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樽前カントリークラブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
樽前カントリークラブ
Tarumae Country Club
樽前カントリークラブ
樽前カントリークラブの空中写真。
2018年8月20日撮影の2枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 地図
所在地 日本の旗 日本
北海道苫小牧市錦岡491番地
座標: 北緯42度37分34.17秒 東経141度28分44.94秒 / 北緯42.6261583度 東経141.4791500度 / 42.6261583; 141.4791500
概要
開業 1963年昭和38年)7月7日
運営 メンバーシップコース
設計 上田 治
運営者 株式会社アコーディア・ゴルフ
トーナメント ・2007年 第40回 日本女子オープンゴルフ選手権競技大会
コース

南コース 中コース
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 5 518 1 4 470
2 4 400 2 4 401
3 4 452 3 5 553
4 3 211 4 4 466
5 4 402 5 3 200
6 4 426 6 4 424
7 4 387 7 4 413
8 3 198 8 3 181
9 5 573 9 5 576
36 3567 36 3684
北コース

HOLE PAR YARD
1 5 550
2 4 409
3 3 195
4 4 443
5 4 415
6 5 560
7 4 373
8 3 204
9 4 421
36 3570
その他
公式サイト 樽前カントリークラブ
テンプレートを表示

樽前カントリークラブ(たるまえカントリークラブ)は、 北海道苫小牧市錦岡に広がるゴルフ場である。

概要

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1961年昭和36年)、苫小牧港の建設や工業団地の計画が動き出した[1]。川崎興産が、樽前高原の用地を買収してゴルフ場別荘レクレーション施設などを計画した[1]。樽前高原にあるゴルフ場の建設用地は、標高が低く、樽前山北海道の他の地域に比べ積雪が少ない[1]。だが、寒気は他の地域より厳しいといわれている[1]

新たなゴルフ場の建設に向けて、母体会社の「川崎重工業株式会社グループ」により計画が進められ、コースの設計を上田治に依頼し、コースの施工は鹿島建設株式会社に決定された[1]1962年(昭和37年)3月、「樽前カントリークラブ」のコースの工事が着工された[1]。同年9月23日、コースが完成し、仮開場、翌1963年(昭和38年)7月7日、18ホールが開場された[1]。設計した上田治は、スケールの大きな北海道らしさを出そうとした[1]。コースは、樽前山の麓に広がる敷地のゆったりした27ホールの丘陵コースで、フェアウェイも広く思い切ったプレーが楽しめる。

1980年(昭和55年)5月5日、北コース9ホールが、コース設計・施工を鹿島建設株式会社が行い、開場した[1]。その後、2008年平成20年)10月、アコーディアグループ傘下の「株式会社アコーディア・ゴルフ」へ経営譲渡され運営されている[2]

日本の女子プロゴルフメジャー大会の1つ、日本ゴルフ協会主催競技でもあり、日本選手権大会に相当する、日本女子オープンゴルフ選手権競技大会などの大会開催の実績がある。

所在地

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〒059-1275 北海道苫小牧市錦岡491番地

コース情報

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  • 開場日 - 1963年7月7日
  • 設計者 - 上田 治
  • 面積 - 1,157,000m2(約35万坪)
  • コースタイプ - 丘陵コース
  • コース - 27ホールズ、パー108、9,710ヤード、コースレート 南・中コース73.8、北・南コース72.8、中・北コース73.4
  • グリーン - グリーン、ベント(ペンクロス)
  • フェアウエイ - ベント
  • プレースタイル - 乗用カート(5人乗り)、乗用カート(2人乗り)自走式、キャディ・セルフ選択可 
  • 練習場 - 20打席 150ヤード
  • 休場日 - 無休、冬期クローズ(12月中旬 - 3月中旬) [3][4]

クラブ情報

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  • ハウス面積 - 4,488m2(1,357坪)
  • ハウス設計 - 南・中コース 上田 修、北コース 鹿島建設株式会社
  • ハウス施工 - 柴田建設株式会社・安達建設株式会社[3][4]

ギャラリー

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交通アクセス

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メジャー選手権

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エピソード

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  • 樽前山は、1990年明治42年)、噴火により外輪山の中に生まれた高さ105メートルの新火口丘で、滅多にない三重式活火山である[7]
  • 安達建設によると、3月に工事を着工すると、1メートル余の凍土を剥いで地肌を出し、それから重機を入れて。剥いだ凍土の氷板は積み上げてマウンドを作った[7]
  • 初期のクラブハウスは、広い草原に似合う牧舎風のデザインにした。背後に樽前山、見渡せば太平洋の紺青の水平線が望める[7]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「樽前カントリークラブ」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年2月7日閲覧
  2. ^ 「樽前カントリークラブ」、ゴルフホトライン、コース概要、2020年9月4日閲覧
  3. ^ a b 「樽前カントリークラブ」、ゴルフ場情報、2020年9月4日閲覧
  4. ^ a b 「樽前カントリークラブ」、ゴルフホトライン、2020年9月4日閲覧
  5. ^ 「樽前カントリークラブ」、アクセス、2020年9月4日閲覧
  6. ^ 「日本女子オープンゴルフ選手権競技」、日本ゴルフ協会、2021年9月14日閲覧
  7. ^ a b c 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「樽前カントリークラブ」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年2月7日閲覧

関連文献

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  • 『ゴルフ博物誌』、「男性的な雄大さ<樽前カントリークラブ>」、荒垣秀雄著、東京 実業之日本社、1968年、2020年9月4日閲覧
  • 『ゴルフ場ガイド 東版』2006-2007、「樽前カントリークラブ(北海道)」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2020年9月4日閲覧
  • 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「樽前カントリークラブ」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2020年9月4日閲覧

関連項目

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外部リンク

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