松木路子
表示
(永野路子から転送)
まつき みちこ 松木 路子 | |
---|---|
本名 | 永野 路子 (旧姓:松木) |
別名義 |
永野路子 聖みち子 |
生年月日 | 1946年3月18日(78歳) |
出生地 | ・福岡県 |
血液型 | A |
職業 | 女優 |
ジャンル | テレビドラマ・映画 |
活動期間 | 1966年 - |
配偶者 | あり(2013年 ‐ ) |
著名な家族 |
永野靖忠(元夫・死別) 永野敦朗(息子) 松木聖(妹) |
備考 | |
着物デザイナー |
松木 路子(まつき みちこ、1946年3月18日 - )は、日本の女優。福岡県出身。本名も同じ。別名は永野路子、聖みち子。アーバンズエンターテイメント所属。夫はテレビドラマ監督の永野靖忠。息子(次男)はプロゴルファーの永野敦朗。妹は元女優の松木聖。姉も松木浩美の名で芸能活動を行なっていた[1]。
主にテレビドラマ、映画などで活躍する。昼ドラマに数多く主演した。
人物
[編集]筑紫女学園高等学校卒業。実家の寿司屋に客として訪れていたRKB毎日放送の社員に勧められ女優を目指して上京、東宝芸能養成所在籍時に東宝の社員に声をかけられ1968年に東宝へ入社した[1]。しかし、主役をやりたいと思うも映画では端役からスターにはなれないと考え、東宝を退社しテレビドラマへ転向した[1]。 CMタレントを経て、1966年、松竹映画『阿片台地 地獄部隊突撃せよ』でデビュー。デビュー当時は聖みち子の芸名で活動していたが、1968年に当時の本名である松木路子に改名した[2]。
26歳の時にテレビドラマ監督の永野靖忠と結婚した[1]。永野と妹の松木聖は、永野靖忠が監督を務めていた縁で『人造人間キカイダー』にゲスト出演している[1]。 1974年引退後、2児をもうけるが、永野の病死(肝臓がん)により[3]、和服デザインの仕事をし、2013年アメリカ人の大学教員と国際結婚した。
出演
[編集]テレビドラマ
[編集]※太字は主演
- ブラザー劇場 / 新吾十番勝負(1967年、TBS / 松竹テレビ室)第33話「くれない三度笠」- 由紀 ※聖みち子名義
- 美貌の影(1967年、NTV) - 神山恭子 ※聖みち子名義
- 神州天馬侠(1967年、ABC) - 咲耶子 ※聖みち子名義
- 木下恵介アワー おやじ太鼓(1968年、TBS)- 井沢久代 第13話、第14話、第21話、第28話 ※聖みち子名義
- ジョン万次郎(1968年、NTV)
- 愛のうず潮(1968年、NET)
- ライオン奥様劇場 (CX)
- 続・愛染かつら(1968年)
- 愛やまず(1968年)
- 罪人形(1970年) - あかね
- 慟哭の花(1971年) - 中里マサ子
- ガラスの階段(1972年) - 大沢美沙子
- 黒い編笠(1968年、ABC)
- 風来坊(1968年、CX)
- 旅がらすくれないお仙(1968年、NET)
- 天と地と(1969年、NHK)
- お嫁さん 第5シリーズ 第22回「おもいやり」(1969年、FNN/松竹)- 根本やえ子
- 怪奇大作戦 第26話「ゆきおんな」(1969年、TBS / 円谷プロ) - 井上秋子
- 花のお江戸のすごい奴(1969年、CX) - おしん
- 素浪人 花山大吉 (NET / 東映)
- 第36話「フラれた方がましだった」(1969年) - お咲
- 第62話「あきれた病気にかかっていた」(1970年) - おみの
- 第71話「女房にフラれるバカもいた」(1970年) - おきみ
- 夫よ男よ強くなれ 第16回「しばられるのはイヤ!」(1970年、NET)
- 天を斬る 第22話「春の祈り」(1970年、NET / 東映) - その江
- 鬼平犯科帳 第54話「色と欲」(1970年、NET / 東宝) - お咲
- 男一番!タメゴロー(1970年、NET)
- 星から来た女(1970年、CX) - 邦子
- 清水次郎長 (1971年 - 1972年、CX)
- 銭形平次 第250話「わらべ唄殺人事件」(1971年、CX / 東映) - お京
- 旗本退屈男 第17話「幽霊を買う」(1971年、CX)
- さむらい飛脚 第7話(1971年、NET / 東映)
- 人形佐七捕物帳 第3話「河童の捕物」(1971年、NET) - お糸
- 大岡越前 (TBS / C.A.L)
- 天皇の世紀 第11話「決起」(1971年、ABC) - 方
- 世なおし奉行 第3話「狼どもの夜」(1972年、NET/ 東映) - 美濃
- 下町かあさん(1972年、CX) - 令子
- 水戸黄門 (TBS / C.A.L)
- プレイガール 第165話「暴力街の流れ医者」(12ch / 東映) - 丹羽こずえ
- 二人の素浪人 第1話「砂金が呼ぶ野良犬殺法」(1972年、CX / 東映) - お光
- 太陽にほえろ! (NTV)
- 第8話「真夜中の刑事たち」(1972年) - 田中智子
- 第105話「この仕事が好きだから」(1974年) - 森山亜矢子
- 家光が行く 第6話「仇討ち愚連隊」(1972年、NTV) - お峰
- 地獄の辰捕物控 第7話「無縁佛が旅に出た」(1972年、NET / 東映) - おふさ
- 長谷川伸シリーズ「雪の渡り鳥」(1972年、NET)
- 人造人間キカイダー 第22話「シロノコギリザメ 悪夢の12時間」(1972年、NET / 東映) - 畑中伸子
- 青い炎の女(1973年、CX) - 佐伯加津子
- 右門捕物帖 第11話「顔のない女」(1974年、NET/東映) - お八重
- ぶらり信兵衛 道場破り(1973年 - 1974年、CX)
- 水滸伝 第11話「さすらいの勇者」(1974年、NTV) - 玉蘭
- 風の中のあいつ 第19話・第20話(1974年、TBS)
- 幡随院長兵衛お待ちなせえ 第15話「怪談・呪いの古井戸」(1974年、MBS)
- 愛ぬすびと(1974年、THK)
- 運命峠 第4話(1974年、KTV)
- おんな浮世絵・紅之介参る! 第6話「恋の味おしえます」(1974年、NTV)
- 大江戸捜査網 (12ch / 三船プロ)
- 第122話「捨て子騒動始末記」(1974年) - お里
- 第145話「無宿人仁義」(1974年) - おあき
- 第161話「傷だらけのめぐり逢い」(1974年)
- 第188話「怪盗お役者変化」(1975年)
- 第217話「邪魔者を殺せ!」(1975年) - さと
- 第247話「血塗られた兄弟の契り」(1976年) - 志乃
- 第386話「幼女が裁いた赤い罠」(1979年) - おきぬ
- 第456話「娘魚屋五万石の涙」(1980年) - お牧の方
- 第595話「父が叫ぶ! 非行娘爆走絵図」(1983年) - 登勢
- 特別機動捜査隊 第677話「十円玉の謎」(1974年、NET / 東映) - 宮園啓子
- 破れ傘刀舟 悪人狩り (NET)
- 第9話「遊女の挽歌」(1974年) - おすえ
- 第29話「白の恐怖」(1975年) - 志乃
- 必殺シリーズ(ABC / 松竹)
- 暗闇仕留人 第22話「怖れて候」(1974年) - ちよ
- 翔べ! 必殺うらごろし 第23話「悪用した催眠術! 先生勝てるか」(1979年) - お里
- 影同心 第6話「郭に咲く花殺し節」(1975年、MBS / 東映) - お新
- 非情のライセンス 第2シリーズ 第46話「兇悪の閃光」(1975年、NET) - 富永弘子
- 伝七捕物帳 第84話 「子はかすがい情けの絆」(1975年、NTV)-お光
- 鬼平犯科帳 第23話「盗人姉妹」(1975年、NET) - お紋
- 特捜最前線 (ANB) - 高杉陽子
- 第23話「女と刑事の子守歌」(1977年)
- 第40話「初指令・北北東へ急行せよ!」(1978年)
- 第63話「痴漢・女子大生被害レポート!」(1978年)
- 第84話「記憶のない毒殺魔!」(1978年)
- 第92話「白い小さな訪問者!」(1979年)
- 破れ奉行(ANB / 中村プロ)
- 第6話「紀州藩を砲撃せよ」(1977年) - お園
- 第22話「死神が乗った流人船」(1977年) - 志乃
- 新・木枯し紋次郎 第25話「生国は地獄にござんす」(1978年、12ch) - お仙
- 大都会 PARTIII 第17話「誘拐」(1979年) - 寺田夫人
- 半七捕物帳 第18話「金の蝋燭」(1979年、ANB / 歌舞伎座テレビ) ※尾上菊五郎版 - おみつ
- ウルトラマン80 第34話「ヘンテコリンな魚を釣ったぞ!」(1980年、TBS / 円谷プロ) - 飯田夫人
- 土曜ワイド劇場(ANB)
- 「解明旅行 北陸路観光殺人」(1980年)
- 「京都島原殺人事件 女性レポーターの観光案内 華麗な太夫道中のトリック崩し!」(1990年)
- 「家政婦は見た!12」(1993年)
- 「山手線五・八キロの証言」(1993年) - 神林冴子
- 「葬儀司会者都築耕平の殺人事件簿」(1994年)
- 「美人OL殺し」(1994年)
- 「松本清張スペシャル 書道教授」(1995年) - クラブのママ
- 「終着駅シリーズ7・街」(1997年) - フジ子
- 「愛と死の殺人海流」(1997年) - 日向栄子
- 花王愛の劇場「ダンプかあちゃん」(1980年、TBS)
- 旅がらす事件帖 第7話「嵐の中の用心棒」(1980年、KTV) - おれん
- 文吾捕物帳 第8話「女風呂のめぐり逢い」(1980年、ANB / 三船プロダクション)
- 暴れん坊将軍シリーズ(ANB / 東映)
- 火曜サスペンス劇場 (NTV)
- 一枚の写真(1991年、CX)
- 珠玉の女(1992年 - 1993年、YTV)
- 四匹の用心棒 (5) かかし半兵衛無頼旅(1993年、ANB / 東映) - 汐路
- 名奉行 遠山の金さん 第6シリーズ 第8話「上方女の真剣勝負」(1994年、ANB / 東映) - お島
- はぐれ刑事純情派 (ANB)
- 金曜エンタテイメント(CX)
- 「山村美紗京都ミステリー 京都恋人形殺人事件」(1997年)
- 「おばさんデカ 桜乙女の事件帖5」(1997年)
- 「殺人美容室 超人気ヘアサロンでシャンプー待ちの女が死体に!?変身願望を抱く女たち…」(1998年)
- シングルス(1997年、KTV)
- 御家人斬九郎 第2シリーズ 第7話「白魚の吉次」(1997年、CX / 映像京都) - 庵主
- 鬼平犯科帳 第8シリーズ 第3話「穴」(1998年、CX) - お半 役
- 女と愛とミステリー(TX)
- 「小早川警視正シリーズ1」(2002年) ‐ 丸菱弓子
- 月曜名作劇場 「十津川警部シリーズ (内藤剛志)5」(2018年) - 前沢友子
映画
[編集]- 阿片台地 地獄部隊突撃せよ(1966年、松竹)※デビュー作
- 女の中にいる他人(1966年、東宝)
- ひき逃げ(1966年、東宝)
- 一粒の麦 荻野吟子の生涯(2019年)- 稲村みや
- わたしのかあさん-天使の詩-(2024年、現代ぷろだくしょん) - 山田みお[4]
脚注
[編集]- ^ a b c d e 円谷プロ怪奇ドラマ大作戦 2013, p. 54, 永野路子インタビュー.
- ^ 『福島民報』 1970年2月7日。
- ^ ““昼ドラマの女王”いまも美貌健在!”. ZAKZAK (2012年8月10日). 2018年5月16日閲覧。
- ^ “映画『わたしのかあさん-天使の詩-』作品情報”. 映画.com. エイガ・ドット・コム. 2024年3月31日閲覧。
参考文献
[編集]- 『別冊映画秘宝 円谷プロ怪奇ドラマ大作戦』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2013年。ISBN 978-4-8003-0174-1。
外部リンク
[編集]- プロフィール - オーディック
- プロフィール - アーバンズエンターテイメント
- 【あの人は今こうしている】昼間のTVドラマで活躍した松木路子さん - ゲンダイネット、2012年12月12日