櫻内乾雄
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櫻内 乾雄(さくらうち きみお、明治38年(1905年)5月8日 - 昭和52年(1977年)4月3日)は、日本の実業家。中国電力会長を務めた。
父は商工大臣、農林大臣、大蔵大臣などを務めた櫻内幸雄。弟は衆議院議長を務めた櫻内義雄。
経歴
[編集]東京市芝区に生まれる(島根県能義郡広瀬町(現安来市)出身)。櫻内家は旧藩時代、広瀬藩士として松平家に仕えた武士の家系だった。曽祖父の四郎左衛門以前の系譜については、明らかでない。四郎左衛門の役は側用人であり、理財の道に長け、広瀬藩の財政経済については、もっぱら指導的な役割を担当した[1]。
明治中学校(明治大学付属明治高等学校・中学校)、静岡高等学校[2]を経て昭和5年(1930年)、東京帝国大学電気工学科[3]を卒業し大学院に入る。
台湾電力に入社した後、出雲電気に転じて参事、支配人、取締役を経て専務、昭和17年(1942年)配電統制令により中国配電となり部長、支店長を歴任。
松江体育協会会長、松江商工会議所会頭、島根県商工会議所連合会会頭、島根県体育協会会長、日本商工会議所理事、島根県経営者協会会長などを歴任した。
人物像
[編集]明治中学校の1年生のときからのクラスメートで親友の嶺駒夫は、乾雄の妹の淑子と結婚した[5]。嶺の娘貴代子は政治家福田康夫(首相)に嫁いでいる。
家族・親族
[編集]- 父 幸雄(実業家、政治家)
- 弟 義雄(政治家)
- 妹 淑子(宮城県、実業家嶺駒夫の妻)
- 先妻 百合子(島根県、実業家、政治家佐々田懋の孫娘)
- 後妻 たま子(群馬県、葉住三郎の娘、実業家葉住利蔵の孫)
- 姪 嶺貴代子(群馬県、政治家福田康夫首相の妻)
- 叔父 櫻内辰郎(政治家)
参考文献
[編集]- 『新日本人物大観』(島根県版) 人事調査通信社 1957年 サ…511頁
- 河野幸之助 『櫻内家の人々』 日本時報社 1965年 129-131、144-148、184-187、188-196、212-215頁