでいた。社会人になってそのことを思い出し、モバゲーの関連サイトであるエブリスタで活動を始める[3]。小説の他、イラストも数多く投稿した。

2016年2月、同サイトの投稿小説「LIMIT」が書籍化。同作は「植物」名義だったが、のちにペンネームを改める。植原翠としては、同年12月の「喫茶『猫の木』物語。〜不思議な猫マスターの癒しの一杯〜」が初の書籍化となった[4]

2019年9月現在、七作品を書籍として出版済。小説以外の作品はpixivにも投稿されている[5]

作風

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影響を受けた作品として、前述の「ドルフィン・エクスプレス」を挙げている。これは、小学校の先生からのプレゼントだった[3]

「同じような作品しか書けない人」と思われることを嫌い、できるだけ毎回、作風を変えている。「こんなものも書けるんだ!」とびっくりしてほしい[6]のだという。

人物

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小説執筆のかたわら、趣味でイラストや漫画を手がける。Web投稿の小説に自らの描いた表紙をつけることもある[7]。「喫茶『猫の木』の秘密。」が刊行された際には、特典ポストカードの裏に植原の描いたイラストが印刷された[8]

甘党を自称する[9]。執筆を何時間も続けるときは、さっと摘めるクッキーを横に置き、食べながら書く[6]

また、植物動物 (特に鳥類) をこよなく愛す。現在のペンネームは「植物と鳥のイメージから[10]」名付けられたものである。

作品一覧

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書籍(単著)

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書籍(選集)

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Web投稿

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  • 「自殺プランナー」
  • 「狐の呼坂」
  • 「タイムカプセル」
  • 「眠らぬ猫の夢」……短篇集。
  • 「LIMIT」シリーズ……書籍版の続篇を含む。
    • 「LIMIT」
    • 「REGRET」
    • 「RESTART」
  • 「猫男喫茶の来客」……「喫茶『猫の木』」シリーズのWeb版。書籍とは内容が多少異なる。
  • 「神さまの身代金」……「神様の身代金」のWeb版。書籍とは内容が多少異なる。
  • 「駄犬先輩と夕暮れ階段」
  • 「夕方七時に会いに行く」
  • 「てきとうに息してる」……短篇集。
  • 「自宅で暗殺者飼ってる。」シリーズ
    • 「自宅で暗殺者飼ってる。」
    • 「自宅で暗殺者飼ってる。(おかわり!)」
  • 「チャラリーマンと女装ウェイトレス」
  • 「アナザーウィング」
  • 「月と双子と望遠鏡」
  • 「てきとう漫画」シリーズ……pixivに投稿された漫画作品。
    • 「恋する死神くん」
    • 「俺が腐女子にしてやる」

関連項目

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出典・脚注

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  1. ^ 【小説投稿コンテスト】Amazon POD文学賞 予選”. エブリスタ. 株式会社エブリスタ. 2019年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月21日閲覧。
  2. ^ Twitterのプロフィール欄。
  3. ^ a b c 「文芸ラジオ 4号」2018年6月3日、京都造形芸術大学 東北芸術工科大学 出版局 藝術学舎。32頁。
  4. ^ 「喫茶『猫の木』物語。〜不思議な猫マスターの癒しの一杯〜」2016年12月20日、マイナビ出版。表紙カバー折り返し。
  5. ^ pixiv「植原翠」のプロフィール。
  6. ^ a b 「文芸ラジオ 4号」33頁。
  7. ^ 「自殺プランナー」、「チャラリーマンと女装ウェイトレス」、「LIMIT」シリーズ等。
  8. ^ 喫茶『猫の木』の秘密。 ~猫マスターの思い出アップルパイ~”. マイナビBOOKS. マイナビ出版. 2024年3月21日閲覧。
  9. ^ エブリスタのプロフィール欄。
  10. ^ 2017年4月26日のツイート。

外部リンク

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