毬谷友子
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まりや ともこ 毬谷 友子 | |||||
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本名 | 矢代 友子(やしろ ともこ) | ||||
生年月日 | 1960年3月25日(64歳) | ||||
出生地 | 日本 東京都港区 | ||||
身長 | 160 cm | ||||
血液型 | A型 | ||||
職業 | 女優 | ||||
ジャンル | 舞台・テレビドラマ・映画 | ||||
活動期間 | 1980年 - | ||||
活動内容 |
1980年:宝塚歌劇団入団、雪組配属 1985年:宝塚歌劇団退団、 以降女優として活動。 | ||||
著名な家族 |
矢代静一(父) 矢代朝子(姉) えまおゆう(従妹) | ||||
所属劇団 | 宝塚歌劇団(1980年 - 1985年) | ||||
公式サイト | 毬谷友子 Official Website | ||||
主な作品 | |||||
舞台 『弥々』 映画 『宮城野』 | |||||
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備考 | |||||
宝塚歌劇団卒業生 |
毬谷 友子(まりや ともこ、1960年3月25日[1] - )は、日本の女優、歌手、文筆家。元宝塚歌劇団雪組の娘役。本名矢代友子(やしろ ともこ)[1]。東京都港区出身。ジェイ・クリップ所属を経てフリー。愛称は「とんちゃん」。
父は劇作家の矢代静一、母は今井正監督の映画『青い山脈』(1949年版)、木下惠介監督の映画『女の園』などで知られる女優・山本和子。友子は次女で、姉の矢代朝子も女優。母方の従妹にえまおゆう(73期、元雪組トップスターの絵麻緒ゆう)がいる。
略歴
[編集]- 幼稚園から小学校、中学・高等学校まで四谷雙葉学園で学ぶ[1]。
- 1980年、宝塚音楽学校を卒業。卒業試験では創立以来最高の99点を獲得したという。宝塚歌劇団に66期生として入団。『フェスタ・フェスタ』で初舞台。音楽学校卒業及び入団時の成績は50人中12位[2]。同期に安寿ミラ、こだま愛、洲悠花などがいる。
- 同年7月10日[2]、雪組に配属。
- 同年、連続テレビ小説『虹を織る』のヒロインの「仲良し5人組」の一人・ゆき役に選ばれ出演。
- 1983年、『ブルー・ジャスミン』の新人公演で初ヒロインに抜擢される。
- 1985年4月30日[2]、『花夢幻 / はばたけ黄金の翼よ』の東京公演千秋楽を最後に宝塚歌劇団を退団。
- 退団後は舞台を中心に活躍するほか、映画『夢二』などに出演。父・矢代が脚本を書いた一人芝居『弥々』は毬谷が矢代に直談判して初演の舞台化以来「ライフワーク」として演じ続ける矢代・毬谷ふたりそれぞれの代表作となった。
- 1989年、ミュージカル『Sessue雪洲』(つる役)及び『真夏の夜の夢』(ハーミア役)での演技により、第39回芸術選奨文部大臣新人賞大衆部門を受賞。
- 1992年、夢の遊眠社『贋作 桜の森の満開の下』(夜長姫役)及び『弥々』(弥々役)での演技により第27回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。
- 2002年、『弥々』(弥々役)での演技により第57回文化庁芸術祭優秀賞(演劇部門)を受賞。
- 2010年、『令嬢ジュリー』では演出も手掛けている。
- 2016年3月7日よりフリー。
エピソード
[編集]- 芸名については、「友子は本名から、姓は聖母マリアから頂戴しました」と本人が答えている。入団時は本名での活動を希望したが「必ず芸名を付けなければならない」と言われ、洗礼名であるマリアを名字とする芸名とした。
- 「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」の稽古中に出演した『笑っていいとも!』テレフォンショッキング(テレフォンゲスト 2009年3月4日)で(精神疾患を意味する)放送禁止用語を口にした(悪気がなく、無意識にうっかり言ってしまった模様で本人もすぐに気づいた)。番組内で本人ではなく加藤綾子アナウンサーが謝罪した[3]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台出演
[編集]- 1981年5月、『彷徨のレクイエム』アナスタシア皇女(第1部)
- 1982年5月、『ジャワの踊り子』新人公演:アミナ(本役:草笛雅子)
- 1982年9月、『愛の飛翔II』(宝塚バウホール)
- 1983年3月、『パリ変奏曲』新人公演:ジャンヌ(本役:花鳥いつき) / 『ゴールデン・ドリーム』(東京宝塚劇場)
- 1983年6月、『シェルブールの雨傘』ジュヌヴィエーヴ(博品館劇場)外部出演
- 1983年8月、『ブルー・ジャスミン』テレーズ、新人公演:ローナ・モレル(本役:遥くらら) / 『ハッピーエンド物語』 新人公演初ヒロイン
- 1983年12月、『うたかたの恋』新人公演:ツェヴェッカ伯爵夫人(本役:真乃ゆりあ) / 『ハッピーエンド物語』(東京宝塚劇場)
- 1984年3月、『風と共に去りぬ』プリシー、新人公演:スカーレット・オハラ(本役:遥くらら) 新人公演ヒロイン
- 1984年5月、『愛の飛翔Ⅲ』(宝塚バウホール)
- 1984年9月、『千太郎纏しぐれ』お千代 / 『フル・ビート』
- 1985年1月、『花夢幻』 / 『はばたけ黄金の翼よ』ビアンカ 退団公演
女優としての主な出演
[編集]舞台
[編集]- シェルブールの雨傘(1983年) ※宝塚歌劇団在団中に外部出演
- ラ・マンチャの男(1985年) - アントニア 役
- ラ・カージュ・オ・フォール(1986~88年)
- 十二夜(1987年)
- ビッグ・リバー(1988年)
- 贋作・桜の森の満開の下(1989年〔初演〕、1992年〔再演〕・夢の遊眠社)
- なよたけ(1990年・演出:坂東玉三郎)
- ゴドーを待ちながら(1994年・演出:鴻上尚史)
- 屋根の上のヴァイオリン弾き(1996年) - ホーデル 役
- 阿呆劇トゥーランドット姫(1997年)
- 地下鉄に乗って(2000年・音楽座)
- 8人の女たち(2004年)
- 天保十二年のシェイクスピア(2005年・演出:蜷川幸雄) - お冬 役、浮舟太夫 役
- 弥々
- タンゴ・冬の終わりに
- 音楽劇 コーカサスの白墨の輪
- 夢の浮橋[4]
- 桜の園(演出・蜷川幸雄)
- 雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた(2009年、作:清水邦夫、演出:蜷川幸雄)ニーナ・ハーゲンのNaturträneを歌う
- 令嬢ジュリー(2010年)
- チェーホフ!? 〜哀しいテーマに関する滑稽な論考〜(2011年)
- 浅草版・くるみ割り人形(2012年)
- 障子の国のティンカーベル(2014年〔初演〕、2015年〔再演〕、演出:マルチェロ・マーニ)
- 残り者(2020年 前進座錦秋公演 演出:鵜山仁) サト姫(猫) 役
テレビドラマ
[編集]- 虹を織る(1980年、NHK大阪放送局・連続テレビ小説) - 島崎佳代の友人・ゆき役(当時は現役タカラジェンヌとして出演していた)
- こころ(1991年、東芝日曜劇場、毎日放送) - 先生の妻 役
- アインシュタインロマン(1991年、NHKスペシャル、NHK) - ミレーバ夫人 役
- 琉球の風(1993年、NHK大河ドラマ) - 軍陀利 役
- デザートはあなた(1993年、毎日放送) - 山口奈々子 役
- 愛をみつけた(1995年、NHKドラマ新銀河) - 宮川花子 役
- 松ケ枝町サーガ(1995年、NHKBS2BS日曜ドラマ)
- 火曜サスペンス劇場(日本テレビ)
- 金曜エンタテイメント「せつない探偵 柚木草平の殺人レポート」(1996年 - 2000年、CX) - 吉島冴子 役
- 月曜ドラマスペシャル「一色京太郎事件ノート4・京都西陣に消えた女」(1997年、TBS) - 千里孝子 役
- 新・半七捕物帳 第17話「張子の虎」(1997年、NHK総合)- お定 役
- 鬼平犯科帳 第8シリーズ 第5話「はぐれ鳥」(1998年、CX /松竹) - 津山薫 役
- おまえなしでは生きていけない~猫を愛した芸術家の物語~「第2夜 内田百閒」(2011年、NHK BSプレミアム)
- 月曜ゴールデン「狩矢警部シリーズ11・京都舞踊襲名殺人事件」(2012年、TBS) - 桜木麗花 役
- 赤い糸の女(2012年、東海テレビ) - 貴道多嶺 役
- プレミアムドラマ「かすてぃら」(2013年、NHK BSプレミアム) - 明子先生 役
- 水曜ミステリー9「葬儀屋松子の事件簿3」(2013年、テレビ東京) - 和田初栄 役
- 天国の恋(2013年、東海テレビ) - 浅妻徳美 役
- プレミアムドラマ「昨夜のカレー、明日のパン」第6話(2013年、NHK BSプレミアム) - 富士子 役
- 怪奇恋愛作戦 第3話 - 第4話(2015年、テレビ東京) - 院長 役
- 人類学者・岬久美子の殺人鑑定7(2017年) - 龍野彩乃
- 半径5メートル(2021年) - 立花早苗 役
バラエティ番組
[編集]- 時代劇法廷(2010年、時代劇専門チャンネル)#5「春日局」 - 春日局役
- しくじり先生 俺みたいになるなⅡ3時間スペシャル「なんもねぇ~!!」
ほか多数
その他テレビ番組
[編集]- 小さな美の殿堂 海辺の美術館(1993年7月4日、NHK総合テレビ)
- 春らんまん・津軽の桜(1994年4月29日、NHK-BS2)
- 芸術劇場(1996年4月 - 1997年3月、NHK教育テレビ) - 案内役
- 平成古寺巡礼(1996年、NHK-BS2)
- 旅のチカラ「60歳のフラメンコ 俳優・大杉漣 スペイン・セビリア」(2011年4月9日、BSプレミアム) - 語り[5]
- はじめてのこくご ことばあ!(NHK教育テレビ)
映画
[編集]- 東京上空いらっしゃいませ(1990年) - 田中郁子 役
- 夢二(1991年) - 脇屋巴代 役
- 外科室(1992年)
- 極道の妻たち 赫い絆(1995年) - 範子 役
- 娘道成寺 蛇炎の恋(2004年)
- 妖精フローレンス(1985年) - フローレンス 役
- 海でのはなし(2006年) - 楓の母親 役
- 宮城野(2010年) - 宮城野 役
- 日々ロック(2014年) - 風間泉 役
- リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年) - 皆川晴海 役
- 花芯(2016年) - アパートの大家・北林未亡人 役[6]
ラジオドラマ
[編集]- FMシアター (NHK-FM)
- 「大地の子エイラ」(1988年3月26日) - 主題曲歌唱
- 「地球の祈り」(1996年8月17日)[7]
- 「水の行方」(1998年4月11日) - 仁科玲子 役[8]
- 「骨は珊瑚、眼は真珠」(2006年10月7日)[9]
- 「餌の時間」(2007年2月10日) - 桜 役[10]
- 「静かな大地」前編・後編(2011年10月15日・22日) - 宗形由良 役[11]
- 「故郷の我が家」(2015年2月7日)[12]
- 「星降る教室」(2016年7月16日) - クラムボン 役[13]
- 「白き鳥、赤き花」(2017年3月11日) - 紅千草 役[14]
- 「扉を開ければそこは」(2023年5月20日) - 雅美 役[15]
- AMステレオ放送1周年記念ラジオドラマ 「真夜中に野バラが歌う」(1993年3月15日、ABCラジオ)[16]
- 青春アドベンチャー (NHK-FM)
- クラシックものがたり 「悲劇のマリー・アントワネット ~ ある侍女の日記」(1995年9月9日、NHK-FM)[22]
- クラシックものがたり 「サバトの夜の秘密 ~ 交響詩"はげ山の一夜"」(1995年9月23日、NHK-FM)[23]
- ドラマスペシャル 「ソフィーの世界」前編・後編(1996年1月14日・15日、NHK-FM) - ヒルデ 役[24]
- 特集オーディオドラマ 「怪し野」(2003年5月4日、NHK-FM)[25]
写真集
[編集]- 毬谷友子 一九九四(1994年、宝島社)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 週刊テレビ番組(東京ポスト)1980年12月26日号 p.32
- ^ a b c 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』小林公一・監修、阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日、92頁。ISBN 9784484146010
- ^ 人気テレビ番組のあり得ないミス200(鉄人社、2021年5月18日第1刷)204頁
- ^ NOP DAYS
- ^ “旅のチカラ 「60歳のフラメンコ 〜スペイン セビリア〜」”. テレビマンユニオン. 2021年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月15日閲覧。
- ^ “瀬戸内寂聴の「花芯」映画化、キャストに村川絵梨、林遣都、安藤政信”. 映画ナタリー (2016年3月25日). 2016年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月17日閲覧。
- ^ “NHKアーカイブス NHKクロニクル / FMシアター『地球の祈り』(1996年8月17日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月14日閲覧。
- ^ “NHKアーカイブス NHKクロニクル / FMシアター『水の行方』(1998年4月11日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月14日閲覧。
- ^ “NHKアーカイブス NHKクロニクル / FMシアター『骨は珊瑚、眼は真珠』 (2006年10月7日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月28日閲覧。
“NHK FMシアター 2006年 放送済みの作品”. NHK 日本放送協会. 2022年9月24日閲覧。 - ^ “NHKアーカイブス NHKクロニクル / FMシアター『餌の時間』 (2007年2月10日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月28日閲覧。
“NHK FMシアター 2007年 放送済みの作品”. 日本放送協会. 2022年8月25日閲覧。 - ^ “NHKアーカイブス NHKクロニクル / FMシアター『静かな大地・前編』 (2011年10月15日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月28日閲覧。
“NHKアーカイブス NHKクロニクル / FMシアター『静かな大地・後編』 (2011年10月22日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月28日閲覧。
“NHK FMシアター 2011年 放送済みの作品”. NHK 日本放送協会. 2022年9月24日閲覧。 - ^ “NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / FMシアター「故郷の我が家」(2015年2月7日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年10月7日閲覧。
- ^ “NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / FMシアター「星降る教室」(初回放送:2016年7月16日)”. NHK 日本放送協会. 2022年10月7日閲覧。
- ^ “NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / FMシアター「白き鳥、赤き花」(2017年3月11日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年10月7日閲覧。
- ^ “NHK FMシアター『扉を開ければそこは』(2023年5月20日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2023年4月20日閲覧。
- ^ “放送ライブラリー / 「ステレオドラマ 真夜中に野バラが歌う」(1993年3月15日・ABCラジオ)”. BPCJ 公益財団法人 放送番組センター. 2022年10月6日閲覧。
- ^ “NHKアーカイブス NHKクロニクル / 青春アドベンチャー ダミーヘッド・ドラマ・スペシャル『アルジャーノンに花束を』第1回 (全5回、1995年8月7日 - 11日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月27日閲覧。
- ^ “NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / 青春アドベンチャー「ピエタ」(初回放送:2012年4月30日 - 5月11日)”. NHK 日本放送協会. 2022年10月7日閲覧。
- ^ “NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / 青春アドベンチャー「帝冠の恋」(2017年1月30日 - 2月10日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年10月7日閲覧。
- ^ “NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / 青春アドベンチャー「ハプスブルクの宝剣」(2020年3月9日 - 4月3日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年10月7日閲覧。
- ^ “NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / 青春アドベンチャー「イッツ・ア・ビューティフルワールド」(2021年3月15日 - 26日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年10月7日閲覧。
- ^ “NHKアーカイブス NHKクロニクル / クラシックものがたり「悲劇のマリー・アントワネット~ある侍女の日記」(1995年9月9日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月15日閲覧。
- ^ “NHKアーカイブス NHKクロニクル / クラシックものがたり「サバトの夜の秘密~交響詩"はげ山の一夜"」(1995年9月23日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月15日閲覧。
- ^ “放送ライブラリー /「ソフィーの世界・前編」(1996年1月14日、NHK-FM)”. BPCJ 公益財団法人 放送番組センター. 2022年10月5日閲覧。
“放送ライブラリー /「ソフィーの世界・後編」(1996年1月15日、NHK-FM)”. BPCJ 公益財団法人 放送番組センター. 2022年10月5日閲覧。 - ^ “NHKアーカイブス NHKクロニクル / 特集オーディオドラマ「怪し野」(2003年5月4日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月28日閲覧。
“NHK 特集オーディオドラマ 2003年 放送済みの作品”. NHK 日本放送協会. 2022年10月6日閲覧。
外部リンク
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