コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

家光が行く

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
家光が行く
ジャンル 時代劇
企画 津田昭
脚本 津田幸夫
鈴木兵吾
市川森一
ほか
監督 若林幹
今村農夫也
古澤憲吾
ほか
出演者 仲雅美
吉沢京子
目黒祐樹
ほか
ナレーター 広川太一郎
オープニング 仲雅美「さすらいが呼んでいる」
製作
製作総指揮 増井正武(制作)
加藤敦夫(制作)
制作 日本テレビ
ユニオン映画
渡辺企画
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1972年10月5日 - 1972年12月28日
放送時間木曜 20:00 - 20:55
放送枠日本テレビ木曜8時枠連続ドラマ
放送分55分
回数13
テンプレートを表示

家光が行く』(いえみつがゆく)は、1972年10月5日から同年12月28日まで日本テレビ系列局で放送されていた時代劇である。日本テレビユニオン映画渡辺企画の共同製作。全13話。放送時間は毎週木曜 20:00 - 20:55 (日本標準時)。

若者向けの青春時代劇と銘打って、歌手の仲雅美を主演に起用した作品。

あらすじ

[編集]

竹千代家光は将軍になることが決まっているが、春日局の厳しい教育や城内の堅苦しい生活に我慢できなかった。家光は、着流しの「(風来坊の)竹さん」となって町に飛び出し、さまざまな人と出会う。

キャスト

[編集]
竹千代家光
演:仲雅美
徳川幕府3代将軍に内定した若者。堅苦しい城中での暮らしや勉学などを嫌がり、町に出ようとする。その際に立ち寄った「ひさごや」で初めて食べた目刺が好物になった。最初は世の中の常識を知らなかったが、町でさまざまな事件や人物に遭遇し、見聞を広めながら大きな人物に育っていく。町では自ら「竹さん」を名乗り、周囲の他の人々も(正体を知っているかいないかにかかわらず)彼をそう呼んでいる。
おるい
演:吉沢京子
源兵衛の娘。父親の店を手伝っている。竹千代の正体も知った上で彼に好意を寄せているが、同時に自分と竹千代が結ばれることが無いことも自覚している。
鳶の弥平次
演:目黒祐樹
豊臣の残党。徳川家を恨み、夜は盗人・稲妻小僧として行動。徳川の天下をひっくり返そうと狙う。第5話までは竹千代の正体を知らず、旧友との板挟みに苦しむが、その件の解決後には竹千代の協力者となる。
大久保彦左衛門
演:ハナ肇
天下のご意見番を自他ともに認める旗本。竹千代が町に出ることを奨励している節があり、そのお守り役にも[要説明]
兵頭丹波守
演:高橋昌也
徳川家に代わり覇を唱える。竹千代の弟・国千代(演:伊藤高)に仕え、その国千代を将軍職に据えようとした。配下に源九郎(演:菅貫太郎)らがいる。第8話で改心する。
春日局
演:加藤治子
竹千代の乳母。厳格な態度で竹千代に学問をさせたり帝王学を仕込もうとする。竹千代が城を抜け出そうとすることを苦々しく思っている。
柳生但馬守
演:中村敦夫
志津
演:小柳ルミ子
町へ出たがる竹千代を手助けする大奥奥女中
源兵衛
演:牟田悌三
町で竹千代が足場代わりに使う飯屋「ひさごや」の主人。おるいの父親。竹千代の正体はずっと知らなかったが、第12話で知ることとなる。
笹尾喜内
演:梅津栄
大久保家の用人。
お絹
演:津川透子
大久保家の女中
新兵衛
演:佐藤允
ひさごやにいる謎の浪人。店では飲んだくれているが、実は家康配下のである。竹千代を陰ながら警護するだけでなく、時には世間の厳しさを教えたりもする。
徳川家康
演:山村聡
竹千代の祖父。好々爺然としているが、厳しいこともある。竹千代が町へ出て見聞を広めようとすることには特に反対しない。

スタッフ

[編集]
  • 語り手:広川太一郎
  • 企画:津田昭
  • 制作:増井正武、加藤敦夫(日本テレビ)
  • 音楽:大野雄二
  • 技闘:岡本隆
  • 製作:日本テレビ、ユニオン映画、渡辺企画

主題歌

[編集]
「さすらいが呼んでいる」
作詞:山上路夫 / 作曲:平尾昌晃 / 歌:仲雅美
ドラマのオープニング映像には曲名がクレジットされていない。

放送日程

[編集]
話数 サブタイトル 放送日 脚本 監督 ゲスト
1 飛び出した若君 1972年
10月5日
津田幸夫 若林幹 源九郎:菅貫太郎 / 陣十郎:亀石征一郎
2 竹千代の初恋 10月12日 鈴木兵吾 碩斉:中村伸郎 / 美雪:奈美悦子
3 魚海岸の暴れん坊 10月19日 市川森一 今村農夫也 太助:石橋正次 / お仲:小橋玲子 / 源九郎:菅貫太郎 / 魚政:保科三良 / 三吉:三井恒 / 善助:永井譲滋
4 鈴をつけた女 10月26日 津田幸夫 古澤憲吾 小春:菊容子 / 小菊:森川千恵子 / 矢吹賴母:外山高士
5 竹千代暗殺 11月2日 今村農夫也 山崎聞多:酒井修 / 早苗:京春上 / 利兵衛:穂積隆信 / 玄馬:木村博人
6 仇討ち愚連隊 11月9日 加瀬高之 若林幹 倉田左次馬:森次浩司 / お峰:松木路子 / 梶原多門:田中淳一 / 市毛:矢野間啓二
7 晴姿日光道中 11月16日 鈴木兵吾
新井一
斉木達馬:倉石功 / 香澄:藤田みどり / 山名五郎左ヱ門:渥美国泰 / 石川源四郎:大橋一元
8 兄と弟 11月23日 鈴木兵吾 今村農夫也 お竜:嘉手納清美 / 源九郎:菅貫太郎 / 国千代:伊藤高 / 老中榊原:永井玄哉
9 江戸ッ子剣法 11月30日 長野洋 辰吉:尾藤イサオ / 千鶴:高樹蓉子 / 権三:須藤健 / 重兵衛:大久保正信
10 男はつらいよ 12月7日 播磨幸治 菊地奛 太吉:岡崎二朗 / まき:川口恵子 / 北見帯刀:里見潤 / 佐助:伊藤敏孝 / 三次:川辺富明 / 惣兵衛:如月寛多 / 北見主膳:加地健太郎 / 木村:松本健一 / 山田:戸野広浩司 / 熊三:三重街恒二 / 留吉:湊俊一
11 仮名草紙の娘 12月14日 加瀬高之 仙太郎:下條アトム / お稲:集三枝子
12 花婿大作戦 12月21日 小滝光郎 曽我仁彦 清吉:倉丘伸太郎 / 信六:香住厳
13 大江戸日本晴れ 12月28日 長野洋 お光:松木聖 / 美濃屋多左ヱ門:杉田俊也 / 山口五兵衛:依田英助 / 赤鬼の丹次:吉原正皓 / 手代宗吉:宮寺康夫

放送局

[編集]

★印は木曜 20:00 - 20:55に放送。

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f 河北新報』1972年10月5日 - 12月28日付朝刊テレビ欄。
  2. ^ a b 北國新聞』1972年10月5日付朝刊、テレビ欄。

外部リンク

[編集]
日本テレビ系列 木曜20:00枠
前番組 番組名 次番組
木曜映画招待席
(1972年4月6日 - 9月28日)
※20:00 - 21:26
家光が行く
(1972年10月5日 - 12月28日)
ご存知時代劇
(1973年1月4日 - 3月29日)