なよたけ
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なよたけ | |
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作者 | 加藤道夫 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 戯曲 |
幕数 | 5幕9場 |
初出情報 | |
初出 | 『三田文學』1946年 4・5月号、6月号、7・8月号、9月号、10・11月号 |
出版元 | 三田文学会 |
刊本情報 | |
出版元 | 書肆ユリイカ |
出版年月日 | 1951年4月 |
初演情報 | |
公演名 |
尾上菊五郎劇団公演(省略版) 文学座公演(完全版) |
場所 |
新橋演舞場(省略版) 大阪毎日会館(完全版) |
初演公開日 |
1951年6月(省略版) 1955年9月(完全版) |
演出 | 芥川比呂志(完全版) |
主演 | 松下砂稚子、仲谷昇(完全版) |
受賞 | |
第1回水上瀧太郎賞(三田文学賞) | |
ポータル 文学 ポータル 舞台芸術 |
『なよたけ』は、加藤道夫の戯曲。5幕9場。『竹取物語』を題材にとり[1]、執筆に当たってはジロドゥの『オンディーヌ』に想を得たとされる[2]。
概要
[編集]1943年の秋から執筆を始め、翌年の春に脱稿。原稿を友人に預けた道夫は[注釈 1]、陸軍省の通訳官として出征する。作品は1946年5月から雑誌『三田文学』に発表され、5回にわたり連載された[注釈 2]。道夫は連載途中で復員した。1948年12月、『なよたけ』により第1回水上瀧太郎賞を受賞。1951年4月、書肆ユリイカより単行本が限定出版される[3]。同年6月、尾上菊五郎劇団により、作品の一部を省略した『なよたけ抄』として、岡倉士朗の演出により新橋演舞場にて初上演される。完全上演が実現したのは1955年9月、芥川比呂志の演出で、文学座によって大阪毎日会館にて公演された[4]。
あらすじ
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
主な登場人物
[編集]- 石ノ上ノ文麻呂
- なよたけ
- 清原ノ秀臣
- 小野ノ連
- 大伴ノ御行
- 讃岐ノ造麻呂(竹取ノ翁)
- 瓜生ノ衛門
- 石ノ上ノ綾麻呂
舞台公演
[編集]- 尾上菊五郎劇団公演
- 青猫座公演[6]
- 文学座公演[7]
- 歌舞伎座公演
- 若手歌舞伎奮斗公演[10]
- 劇団四季公演[11]
- 俳優座劇場公演[11]
- 1981年(昭和56年)9月17日 - 10月5日 俳優座劇場
- 演出:石沢秀二
- 日生劇場公演
- 新国立劇場公演[13]
- シアターΧ公演[14]
- 2009年(平成21年)1月7日-12日 東京両国・シアターΧ
- 演出:山本健翔
書誌情報
[編集]- 『なよたけ』 書肆ユリイカ、1951年、全国書誌番号:52000225
- 『なよたけ』 未來社、1952年、全国書誌番号:52004390
- 『なよたけ』 新潮社、1956年、全国書誌番号:56005712
- 『なよたけ』 青土社、2000年4月、ISBN 4-7917-5804-8
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 「なよたけ」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』 。コトバンクより2023年7月15日閲覧。
- ^ 大島勉「なよたけ」『小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)』 。コトバンクより2023年7月15日閲覧。
- ^ 『現代日本文學大系92 現代名作集(二)』(筑摩書房、1973年、pp.411-412)
- ^ 「なよたけ」『平凡社世界大百科事典 第2版』 。コトバンクより2023年7月15日閲覧。
- ^ “新橋演舞場 (1951年06月)”. 歌舞伎公演データベース. 2020年10月27日閲覧。
- ^ “青猫座のこと”. 2020年10月17日閲覧。
- ^ “1950年代 文学座公演記録”. 文学座. 2020年10月17日閲覧。
- ^ “文学座 アトリエ短信 2009年”. 文学座. 2020年10月19日閲覧。
- ^ “歌舞伎座 (1956年03月)”. 歌舞伎公演データベース. 2020年10月27日閲覧。
- ^ “歌舞伎座 (1967年09月)”. 歌舞伎公演データベース. 2020年10月27日閲覧。
- ^ a b c 「年譜」(『加藤道夫全集 第二巻』青土社、1983年、p.627)
- ^ a b VHSビデオ『なよたけ』(ポニーキャニオン)付属の折り込みより
- ^ “なよたけ”. 新国立劇場. 2020年10月17日閲覧。
- ^ “なよたけ”. シアターΧ(カイ). 2020年10月19日閲覧。
外部リンク
[編集]- 加藤道夫『なよたけ』:新字新仮名 - 青空文庫
- 折口信夫『「なよたけ」の解釈』:新字旧仮名 - 青空文庫