橘義子
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橘義子(たちばな の よしこ、生没年不詳)は、宇多天皇の女御。父は参議橘広相。兄弟に公統・公胤・公諸・公材・公彦・公頼・公廉らがいた。斉中親王・斉世親王・斉邦親王・斎院君子内親王の母。
早くから源定省(のちの宇多天皇)の室となったが、宇多天皇即位後の仁和4年(888年)に更衣となり禁色を許された。一説には右大臣藤原氏宗の後室である尚侍藤原淑子の養女となっていたが、同じく淑子の猶子となっていた定省と結ばれたという[1]。
更に寛平5年(893年)には女御宣下を受け、同8年に従四位上を授けられた。
脚注
[編集]- ^ 野口孝子「摂関の妻と位階-従一位源倫子を中心に-」初出:『女性史学』5号、1995年/所収:倉本一宏 編『王朝時代の実像1 王朝再読』(臨川書店、2021年) ISBN 978-4-653-04701-8 2021年、P308.
参考文献
[編集]- 芳賀登ほか監修『日本女性人名辞典』日本図書センター、1993年。ISBN 978-4820578819
- 角田文衛監修『平安時代史事典』角川書店、1994年。 ISBN 978-4040317007
- 坂本太郎・平野邦雄編『日本古代氏族人名辞典』吉川弘文館、1990年。ISBN 978-4642022439