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武田厚司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
武田 厚司たけだ あつし
生誕 1955年9月
居住 日本の旗 日本
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
研究分野 薬学
研究機関 静岡薬科大学
静岡県立大学
出身校 静岡薬科大学薬学部卒業
静岡薬科大学大学院
薬学研究科修士課程修了
主な業績 学習記憶の制御の研究
亜鉛の作用から視た
機能解析の研究
プロジェクト:人物伝
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武田 厚司(たけだ あつし、1955年9月 - )は、日本薬学者。専門は、神経科学生物無機化学生理学学位は、薬学博士静岡薬科大学論文博士・1990年)。静岡県立大学薬学部教授、同大学院薬学研究院教授。

静岡薬科大学薬学部助手、静岡県立大学薬学部助教授、静岡県立大学薬学部准教授などを歴任。

来歴

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生い立ち

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1955年生まれ[1]静岡薬科大学に進学し、薬学部の製薬学科にて学んだ[2]1978年に静岡薬科大学を卒業し、同大学の大学院に進学した[2]1981年薬学研究科の修士課程を修了した[2]。後年、静岡薬科大学より薬学博士の学位を授与されている[3]

研究者として

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大学院修了後、母校である静岡薬科大学に採用され、薬学部の助手に就任し放射薬品学教室を担当した[4]。その後、静岡薬科大学が静岡女子大学静岡女子短期大学と統合され新たに静岡県立大学が設置されると、引き続き静岡県立大学の薬学部にて助手を務めることとなった[4]1991年、静岡県立大学にて薬学部の講師に昇任し、放射薬品学教室を担当した[4]。その間、他大学においても教鞭を執っており、1992年には、アメリカ合衆国ネブラスカ大学にて、医学部の客員研究員を務めた[4]。また、1995年には、アメリカ合衆国のペンシルベニア州立大学にて、医学部の客員研究員を務めた[4]

2000年、静岡県立大学の薬学部にて助教授に昇任し、医薬生命化学分野を担当した[4]2007年には、学校教育法の改正にともない、静岡県立大学の薬学部にて准教授となった[4]。なお、静岡県立大学の大学院においては、薬学研究科の助教授、准教授を兼務していた。2012年には、静岡県立大学の薬学部にて教授に昇任し、生物薬品学分野を担当した[4]。また、同年、薬学研究科が生活健康科学研究科と統合され2研究院1学府に再編されたことにともない、新設された薬学研究院の教授を兼務することとなった[1]

研究

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専門は薬学であり、特に神経科学生物無機化学生理学といった生物学にも関連が深い分野を研究している[5]。具体的には、学習記憶の制御についての研究に取り組んでいる[6]亜鉛の作用という視点に立脚した脳機能解析の研究や、認知症鬱病などの病態解析や予防にも取り組んでいる[6]。学術団体としては、日本薬学会、日本微量元素学会、日本癌学会、日本神経科学学会、北米神経科学学会、国際亜鉛生物学会などに所属している[7]。日本微量元素学会では、学術企画・研究活性化や栄養ならびに毒性評価を担当する委員を務めている[8][9]

略歴

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脚注

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  1. ^ a b 「教員情報詳細」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  2. ^ a b c 「学歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  3. ^ 「学位」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  4. ^ a b c d e f g h 「主な経歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  5. ^ 「専門分野」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  6. ^ a b 「主要研究テーマ」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  7. ^ 「所属学会」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  8. ^ 「学術企画・研究活性化」『日本微量元素学会』日本微量元素学会。
  9. ^ 「栄養ならびに毒性評価」『日本微量元素学会』日本微量元素学会。

関連人物

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関連項目

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外部リンク

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