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武藤章 (建築家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

武藤 章(むとう あきら、1931年 - 1985年)は、日本の建築家天野太郎のもとで建築を学び、さらに渡欧してアルヴァ・アールトのもとで学んだ唯一の人物。工学院大学教授

略歴

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  • 1931年 東京に生まれる
  • 1954年 東京大学工学部建築学科卒業
  • 1954年 (株)新建創入社
  • 1956年 工学院大学建築学科天野太郎研究室助手
  • 1959年 工学院大学建築学科専任講師
  • 1959年~1962年 有限会社天野太郎研究室取締役 
  • 新花屋敷ゴルフ場クラブハウスなどの設計に協力
  • アメリカの建築視察の後、渡欧
  • フィンランドのアトリエ・アルヴァ・アアルトで建築設計の研究
  • さらにヨーロッパの建築視察後、イタリアのジノ・ヴァッレ設計事務所入所
  • 1963年 武藤章研究室一級建築士事務所設立
  • 1964年 工学院大学助教授
  • 1974年 工学院大学教授
  • 1985年 逝去

設計活動

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  • 住宅の設計を中心に活躍、多くの優れた作品を残した。

作品

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  • 館山国民休暇村の休憩所(1964年 千葉)
  • 三愛病院(1964 東京)
  • タテシナクラブ山荘(1965年 長野)
  • 戸倉スキー場レストハウス(1966 長野)
  • 松が丘病院職員寮(1966 東京)
  • 流動する空間への誘い(1967年 長野)
  • 尾瀬富士見小屋(1967 群馬)
  • 一光ビル(1969 東京)
  • 工学院大学白樺湖山の家(1969 長野)
  • 美しが丘の家(1972年 神奈川)
  • 増沢ビル(1973 東京)
  • 林田産業交通住宅(1973 鹿児島)
  • 白鷺の家(1974年 東京)
  • 鈴木屋呉服店(1976 埼玉)
  • 荻窪住まいの森モデルハウス(1976年 東京)
  • 松が丘自然病院(1977 東京)
  • タウンハウス上村(1978年 東京)
  • 工学院大学八王子図書館(1980年 東京)
  • 西狭山病院(1981 埼玉)
  • 吉祥寺の家(1983年 東京)
  • 厚生年金会館東村山職員宿舎(1983 東京)
  • 七里ケ浜の家(天野太郎邸)(1984年 神奈川)
  • 加藤マンション(1985 東京)

著訳書・論文

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  • SD選書『アルヴァ・アアルト』 (武藤 章 著 鹿島出版会)
  • 訳書に『ベネボロ:近代建築の歴史』上・下(武藤 章 訳 鹿島出版会)
  • 『アルヴァ・アアルト:エッセイとスケッチ』(武藤 章 訳 鹿島出版会刊)
  • 論文『建築について』(『新建築』1958年1月号)
  • 論文『形のない形』(『GA10 Alvar Aalto:La Maison Louis Carre』)

参考文献

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  • 住宅建築別冊・31『有機的構成へ 武藤 章作品集』(発行 建築資料研究社)

研究室出身人物

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関連人物

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