永興島空港
表示
永興島空港 三沙永興空港 ウッディー島空港 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
IATA: XYI - ICAO: ZJYX | |||||||
概要 | |||||||
国・地域 |
中華人民共和国(実効支配) 中華民国(領有権主張) ベトナム(領有権主張) | ||||||
所在地 | ウッディー島 | ||||||
種類 | 軍民共用 | ||||||
運営者 | 中国人民解放軍 | ||||||
座標 | 北緯16度50分01秒 東経112度20分42秒 / 北緯16.83361度 東経112.34500度 | ||||||
地図 | |||||||
永興島空港の位置 | |||||||
滑走路 | |||||||
| |||||||
リスト | |||||||
空港の一覧 |
永興島空港(えいこうとうくうこう、中国語: 永兴岛机场)は、西沙諸島で中華人民共和国が実効支配するウッディー島に位置する軍民共用空港である。ウッディー島空港、三沙永興空港とも呼ばれる。
設備
[編集]島から突き出すような形で3,000メートル (9,800 ft)の滑走路が整備されており、H-6K戦略爆撃機の運用も可能である[1]。
また、戦闘機を収容できる複数の格納庫(ハンガー)やレーダー設備、燃料タンクが存在しており、中国人民解放軍空軍が軍用機を展開するための前線基地として使用可能である[2]。
民間機用の国内線ターミナルも建設されている。
就航航空会社と就航都市
[編集]2016年12月22日から海南航空による公用チャーター便が1日1往復就航しており[3]、駐留する兵士・公務員・その家族が利用できる[4]。
航空会社 | 就航地 |
---|---|
海南航空 | 海口(公用チャーター便) |
人民解放軍の展開と活動
[編集]永興島空港は1990年に中国軍機の戦闘行動半径を拡大するために拡大された[5]。2012年にはさらなる埋め立てが開始され、2014年に完了した[6]。永興島空港を離陸した戦闘機による軍事演習の様子が2017年12月に中国中央電視台(CCTV)によって報じられている[7]。
また、衛星画像などから、以下の装備の展開が過去に確認されている[8]。
- HQ-9地対空ミサイル(2016年)
- YJ-62対艦ミサイル(2016年)
- Z-8ヘリコプター(2016年4月)
- BZK-005無人機(2016年4月)
- J-11(2016年4月、2017年3月、11月など)
- Y-8特殊任務機(2017年11月15日)
- H-6K戦略爆撃機(2018年)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “海軍ニュース:西沙群島永興島の埋立拡張工事 漢和防務評論(日本安全保障戦略研究所による翻訳)”. 2023年7月8日閲覧。
- ^ Chang, Andrei (26 September 2008). “Analysis: China's air-sea buildup”. Spacewar.com. 11 July 2012閲覧。
- ^ “三沙海空立体交通梦照进现实” (2017年2月20日). 2023年7月8日閲覧。
- ^ 西沙諸島に民間の定期便 中国“実効支配”着々と(16/12/23)(テレビ朝日系列 ANNnewsCH) - YouTube
- ^ Bernstein, Richard; Munro, Ross H. (1998). The Coming Conflict with China. Vintage Books. p. 74. ISBN 978-0679776628
- ^ “Construction of airstrip completed on Yongxing Island (pictures)”. Peoples Daily. (9 October 2014) 4 June 2018閲覧。
- ^ “China showcases jet fighters on South China Sea island”. The Indian Express. (3 December 2017) 4 June 2018閲覧。
- ^ “南シナ海情勢(中国による地形埋立・関係国の動向)”. 防衛省 (2023年5月). 2023年11月19日閲覧。