鬼平犯科帳 (中村吉右衛門)
二代目中村吉右衛門主演・『鬼平犯科帳』(おにへいはんかちょう)は、フジテレビ系列で1989年7月より放映されていたテレビ時代劇である。
概要
[編集]火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とする捕物帳で、あらゆる難事件を鬼の平蔵こと長谷川平蔵を中心に火付盗賊改方の役人と密偵たちが解決していくというものである。かつて、吉右衛門の実父である八世松本幸四郎の当たり役であり、父子二代で演じ継がれることとなった [注 1]。
放送期間
[編集]- 第1シリーズから第8シリーズまで毎週水曜20時 - 20時54分に放送。
- 第9シリーズが毎週火曜19時59分 - 20時54分に放送。同シリーズを最後にレギュラー放送は終了。
- 平成元年から平成13年までの13年間の第9シリーズまで全138話放送。
- 第1シリーズから第6シリーズ第5話まで放送原版(本放送時のマザーVTR)は1吋CタイプアナログVTR、第6シリーズ第6話から第9シリーズの放送原版はD-2デジタルVTR。BSフジに於ける再放送時のマザーVTRは全てHDCAM-VTRに統一。地方向け・再放送時の番組販売用マザーは放送原版(1吋CタイプVTR、D-2デジタルVTR)からダビングしたデジタルベータカムとHDCAM-VTRに統一されている。
- 1995年に「鬼平犯科帳 劇場版」が公開。
- スペシャルドラマが2005年から2016年まで、『金曜エンタテイメント』→『金曜プレステージ』→『赤と黒のゲキジョー』→『金曜プレミアム』→『土曜プレミアム』で定期的に放送されていた。
- 2016年12月2日、3日に前後編2本で放送の『鬼平犯科帳スペシャル』(シリーズ150本目)をもってシリーズ終了となった[1]。
主なスタッフ
[編集]- 原作:池波正太郎(「オール読物」連載、文藝春秋・刊)
- 企画:市川久夫、能村庸一、鈴木哲夫、遠藤龍之介
- 脚本:野上龍雄(23回)、安倍徹郎(22回)、田坂啓(18回)、下飯坂菊馬(16回)、井手雅人(12回)、櫻井康裕(10回)、安藤日出男(9回)、古田求(同)、小川英(6回)、金子成人(同) 他
- 音楽:津島利章
- 監督:小野田嘉幹(52本)、高瀬昌弘(42本)、吉田啓一郎(7本)、三村晴彦(6本)、舛田明廣(5本)、井上昭(同)、大洲斉(4本)、原田雄一(同)、加島幹也(同)、杉村六郎(3本)、貞永方久(同)、富永卓二(同)、酒井信行(同)、石原興(同) 他
- 撮影:伊佐山 巌 他
- 現像・VTR編集:IMAGICA、キッズカンパニー 他
- 制作協力:京都映画→松竹京都映画
- 制作:フジテレビ、松竹
レギュラー出演者
[編集]火付盗賊改方
[編集]- 長谷川平蔵:二代目中村吉右衛門
- 与力
- 佐嶋忠介:高橋悦史(第1シリーズ〜第6シリーズ、劇場版、以後代役なし)
- 天野甚造:御木本伸介(第1シリーズ〜第6シリーズ、劇場版、以後代役なし/萬屋版でも同じ役を務めている)
- 小林金弥:三代目中村歌昇(現・三代目中村又五郎)(第7シリーズ〜)
- 同心
- 酒井祐助:篠田三郎(第1シリーズ)→柴俊夫(第2シリーズ第2話から登場)→勝野洋(第3シリーズ〜)
- 木村忠吾:尾美としのり
- 小柳安五郎:香川照之(第1シリーズ〜第2シリーズ)→谷口高史(スペシャル版 『雨引の文五郎』〜)
- 沢田小平次:真田健一郎(第1シリーズ〜スペシャル版 『引き込み女』、以後代役なし)
- 山田市太郎:小野田真之(三ツ矢真之→辻政宏と改名)
- 竹内孫四郎:中村吉三郎
- 山崎国之進:中村吉次(現・二代目中村吉五郎)
- 村松忠之進:沼田爆(第1シリーズ第3話から登場、劇場版には未出演)
- 松永弥四郎:宮川不二夫(不破三四郎→不破龍彦と改名)(第2シリーズ〜)
- 原田一之進:木村栄(第5シリーズ〜)
- 三井忠次郎:中村吉之助(現・三代目中村吉之丞)(第7シリーズ〜)
- 同心:中村吉弥(第7シリーズ〜)
- 同心:中村吉六(第7シリーズ〜)
密偵
[編集]- 伊三次:三浦浩一(劇場版には未出演)
- 相模の彦十:三代目江戸家猫八(第1シリーズ第2話〜第9シリーズ)→長門裕之(スペシャル版 『一本眉』〜スペシャル版 『高萩の捨五郎』、以後代役なし)
- 小房の粂八:蟹江敬三(第1シリーズ第4話〜スペシャル版『見張りの糸』、以後代役なし)
- おまさ:梶芽衣子(第1シリーズ第5話〜)
- 大滝の五郎蔵:綿引勝彦(第1シリーズ第21話〜)
親族・知人
[編集]- 親族
- 長谷川久栄(平蔵の妻):多岐川裕美
- 長谷川辰蔵宣義(平蔵の嫡男):長尾豪二郎(第1シリーズ〜第5シリーズ)→東根作寿英(劇場版)
- 三沢仙右衛門(従兄):北村和夫(第1シリーズ〜第4シリーズ)→橋爪功(スペシャル版『山吹屋お勝』)
- 知人ほか
- 京極備前守高久:仲谷昇(第1シリーズ〜第8シリーズ)→橋爪功(ファイナル『五年目の客/雲竜剣』)
- 岸井左馬之助:江守徹(第1シリーズ第2話〜第2シリーズ)→竜雷太(第5シリーズ〜第6シリーズ)
- 五鉄の亭主・三次郎:藤巻潤(藤巻は、萬屋版で小房の粂八を演じている)
- 笹やのお熊:北林谷栄(第1シリーズ)→五月晴子(第4シリーズ〜第6シリーズ)
- 井関録之助:夏八木勲(第2シリーズ第4話〜第7シリーズ)
- およね:池波志乃(第2シリーズ第9話〜第7シリーズ)
- おとき:江戸家まねき猫(第3シリーズ〜)
第1シリーズ
[編集](1989年7月12日 - 1990年2月21日、1990年4月4日、フジテレビ系 水曜20時台時代劇枠)(平均視聴率16.5%)[2]
- 第1話「暗剣白梅香」(1989年7月12日)(視聴率[3]16.1%)
- 第2話「本所・櫻屋敷」(1989年7月19日)(視聴率14.4%)
- 第3話「蛇の眼」(原作:「座頭と猿」「蛇の眼」)(1989年7月26日)(視聴率15.2%)
- 第4話「血頭の丹兵衛」(1989年8月2日)(視聴率13.4%)
- 第5話「血闘」(1989年8月9日)(視聴率14.2%)
- 第6話「むっつり十蔵」(原作:「唖の十蔵」)(1989年8月16日)(視聴率15.1%)
- 第8話「さむらい松五郎」(1989年9月6日)(視聴率15.1%)
- 第9話「兇賊」(1989年9月13日)(視聴率17.8%)
- 第10話「一本眉」(原作「墨つぼの孫八」「一本眉」)(1989年9月20日)(視聴率14.7%)
- 第11話「狐火」(1989年9月27日)(視聴率13.3%)
- 第12話「兇剣」(スペシャル)(原作:「兇剣」「艶婦の毒」)(1989年10月11日)(視聴率18.7%)
- 第13話「笹やのお熊」(1989年10月18日)(視聴率16.4%)
- 第14話「あきれた奴」(1989年10月25日)(視聴率20.3%)
- 第15話「泥鰌の和助始末」(1989年11月1日)(視聴率19.9%)
- 第16話「盗法秘伝」(1989年11月29日)(視聴率17.1%)
- 第17話「女掏摸お富」(1989年12月6日)(視聴率18.9%)
- 第18話「浅草・御厩河岸」(1989年12月13日)(視聴率16.6%)
- 第19話「むかしの男」(1989年12月20日)(視聴率13.2%)
- 第20話「山吹屋お勝」(1990年1月10日)(視聴率19.1%)
- 第21話「敵」(1990年1月17日)(視聴率15.0%)
- 第22話「金太郎そば」(原作:『にっぽん怪盗伝』)(1990年1月24日)(視聴率19.4%)
- 第23話「用心棒」(1990年1月31日)(視聴率17.3%)
- 第24話「引き込み女」(1990年2月7日)(視聴率15.6%)
- 第25話「雨の湯豆腐」(原作:『梅雨の湯豆腐』 短編集『殺しの掟』(『仕掛人・藤枝梅安』の原点))に収録(1990年2月14日)(視聴率16.4%)
- 第26話「流星」(スペシャル)(原作:「大川の隠居」「流星」)(1990年2月21日)(視聴率18.6%)
※BSフジでの放映時は各話「額縁放送」(16:9画角の中に4:3画角が存在する)であるのと、映像マスターがSD画質である。(電子番組表EPG上では16:9 1125iの表記があるが、実際は4:3 525i(480i)である)また「次回予告」は付属しなかったが、2020年の再放送では、次回予告も放送されるようになった。フジテレビ本放映当時と同じ提供バック(静止画)と音楽、「鬼平犯科帳 =終=」のエンド静止画もBSフジでは使われている。なお、BSフジ以外への地方局番販の場合は提供バックはカットされ、=終=のエンド静止画のみ放送されている。
第2シリーズ
[編集](1990年4月4日 - 1991年3月27日、フジテレビ系 水曜20時台時代劇枠)(平均視聴率16.5%)[2]
- スペシャル「殿さま栄五郎」(1990年4月4日)(視聴率16.0%)
- 第1話「おみね徳次郎」(1990年10月17日)(視聴率17.1%)
- 第2話「むかしの女」(1990年10月24日)(視聴率15.5%)
- 第3話「白い粉」(1990年10月31日)(視聴率16.9%)
- 第4話「托鉢無宿」(1990年11月7日)(視聴率17.3%)
- 第5話「五年目の客」(1990年11月14日)(視聴率16.0%)
- 第6話「雨引の文五郎」(1990年11月21日)(視聴率19.6%)
- 第7話「猫じゃらしの女」(1990年11月28日)(視聴率16.8%)
- 第8話「盗賊二筋道」(1990年12月5日)(視聴率17.6%)
- 第9話「本門寺暮雪」(1990年12月19日)(視聴率16.4%)
- 第10話「女賊」(1991年1月23日)(視聴率16.3%)
- 第11話「四度目の女房」(原作:『にっぽん怪盗伝』)(1991年1月30日)(視聴率16.9%)
- 第12話「雨乞い庄右衛門」(1991年2月6日)(視聴率16.6%)
- 第13話「密告」(1991年2月13日)(視聴率17.1%)
- 第14話「夜狐」(原作:『夜狐』 短編集『殺しの掟』に収録)(1991年2月20日)(視聴率16.4%)
- 第15話「霧の朝」(1991年2月27日)(視聴率17.6%)
- 第17話「春の淡雪」(1991年3月13日)(視聴率17.7%)
- 第18話「下段の剣」(1991年3月20日)(視聴率16.1%)
- スペシャル「熱海みやげの宝物」(1991年3月27日)(視聴率15.3%)
※BSフジでの放映時は各話「額縁放送」(16:9画角の中に4:3画角が存在する)であるのと、映像マスターがSD画質である。(電子番組表EPG上では16:9 1125iの表記があるが、実際は4:3 525iである)また「次回予告」は付属しない。フジテレビ本放映当時と同じ提供バック(静止画)と音楽、「鬼平犯科帳 =終=」のエンド静止画もBSフジでは使われている。
第3シリーズ
[編集](1991年11月20日 - 1992年5月13日、フジテレビ系 水曜20時台時代劇枠)(平均視聴率18.1%)[2]
- 第1話「鯉肝のお里」(1991年11月20日)(視聴率23.2%)
- 第3話「馴馬の三蔵」(1991年12月11日)(視聴率19.7%)
- 第4話「火付け船頭」(1991年12月18日)(視聴率18.9%)
- 第5話「熊五郎の顔」(原作:『にっぽん怪盗伝』)(1992年1月22日)(視聴率17.0%)
- 第6話「いろおとこ」(1992年1月29日)(視聴率17.8%)
- 第7話「谷中いろは茶屋」(1992年2月5日)(視聴率14.4%)
- 第8話「妙義の團右衛門」(1992年2月12日)(視聴率16.9%)
- 第9話「雨隠れの鶴吉」(1992年2月19日)(視聴率18.4%)
- 第12話「隠居金七百両」(1992年3月11日)(視聴率19.3%)
- 第13話「尻毛の長右衛門」(1992年3月18日)(視聴率17.2%)
- 第14話「二つの顔」(1992年3月25日)(視聴率17.0%)
- 第15話「炎の色」(スペシャル)(原作:「炎の色」「誘拐」)(1992年4月1日)(視聴率15.4%)
- 第16話「おしま金三郎」(1992年4月15日)(視聴率19.9%)
- 第17話「忠吾なみだ雨」(原作:「お雪の乳房」)(1992年4月29日)(視聴率16.9%)
- 第18話「おみよは見た」(原作:『江戸の暗黒街』)(1992年5月6日)(視聴率17.9%)
- 第19話「密偵たちの宴」(1992年5月13日)(視聴率23.6%) ※全シリーズ最高視聴率
※BSフジでの放映時は各話「額縁放送」(16:9画角の中に4:3画角が存在する)であるのと、映像マスターがSD画質である。(電子番組表EPG上では16:9 1125iの表記があるが、実際は4:3 525iである)また「次回予告」は付属しない。フジテレビ本放映当時と同じ提供バック(静止画)と音楽、「鬼平犯科帳 =終=」のエンド静止画もBSフジでは使われている。
第4シリーズ
[編集](1992年12月2日 - 1993年5月12日、フジテレビ系 水曜20時台時代劇枠)(平均視聴率17.5%)[2]
- 第1話「討ち入り市兵衛」(1992年12月2日)(視聴率20.9%)
- 第2話「うんぷてんぷ」(原作:「霜夜」)(1992年12月9日)(視聴率19.8%)
- 第3話「盗賊婚礼」(1992年12月16日)(視聴率23.3%)
- 第4話「正月四日の客」(原作『にっぽん怪盗伝』)(1993年1月13日)(視聴率17.8%)
- 第5話「深川・千鳥橋」(1993年1月20日)(視聴率17.0%)
- 第6話「俄か雨」(原作:「俄か雨」「草雲雀」)(1993年1月27日)(視聴率15.3%)
- 第8話「鬼坊主の女」(原作:「にっぽん怪盗伝」)(1993年2月10日)(視聴率15.3%)
- 第9話「霧の七郎」(1993年2月17日)(視聴率18.1%)
- 第10話「密偵」(1993年2月24日)(視聴率21.1%)
- 第11話「掻掘のおけい」(1993年3月10日)(視聴率21.3%)
- 第12話「埋蔵金千両」(1993年3月17日)(視聴率17.6%)
- 第13話「老盗の夢」(1993年3月24日)(視聴率16.2%)
- 第14話「ふたり五郎蔵」(スペシャル)(1993年3月31日)(視聴率14.4%)
- 第15話「女密偵・女賊」(1993年4月14日)(視聴率12.6%)
- 第16話「麻布一本松」(1993年4月21日)(視聴率14.3%)
- 第17話「さざ浪伝兵衛」(原作:『にっぽん怪盗伝』)(1993年4月28日)(視聴率19.5%)
- 第18話「おとし穴」(原作:「あばたの新助」)(1993年5月5日)(視聴率15.4%)
- 第19話「おしゃべり源八」(1993年5月12日)(視聴率16.9%)
※BSフジでの放映時は各話「額縁放送」(16:9画角の中に4:3画角が存在する)であるのと、映像マスターがSD画質である。(電子番組表EPG上では16:9 1125iの表記があるが、実際は4:3 525iである)また「次回予告」は付属しない。フジテレビ本放映当時と同じ提供バック(静止画)と音楽、「鬼平犯科帳 =終=」のエンド静止画もBSフジでは使われている。
第5シリーズ
[編集](1994年3月9日 - 1994年7月13日、フジテレビ系 水曜20時台時代劇枠)(平均視聴率15.1%)[2]
- 第2話「怨恨」(1994年3月16日)(視聴率16.9%)
- 第3話「蛙の長助」(1994年4月13日)(視聴率12.9%)
- 第4話「市松小僧始末」(原作:『にっぽん怪盗伝』)(1994年4月20日)(視聴率15.0%)
- 第6話「白根の万左衛門」(1994年5月4日)(視聴率14.1%)
- 第7話「お菊と幸助」(脚本:下飯坂菊馬、オリジナル作品)(1994年5月18日)(視聴率13.0%)
- 第8話「犬神の権三郎」(原作:「犬神の権三」)(1994年5月25日)(視聴率13.6%)
- 第9話「盗賊人相書」(1994年6月15日)(視聴率14.0%)
- 第10話「浅草・鳥越橋」(1994年6月22日)(視聴率14.8%)
- 第11話「隠し子」(1994年6月29日)(視聴率14.0%)
- 第12話「艶婦の毒」(1994年7月6日)(視聴率15.1%)
- 第13話「駿州・宇津谷峠」(1994年7月13日)(視聴率17.1%)
※BSフジでの放映時は各話「額縁放送」(16:9画角の中に4:3画角が存在する)であるのと、映像マスターがSD画質である。(電子番組表EPG上では16:9 1125iの表記があるが、実際は4:3 525iである)また「次回予告」は付属しない。フジテレビ本放映当時と同じ提供バック(静止画)と音楽、「鬼平犯科帳 =終=」のエンド静止画もBSフジでは使われている。
第6シリーズ
[編集](1995年7月19日 - 1995年11月1日、フジテレビ系 水曜20時台時代劇枠)(平均視聴率13.6%)[2]
- 第1話「蛇苺の女」(スペシャル)(1995年7月19日)(視聴率12.6%)
- 第2話「お峰・辰の市」(1995年7月26日)(視聴率12.1%)
- 第4話「浮世の顔」(1995年8月9日)(視聴率13.6%)
- 第5話「墨斗の孫八」(1995年8月16日)(視聴率11.0%)
- 第6話「はさみ撃ち」(1995年8月23日)(視聴率14.7%)
- 第7話「のっそり医者」(1995年9月6日)(視聴率13.2%)
- 第8話「男の毒」(1995年9月13日)(視聴率14.9%)
- 第9話「迷路」(スペシャル)(1995年9月20日)(視聴率13.8%)
- 第10話「おかね新五郎」(1995年10月18日)(視聴率14.0%)
- 第11話「五月闇」(1995年11月1日)(視聴率15.9%)
※BSフジでの放映時は各話「額縁放送」(16:9画角の中に4:3画角が存在する)であるのと、映像マスターがSD画質である(電子番組表EPG上では16:9 1125iの表記があるが、実際は4:3 525iである)。また「次回予告」は付属しない。フジテレビ本放映当時と同じ提供バック(静止画)と音楽、「鬼平犯科帳 =終=」のエンド静止画もBSフジでは使われている。また、本シリーズの第6話から放送マザーが従来の1吋CタイプVTRからD-2デジタルVTRに変更された(※BSフジでの放送時はD-2からダビングしたHDCAM-VTRが引き続き使用されている)。
劇場版
[編集](1995年11月18日公開)
- 与力・秋山源蔵 - 神山繁
- 荒神のお豊 - 岩下志麻
- 白子の菊右衛門 - 藤田まこと
- 沖源蔵 - 石橋蓮司
- 狐火の勇五郎 - 世良公則
- 吉五郎 - 本田博太郎
- 百蔵 - 平泉成
- 文吉 - 遠藤憲一
- 蛇の平十 - 峰岸徹
- 天ぷら屋の主人 - 道場六三郎
- 佐代 - 江口由起
- 清(平蔵の娘) - 久我陽子
- ※地上波(アナログ放送)とBSフジの初回放映時は映像マスターがSD画質で16:9の画角。(電子番組表EPG上では16:9 1125iの表記があるが、実際は16:9 525iである)
- ※2018年4月のBSフジ放映時から映像マスターがハイビジョン画質、16:9の画角となった。
第7シリーズ
[編集](1996年8月21日 - 1996年9月4日、1997年4月16日 - 1997年7月16日、フジテレビ系 水曜20時台時代劇枠)(平均視聴率14.4%)[2]
- 第1話「麻布ねずみ坂」(1996年8月21日)(視聴率12.2%)
- 第2話「男のまごころ」(原作:「鈍牛」)(1996年8月28日)(視聴率14.4%)
- 第3話「妖盗葵小僧」(1996年9月4日)(視聴率14.3%)
- 第4話「木の実鳥の宗八」(原作:「春雪」)(1997年4月16日)(視聴率16.0%)
- 第5話「礼金二百両」(1997年4月23日)(視聴率13.6%)
- 第6話「殺しの波紋」(1997年4月30日)(視聴率13.8%)
- 第7話「五月雨坊主」(1997年5月14日)(視聴率14.5%)
- 第8話「泣き味噌屋」(1997年5月28日)(視聴率14.4%)
- 第9話「寒月六間堀」(1997年6月4日)(視聴率15.3%)
- 第10話「見張りの糸」(1997年6月11日)(視聴率15.2%)
- 第12話「あいびき」(原作:「おせん」)(1997年6月25日)(視聴率12.3%)
- 第13話「二人女房」(1997年7月2日)(視聴率12.6%)
- 第14話「逃げた妻」(1997年7月9日)(視聴率16.4%)
- 第15話「見張りの見張り」(1997年7月16日)(視聴率16.2%)
※BSフジでの放映時は各話「額縁放送」(16:9画角の中に4:3画角が存在する)であるのと、映像マスターがSD画質である。(電子番組表EPG上では16:9 1125iの表記があるが、実際は4:3 525iである)また「次回予告」は付属しない。フジテレビ本放映当時と同じ提供バック(静止画)と音楽、「鬼平犯科帳 =終=」のエンド静止画もBSフジでは使われている。
第8シリーズ
[編集](1998年4月15日 - 1998年6月10日、フジテレビ系 水曜20時台時代劇枠)(平均視聴率14.9%)[2]
- 第1話「鬼火」(スペシャル)(1998年4月15日)(視聴率13.1%)
- 第2話「瓶割り小僧」(1998年4月22日)(視聴率18.7%)
- 第3話「穴」(1998年4月29日)(視聴率15.5%)
- 第4話「眼鏡師市兵衛」(原作:「二度ある事は」)(1998年5月6日)(視聴率13.9%)
- 第5話「はぐれ鳥」(原作:「白蝮」)(1998年5月13日)(視聴率15.4%)
- 第7話「同門対決」(原作「高杉道場・三羽烏」)(1998年5月27日)(視聴率14.0%)
- 第8話「影法師」(1998年6月3日)(視聴率15.3%)
- 第9話「さらば鬼平犯科帳」(スペシャル)(1998年6月10日)(視聴率15.1%)
※BSフジでの放映時は各話「額縁放送」(16:9画角の中に4:3画角が存在する)であるのと、映像マスターがSD画質である。(電子番組表EPG上では16:9 1125iの表記があるが、実際は4:3 525iである)また「次回予告」は付属しない。フジテレビ本放映当時と同じ提供バック(静止画)と音楽、「鬼平犯科帳 =終=」のエンド静止画もBSフジでは使われている。
第9シリーズ
[編集](2001年4月17日 - 2001年5月22日、フジテレビ系 火曜20時台時代劇枠)(平均視聴率13.6%)[2]
- 第1話「大川の隠居」(スペシャル)(原作:「大川の隠居」「掻掘のおけい」「流星」)(2001年4月17日)(視聴率15.5%)
- 第2話「一寸の虫」(2001年4月24日)(視聴率12.4%)
- 第3話「男の隠れ家」(2001年5月1日)(視聴率13.9%)
- 第4話「一本饂飩」(原作:「男色一本饂飩」)(2001年5月15日)(視聴率11.0%)
- 第5話「闇の果て」(原作:「雪の果て」)(2001年5月22日)(視聴率13.5%)
※このシリーズよりステレオ制作。BSフジでの放映時は各話「額縁放送」(16:9画角の中に4:3画角が存在する)であるのと、映像マスターがSD画質である。(電子番組表EPG上では16:9 1125iの表記があるが、実際は4:3 525iである)また「次回予告」は付属しない。フジテレビ本放映当時と同じ提供バック(静止画)と音楽、「鬼平犯科帳 =終=」のエンド静止画もBSフジでは使われている。
スペシャル
[編集]フジテレビ系『金曜エンタテイメント』→『金曜プレステージ』→『赤と黒のゲキジョー』→『金曜プレミアム』→『土曜プレミアム』枠での放送。
- 鬼平犯科帳スペシャル 山吹屋お勝(2005年2月8日)(視聴率15.1%)
- 鬼平犯科帳スペシャル 兇賊(2006年2月17日)(視聴率18.5%)
※地上デジタルとBSフジでの放映時 画角16:9、フィルム撮影(スーパー16mmを使用)、ハイビジョン製作。
- 鬼平犯科帳スペシャル 一本眉(2007年4月6日)(視聴率15.7%)
※地上デジタルとBSフジでの放映時 画角16:9、フィルム撮影(スーパー16mmを使用)、ハイビジョン製作。
- 鬼平犯科帳スペシャル 引き込み女(2008年10月17日)(視聴率16.4%)
- 鬼平犯科帳スペシャル 雨引の文五郎(2009年7月17日)(視聴率13.7%)
- 鬼平犯科帳スペシャル 高萩の捨五郎(2010年6月18日)(視聴率13.9%)
- 鬼平犯科帳スペシャル 一寸の虫(2011年4月15日)(視聴率14.3%)
- 鬼平犯科帳スペシャル 盗賊婚礼(2011年9月30日)(視聴率12.2%)
- 鬼平犯科帳スペシャル 泥鰌の和助始末(2013年1月4日)(視聴率11.3%)
- 鬼平犯科帳スペシャル 見張りの糸(2013年5月31日)(視聴率12.4%)
- 鬼平犯科帳スペシャル 密告(2015年1月9日)(視聴率10.1%)
- 鬼平犯科帳スペシャル 浅草・御厩河岸(2015年12月18日)(視聴率7.7%)
ナレーション
[編集]テーマ音楽・オープニングとエンディング
[編集]オープニング
[編集]- ナレーションは共通。映像は馬に乗った平蔵が市中を走り抜けるシーンや賊の群れや盗賊などを捕縛するシーンが続き、第二期からはオープニングの後半部に平蔵達盗賊改が船で川を進むシーンなどが追加された。オープニングの音楽は、勇ましいトランペットやトロンボーンなどの金管楽器を主体としつつも、電子ドラムなどの打楽器音も加えられたダイナミック感のある時代劇に即した音楽が奏でられている。なお、第1シリーズのオープニングに共通して使用されている「オープニング音楽」は第2シリーズから使用されているそれとアレンジの違いやテンポの違いなどが若干あり、第1シリーズのオープニングよりも第2シリーズからのオープニング音楽はテンポが速くなっている。
エンディング
[編集]- 吉右衛門主演の鬼平犯科帳において印象深いものの1つに、「日本の四季折々に彩られた」中で営まれる『人々の生活の風景』をちりばめたエンディングがある。ジプシー・キングス『インスピレイション』をテーマ音楽に用い、春(桜)、夏(花火)、秋(紅葉)、冬(雪)といった日本の四季に代表されるシーンに加え、菖蒲や紫陽花等といった季節相応の花を主体とした風景、梅雨時期に見られるにわか雨模様や夏の風鈴売りや冬のそば屋台等に見られる人々の生きる営みを映像化するなど、町人文化の彩りを活き活きと表現している。このコンセプトは後に「剣客商売」のオープニングなどにも形を変えながら引き継がれた。
- また本作品では、画面中心に配されるのが主流であったエンドロール表示が、画面下部、あるいはその左右にオフセットされる形で表示される形態が採られた事が特徴である。これは、エンディングにおけるそれぞれのシーンが印象的になる効果を与えるものとなっている。盗賊改方、密偵などレギュラー出演者は画面右下、盗賊などでのゲスト出演者およびその他の出演者は画面左下にそれぞれオフセットされた形で、スタッフ他、制作者側は画面下半分を使う形で表示されるのが主となっている。
- なお通常フジテレビの社名ロゴマークは濁点が上下に連なって表記されているが、本作品に関しては左右に連なっている。
- ロケ地
- 寺社・縁日/清凉寺
- 桜(または梅)・五重の塔/仁和寺
- 桜・屋形船/大覚寺(大沢池)
- 桜・運河/八幡堀/近江八幡
- 紫陽花・雨の橋/園部川摩気橋
- 風鈴売りと茶屋/今宮神社(京都市北区紫野今宮)
- 紅葉/東福寺(通天橋)
受賞歴
[編集]- 第8シリーズ(1998年)
- 第17回ザテレビジョンドラマアカデミー賞
- ザテレビジョン特別賞
- 第17回ザテレビジョンドラマアカデミー賞
備考
[編集]山形県では、かつて山形テレビ(YTS)がフジテレビ系列局であった時代、YTSでも同時ネットで放送されていたが、1993年4月1日に、YTSがテレビ朝日系列へネットチェンジしたことに伴い、ネットチェンジ前日(1993年3月31日)に放送された第4シリーズの第14話の「ふたり五郎蔵(スペシャル)」をもって打ち切られ、山形県では水曜20時台時代劇が一時途絶えることになった。なお、山形県では、YTSのネットチェンジ後、フジテレビ系番組の引き受け先となったTBS系列局のテレビユー山形に移行されたかどうかは不明である。また、日本テレビ系列局に一本化した山形放送(YBC)にはフジテレビの意向でネット[注 3]されなかった。
その後、1997年4月1日に、さくらんぼテレビが開局したことにより、山形県でも4年ぶりに同時ネットで放送が再開されることになった。ちなみに、さくらんぼテレビ開局後に初めて放送された話は、第7シリーズ放映期間(1996年10月から翌年3月まで休止期間があった)の1997年4月16日に放送された第4話の「木の実鳥の宗八」である。
鹿児島テレビは1994年3月31日まで日本テレビ系列とフジテレビ系列のクロスネット局だったため、当枠は『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』を同時ネットしていた。その後同年4月1日に鹿児島讀賣テレビの開局によりフジテレビ系列フルネット局になったため、第5シリーズの3話からネット開始。
おとき役の江戸家まねき猫は、Youtubeの小林まどか氏の対談「言霊インタビュー」(2016年)にて、鬼平の撮影現場での裏話を披露している。
映像ソフト
[編集]第1 - 第9シリーズ、スペシャル版などのDVDが松竹ホームビデオから発売されている。また、デアゴスティーニ・ジャパンからDVDつきマガジン「隔週刊 鬼平犯科帳 DVDコレクション」が、新潟県において先行販売を2010年5月24日に開始、全国販売が2010年9月14日に開始された。
脚注
[編集]- 注釈
- 出典
- ^ “中村吉右衛門、『鬼平犯科帳』終了 150本目で有終の美”. ORICON STYLE (oricon ME). (2015年12月16日) 2015年12月16日閲覧。
- ^ 「テレビ視聴率季報(関東地区)」ビデオリサーチ
- ^ a b “尾上菊之助、義父・中村吉右衛門と映像初共演「しびれました」”. ORICON STYLE. (2016年9月2日) 2016年9月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g “ファイナルを彩る豪華ゲスト陣が決定!”. とれたてフジテレビ. (2016年9月2日) 2016年9月2日閲覧。
外部リンク
[編集]フジテレビ系 火曜20時台 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
火曜ワイドスペシャル(第3期)
※19:00-20:54 |
鬼平犯科帳(第9シリーズ)
(ここから火曜時代劇) |
剣客商売(第3シリーズ)
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