欧州連合公務員裁判所
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欧州連合公務員裁判所(おうしゅうれんごうこうむいんさいばんしょ)は、2005年12月2日に設置された、欧州連合の欧州司法裁判所の制度的枠組み内で欧州連合機関とそれに従事する職員間の紛争を取り扱うことに特化された裁判所。2016年9月1日に廃止され、同裁判所が有していた権限は欧州司法裁判所の一般裁判所に移された。
概要
[編集]ニース条約では特定分野の紛争に対応する司法小委員会の設置が認められるようになった。これをうけて2004年11月2日、欧州連合理事会は公務員裁判所の設置に関する決議を採択した。新設された特別法廷は、7名の判事によって構成され、2005年まで第一審裁判所で扱われてきたEUとその職員との間での労使紛争を処理する使命を持つ。公務員裁判所の決定についての上訴は、欧州司法裁判所でなされる例外的な案件を除いて、法律の解釈に関するものについて第一審裁判所に係属される。
長官
[編集]年 | 長官 |
---|---|
2005 - 2011 | ポール・J・マホニー |
2011 - 2016 | Sean Van Raepenbusch |
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 欧州司法裁判所(加盟各国語)
- 欧州連合公務員裁判所(在ルクセンブルク日本国大使館)