歩兵第28連隊
表示
歩兵第28連隊 | |
---|---|
創設 | 1899年 |
廃止 | 1945年 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 大日本帝国陸軍 |
部隊編制単位 | 連隊 |
兵科 | 歩兵 |
所在地 | 札幌 - 旭川 |
通称号/略称 | 熊9207 |
上級単位 | 第7師団 |
最終位置 | 北海道 帯広 |
戦歴 | 日露 - シベリア出兵 - 日中 - ノモンハン事件 - 第二次世界大戦 |
歩兵第28連隊(ほへいだい28れんたい、歩兵第二十八聯隊)は、大日本帝国陸軍の連隊のひとつ。
沿革
[編集]- 1899年(明治32年)、月寒にて第1大隊が編成、その後旭川に転営
- 1900年(明治33年)
- 1904年(明治37年)、日露戦争に従軍、奉天会戦で連隊長が捕虜となる
- 1915年(大正4年)12月、三毛別羆事件の討伐隊に将兵30名を派出
- 1917年(大正6年)4月、満州駐剳
- 1918年(大正7年)9月、シベリア出兵に従軍
- 1919年(大正8年)、帰還
- 1932年(昭和7年)、満州事変に出動
- 1933年(昭和8年)、万里の長城付近での作戦に参加する
- 1937年(昭和12年)、日中戦争勃発
- 1938年(昭和13年)、満州駐剳
- 7月、張鼓峰事件に出動するも停戦となる
- 1939年(昭和14年)、ノモンハン事件に参加、連隊は壊滅的打撃を負う
- 1942年(昭和17年)
- 1944年(昭和19年)1月31日、軍旗を再度拝受し、以後は北海道東部の警備に就く
- 1945年(昭和20年)9月3日、北見市に移転した連隊本部にて軍旗奉焼
歴代連隊長
[編集]代 | 氏名 | 在任期間 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 深谷又三郎 | 1900.10.31 - 1902.1.21 | 中佐 |
2 | 村上正路 | 1902.1.21 - | 中佐、1904.7.大佐 |
3 | 奥田正忠 | 1905.4.16 - 1906.9.9 | |
4 | 小池安之 | 1906.9.9 - 1908.4.29 | 中佐、1907.11.大佐 |
5 | 山本延身 | 1908.4.29 - 1910.1.1 | |
6 | 足達亀治 | 1910.1.1 - 1912.12.10 | |
7 | 及部盛種 | 1912.12.10 - 1913.8.22 | |
8 | 神頭勝弥 | 1913.8.22 - 1916.3.10 | |
9 | 福田栄太郎 | 1916.3.10 - | |
10 | 有岡杢太郎 | 1919.7.25 - | |
11 | 辰巳富吉 | 1923.8.6 - | |
12 | 前川米太郎 | 1926.3.2 - | |
13 | 佐藤直 | 1928.12.28 - | |
14 | 石井豊吉 | 1931.8.1 - | |
15 | 秋山充三郎 | 1933.3.18 - | |
16 | 春見京平 | 1936.3.7 - | |
17 | 中島吉三郎 | 1938.1.20 - | |
18 | 芦塚長蔵 | 1939.3.9 - | |
19 | 金岡正忠 | 1939.12.1 - | |
20 | 一木清直 | 1941.7.25 - 1942.8.21 | 戦死 |
21 | 松田教寛 | 1943.1.21 - | |
末 | 新井花之助 | 1944.1.7 - |
脚注
[編集]- ^ 『官報』第5219号、明治33年11月22日。
参考文献
[編集]- 『日本陸軍連隊総覧 歩兵編(別冊歴史読本)』新人物往来社、1990年。
- 原 剛『明治期国土防衛史』錦正社、2002年。
- 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- “ガダルカナル 繰り返された白兵突撃 ~北海道・旭川歩兵第28連隊~”. NHK 戦争証言アーカイブス. 日本放送協会 (2008年3月26日). 2016年9月7日閲覧。