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極楽橋駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
極楽橋駅
駅舎
ごくらくばし
GOKURAKUBASHI
地図
所在地 和歌山県伊都郡高野町大字高野山国有林第8林班
北緯34度14分2.3秒 東経135度34分55.48秒 / 北緯34.233972度 東経135.5820778度 / 34.233972; 135.5820778座標: 北緯34度14分2.3秒 東経135度34分55.48秒 / 北緯34.233972度 東経135.5820778度 / 34.233972; 135.5820778
駅番号 NK 86
所属事業者 南海電気鉄道
電報略号 コ゛ク
駅構造 地上駅
ホーム 3面4線(高野線)
2面1線(鋼索線)
乗降人員
-統計年度-
[南海 1]58人/日
-2023年-
開業年月日 1929年昭和4年)2月21日
乗入路線 2 路線
所属路線 高野線
キロ程 64.5 km(汐見橋起点)
難波から63.8 km
NK85 紀伊神谷 (1.5 km)
所属路線 鋼索線(高野山ケーブル)
キロ程 0.0 km(極楽橋起点)
(0.8 km) 高野山 NK87
備考 業務委託駅
テンプレートを表示

極楽橋駅(ごくらくばしえき)は、和歌山県伊都郡高野町大字高野山にある南海電気鉄道である。標高535 m橋本駅との高低差は+443 m)。駅番号NK86

概要

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高野線は当駅が終点、鋼索線は当駅が起点である。

歴史

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駅構造

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2番線に停車中の特急「こうや」。客扱いは3番線側ホームで行う(2019年6月9日)

高野線ホームは櫛形3面4線、鋼索線ホームは頭端式2面1線となっている(写真では左端中央付近が鋼索線ホーム)。難波方には主に臨時列車増発時に使用される留置線がある。

高野線と鋼索線の乗り換えのために作られた駅で、周辺には駅以外の建物がない。券売機は設置されておらず、乗車券は改札窓口で購入する。自動改札機は扉の無い簡易型のもので、以前は磁気乗車券のみに対応していた(現在はPiTaPaICOCA等ICカードによる入出場リーダーも併設)。乗り越し精算やチャージは改札窓口内に設置された端末での係員による手作業処理となる。両線の駅舎は不動谷川を挟んで両岸にあり改札内の連絡橋で結ばれている。

のりば

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高野線 なんば方面[11]
1 一般種別(各停・急行・快速急行)用
2 特急こうや(乗降は3番線側ホームを使用)・一般種別(各停・急行・快速急行)・観光列車「天空」用
3 特急こうや用
4 特急こうや・観光列車「天空」用
鋼索線 高野山行き
(左側) 乗車専用
(右側) 降車専用

特急「こうや」と観光列車「天空」用の3・4番ホームは列車到着までは封鎖され、その乗車時にホーム出入口で特急券および指定券の提示を求められる。また、鋼索線列車は高野線列車の発着に合わせて運行されており、乗り切れない場合は約7分後に臨時列車を運行して捌いている。2009年、鋼索線ホームにスロープと車椅子用自動昇降機が新設された。

極楽橋駅配線図

高野線
橋本・難波方面
極楽橋駅配線図
凡例
出典:鉄道ピクトリアル 2008年8月臨時増刊「南海電気鉄道」


利用状況

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乗り換え客を含んだ2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員2,066人 である。 乗り換え客を除いた2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は58人[南海 1]で、南海の駅(100駅)では94位[南海 1]であり、特急停車駅では最も少ない。

専ら乗換駅として利用されているため、当駅で下車する利用客はかなり稀である。ほとんどの乗客はそのまま鋼索線を利用して高野山駅まで向かうか、その反対方向への乗換えをするだけである。高野山駅から先の道路はバス専用道路と一般道路がある。バス専用道路は歩行者が通行できず、徒歩で高野山中心部に向かう場合、当駅から登山道(和歌山県道118号高野橋本線)を進み女人堂へ出るルートと、高野山駅から大門方面へ進むルートの2つがある。

各年度の1日平均乗降人員数は下表のとおり。

年度 1日平均
乗降人員
順位 出典
1980年(昭和55年) 43 - [県統計 1]
1985年(昭和60年) 52 - [県統計 1]
1990年(平成02年) 80 - [県統計 1]
1995年(平成07年) 97 - [県統計 1]
2000年(平成12年) 55 - [県統計 1]
2001年(平成13年) 53 - [県統計 1]
2002年(平成14年) 46 - [県統計 1]
2003年(平成15年) 44 - [県統計 1]
2004年(平成16年) 101 96位 [県統計 1]
2005年(平成17年) 53 - [県統計 1]
2006年(平成18年) 49 - [県統計 1]
2007年(平成19年) 49 - [県統計 1]
2008年(平成20年) 41 - [県統計 1]
2009年(平成21年) 43 - [県統計 1]
2010年(平成22年) 42 - [県統計 1]
2011年(平成23年) 34 97位 [県統計 1]
2012年(平成24年) 62 97位 [県統計 1]
2013年(平成25年) 37 98位 [県統計 1]
2014年(平成26年) 37 98位 [県統計 1]
2015年(平成27年) 50 97位 [県統計 1]
2016年(平成28年) 41 97位 [県統計 1]
2017年(平成29年) 32 97位 [県統計 1]
2018年(平成30年) 68 96位 [県統計 1][南海 2]
2019年(令和元年) 56 96位 [県統計 1][南海 2]
2020年(令和02年) 37 96位 [南海 2]
2021年(令和03年) 39 96位 [南海 3]
2022年(令和04年) 44 94位 [南海 4]
2023年(令和05年) 58 94位 [南海 1]

駅周辺

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駅の北側に駅名の由来となった極楽橋があり[12]、不動坂という高野山への参道に通じている。駅から極楽橋の袂へは改札を出て右に折れ、林道を歩いてケーブル駅への連絡橋をくぐり、右(駅構内方向)の道を登ると抜けることが出来る。不動坂(極楽橋駅 - 高野山女人堂間の約2kmにある旧道と新道)は高野参詣道の一つ京大坂道の区間として2016年に世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録され、橋の塗装が塗り替えられた。

隣の駅

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南海電気鉄道
高野線
観光列車「天空
九度山駅 (NK80) - 極楽橋駅 (NK86)
快速急行・急行・各停(快速急行は下り到着列車のみ。急行は当駅 - 河内長野駅間の各駅に停車)
紀伊神谷駅 (NK85) - 極楽橋駅 (NK86)
鋼索線(高野山ケーブル)
極楽橋駅 (NK86) - 高野山駅 (NK87)

脚注

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出典

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  1. ^ 地方鉄道運輸開始、官報648号(1929年2月28日)』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^ 地方鉄道運輸開始、官報1054号(1930年7月5日)』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  3. ^ 会社概要(沿革) - 南海ビルサービス”. 南海ビルサービス. 2022年11月27日閲覧。
  4. ^ 鉄道業務(機器メンテナンス、駅業務) - 南海ビルサービス”. 南海ビルサービス. 2022年11月27日閲覧。
  5. ^ 南海 駅ナンバリング 導入”. 鉄道コム (2012年2月27日). 2023年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
  6. ^ 南海電鉄全駅に「駅ナンバリング」を導入します”. 南海電鉄. 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
  7. ^ a b NANKAI 株主通信” (PDF). 南海電鉄株式会社. p. 8 (2018年6月). 2021年8月11日閲覧。
  8. ^ 台風第21号による被害状況等について(第4報) (2017/10/24 7:00現在) (PDF) - 国土交通省
  9. ^ 台風21号の影響による列車の運休区間について - 南海電気鉄道、2017年10月24日
  10. ^ 極楽橋駅のリニューアルオープン日を、7月20日(月)に決定! ①極楽橋駅限定グッズや「極楽鳥の願掛羽」の詳細をお知らせします ②オープン日以降、極楽橋駅で途中下車が可能になります|南海電鉄”. www.nankai.co.jp. 2020年6月25日閲覧。
  11. ^ 極楽橋駅 立体構内図”. 南海電気鉄道. 2023年6月11日閲覧。
  12. ^ 「南海高野線の終点」極楽橋、知られざる駅前風景”. 東洋経済オンライン (2024年8月8日). 2024年10月16日閲覧。
和歌山県公共交通機関等資料集
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 令和元年度和歌山県公共交通機関等資料集” (PDF). 和歌山県企画部地域振興局総合交通政策課. 2020年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月14日閲覧。
南海電気鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c d 南海電気鉄道株式会社 (2024年7月). “2023 HAND BOOK NANKAI”. p. 57. 2024年9月7日閲覧。
  2. ^ a b c 南海電気鉄道株式会社 (2021年8月). “2021 HAND BOOK NANKAI” (pdf). p. 77. 2022年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月19日閲覧。
  3. ^ 南海電気鉄道株式会社 (2022年8月). “2022 HAND BOOK NANKAI”. p. 77. 2022年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月19日閲覧。
  4. ^ 南海電気鉄道株式会社 (2023年8月). “2023 HAND BOOK NANKAI”. p. 69. 2023年9月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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