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楠村 (愛知県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
くすのきむら
楠村
楠村役場跡碑
楠村役場跡碑
廃止日 1955年10月1日
廃止理由 編入
現在の自治体 名古屋市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県
西春日井郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 6.20 km2.
総人口 4,045
(愛知県郡市町村勢要覧[1]、1950年10月1日)
隣接自治体 名古屋市春日井市守山市、西春日井郡師勝村豊山村山田村
楠村役場
所在地 愛知県西春日井郡楠村大字味鋺字石田2180-1
座標 北緯35度13分43秒 東経136度55分22秒 / 北緯35.22853度 東経136.92272度 / 35.22853; 136.92272 (楠村)座標: 北緯35度13分43秒 東経136度55分22秒 / 北緯35.22853度 東経136.92272度 / 35.22853; 136.92272 (楠村)
楠村の位置(愛知県内)
楠村
楠村
地図
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3 km
.
楠村
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楠村(くすのきむら)は、かつて愛知県西春日井郡にあったである。現在の名古屋市北区の北部、庄内川北岸の村である。小牧飛行場(現・名古屋飛行場)の敷地の一部が楠村にあった。現在、ここが名古屋飛行場の敷地での唯一の名古屋市の区域となっている。村名は、楠木正成にあやかった名という。

沿革

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村名の由来

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1906年の味鋺・如意両村の合併協議の際、新村名を決める会議において、当時の如意村長高柳嘉仁吉が「案が決まらないのであればいっそ味鋺村長の名から採った『長勝村』ではどうか」という案を出した。賛成多数で決まりそうになったが、当の味鋺村長長瀬勝次郎は「一旦命名したものは簡単には改名できないので、軽々しく決めるべきではない。次回に延期すべきである」と反対した。味鋺村長は、古来より味鋺・如意両村は庄内川の洪水とその対策に悩まされてきたので、今後はいかなる事態が再来しようとも楠のように薫り高く、堅固に繁栄するという意味と、忠臣楠木正成の精神にあやかる意味も込めた『楠村』という案を出し、如意村長はじめ満場一致で決定したという。[2][3]

歴代村長

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氏名・就任期間・出身集落は『楠町誌』によった[4]

氏名 就任期間 出身集落 備考
1 高柳 嘉仁吉 1906年7月16日 - 1906年11月19日 喜惣治新田 旧如意村村長
2 鈴木 茂吉 1906年11月20日 - 1907年4月6日 味鋺
3 高柳 嘉仁吉 1907年4月10日 - 1908年1月12日 喜惣治新田 再任
4 丹羽 直次郎 1908年4月15日 - 1910年5月23日 味鋺
5 高柳 嘉仁吉 1910年6月16日 - 1913年9月15日 喜惣治新田 再任
6 林 治吉 1914年1月19日 - 1915年12月15日 如意
7 小川 幸助 1916年1月7日 - 1916年12月7日 如意
8 長谷川千代吉 1916年12月15日 - 1918年5月7日 如意
9 小川 逸治 1918年8月5日 - 1918年8月14日 如意 病死
10 丹羽 米三郎 1919年2月5日 - 1919年10月30日 味鋺
11 林 治吉 1919年11月18日 - 1922年1月30日 如意 再任
12 水野 尚夫 1922年2月6日 - 1923年2月20日 味鋺
13 牧野 甚松 1923年2月26日 - 1924年2月27日 如意
14 祖父江 悦太郎 1924年8月2日 - 1925年9月3日 大蒲新田
15 水野 尚夫 1925年9月11日 - 1926年4月27日 大蒲新田 再任
16 林 治吉 1926年6月1日 - 1928年5月5日 如意 再任
17 祖父江 悦太郎 1928年5月18日 - 1929年5月25日 大蒲新田 再任
18 水野 尚夫 1929年5月28日 - 1933年5月25日 味鋺 再任
19 牧野 甚松 1933年5月31日 - 1937年5月30日 如意 再任
20 高柳 鍵三 1937年6月11日 - 1941年6月10日 喜惣治新田
21 長瀬 由雄 1941年7月25日 - 1944年10月19日 味鋺
22 安藤 惣松 1944年10月20日 - 1945年11月24日 如意
23 丹羽 正義 1945年11月25日 - 1947年3月1日 味鋺
24 1947年4月5日 - 1948年5月19日
25 小川 秋久 1948年6月20日 - 1952年6月19日 如意
26 長瀬 三郎右衛門 1952年6月20日 - 1954年9月15日 味鋺
27 長瀬 由雄 1954年10月18日 - 1955年10月1日 味鋺 合併により失職

学校

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交通機関

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神社・仏閣

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脚注

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参考文献

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  • 名古屋市楠町誌編纂委員会『名古屋市楠町誌』名古屋市楠町誌刊行会、1957年10月。 

関連項目

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