当銀長太郎
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とうぎん ちょうたろう 当銀 長太郎 | |
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本名 | 当銀 長太郎(旧名 當銀長太郎) |
生年月日 | 1941年11月28日(83歳) |
出生地 | 日本・東京府東京市 |
ジャンル | 俳優 |
活動期間 | 1958年 - 現在 |
活動内容 | 映画・テレビドラマ |
主な作品 | |
映画テレビドラマ |
趣味・特技は乗馬、殺陣、ゴルフ、スキー。双子の弟は元俳優の当銀長次郎[1]。
来歴・人物
[編集]東京市(現東京都)荒川区に生れ[1]、1957年に芝浦工業大学高等学校に入学する。1958年、高校在学中に大映にスカウトされて、映画『俺たちは狂っていない』に出演[1]。その後、ニューフェースで東宝に入社。同期に伊吹徹などがいる。
1962年、『日本一の若大将』に出演して以来、戦争映画、時代劇など数多くの東宝映画作品に出演。1964年、『宇宙大怪獣ドゴラ』への出演を皮切りに東宝怪獣映画でもお馴染みの顔となる。1966年、『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』ではゴジラシリーズに初出演を果たし、大学生・市野役を演じている。1971年以降、フリーになる[1]。
テレビ・舞台でも幅広く活動中で、近年は鳥プロダクションで「当銀塾」、現在は自ら「フツレ アクターズ」(#外部リンク参照)でそれぞれ主宰を務めるなど、後進の指導を中心に活動を続けている。
出演
[編集]映画
[編集]※特記以外は東宝配給作品
- 俺たちは狂っていない(1958年7月22日、大映) - 吉原
- 生きていた野良犬(1961年3月26日、日活)
- 若大将シリーズ
- 日本一の若大将(1962年7月14日) - 村上
- フレッシュマン若大将(1969年1月1日) - 松浦
- ニュージーランドの若大将(1969年7月12日) - 公園の若い男[注釈 1]
- にっぽん実話時代(1963年2月16日) - 森一郎
- 妻という名の女たち(1963年5月22日) - 柿崎邦彦
- クレージー映画
- クレージー作戦 くたばれ!無責任(1963年) - プールのチンピラ
- 日本一のホラ吹き男(1964年6月11日) - 宣伝課員
- 無責任清水港(1966年1月3日、渡辺プロ) - 増川仙右衛門
- クレージーの殴り込み清水港(1970年1月15日、渡辺プロ) - 増川仙右衛門
- 今日もわれ大空にあり(1964年2月29日) - 佐々二尉
- ああ爆弾(1964年4月18日) - 記者
- 宇宙大怪獣ドゴラ(1964年8月11日) - 石炭トラック運転手[1]
- 侍(1965年1月3日、三船プロ) - 森川精一
- 太平洋奇跡の作戦 キスカ(1965年6月19日)
- 戦場にながれる歌(1965年8月13日) - 多胡光男
- 100発100中(1965年12月5日) - 健
- 狸の王様(1966年4月16日) - 小堀
- 落語野郎 大脱線(1966年6月30日) - 大石太郎
- 沈丁花(1966年)
- ゴジラシリーズ
- ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966年12月26日) - 市野[出典 3]
- 怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1967年12月17日) - 気象観測機無線員[出典 4]
- 怪獣総進撃(1968年8月1日) - 岡田[出典 3]
- ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃(1969年12月20日) - 刑事B[1][4]
- さらばモスクワ愚連隊(1968年3月22日) - 週刊紙記者
- めぐりあい(1968年3月27日) - 佐々木
- 斬る(1968年6月22日) - 浪人
- 東宝8.15シリーズ
- 日本海大海戦(1969年8月1日)
- 激動の昭和史 軍閥(1970年8月11日) - 庄司
- 激動の昭和史 沖縄決戦(1971年7月17日) - 諏訪部大尉[5]
- 栄光への反逆(1970年4月4日) - 棒頭B
- ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣(1970年8月1日) - 横山[1][2]
- 真剣勝負(1971年2月20日) - 鉄砲又
- 事件(1978年6月3日、松竹) - 滝川
テレビドラマ
[編集]- ウルトラQ 第6話「育てよ! カメ」(1966年) - 銀行ギャング・内田
- 新・新三等重役(1966年)
- おてんとさまどんと来い!(1966年)
- 太陽のあいつ(1967年)
- 戦え! マイティジャック 第25話「希望の空へとんで行け!(前編)」、第26話「希望の空へとんで行け!(後編)」(1968年) - Q日本支部副長・チン
- プレイガール
- 第187話「男殺し裸のガンファイター」(1972年) - 大村
- 第196話「初笑い風俗取締り巡査」(1973年) - 大井
- 第261話「金があれば年の差なんて!」(1973年)
- 荒野の素浪人 第58話「荒涼 殺生谷の黄金」(1973年)
- 荒野の用心棒 第8話「銀山地獄に悪の華が散って…」(1973年)
- 特別機動捜査隊(NET)
- 第682話「何が彼女をそうさせたか」(1974年) - 竹夫
- 第710話「ちぎれた舞扇」(1975年) - 慎吉
- 6羽のかもめ(1974年) - マネージャー
- バーディー大作戦 第47話「私の葬式に100万$」(1975年)
- 太陽にほえろ! 第144話「タレ込み屋」(1975年) - 殺し屋
- 大空港 第16話「特捜部対ヤクザ 女医三森亜矢子が敵の手に!」(1978年)
- コメットさん 第42話「UFO=虫歯が盗まれた!」(1979年)
- 同心部屋御用帳 江戸の旋風IV 第19話「純情わらじばき」(1979年)
- メガロマン 第8話「危機一髪! 小さな勇者」・第11話「地球に迫る要塞惑星!」(1979年) - 猿一平の父
- バトルフィーバーJ 第28話「謎のボートを追え」(1979年) - 中井信也
- 長七郎江戸日記 第46話「野盗秘聞」(1984年、NTV / ユニオン映画) - 仔分
- ナショナル劇場(TBS / C.A.L)
- 水戸黄門
- 第15部
- 第16話「弥七に似ていた風来坊 -広島-」(1985年5月13日) - 音吉
- 第23話「鬼庄屋にされた黄門様 -篠山-」(1985年7月1日) - 六兵衛の子分
- 第16部
- 第6話「敵と呼ばれた助三郎 -島田-」(1986年6月2日) - 船越人足
- 第21話「友禅救った大芝居 -金沢-」(1986年9月15日) - 役人
- 第17部
- 第4話「謎の紫頭巾 -諏訪-」(1987年9月21日) - 役人
- 第25話「狙われた二人の黄門様 -大坂-」(1988年2月15日)、第26話「旅の終わりの波瀾万丈 -大坂・江戸-」(1988年2月22日) - 片山
- 第18部
- 第7話「孫を騙った悪い奴 -高崎-」(1988年10月24日)
- 第30話「天下の嶮の悪退治 -箱根-」(1989年4月10日)
- 第23部 第39話「白いお髭のお婿殿 -府中-」(1995年5月8日) - 富次
- 第24部 第12話「お化けになって悪退治 -別府-」(1995年12月4日)
- 第15部
- 水戸黄門外伝 かげろう忍法帖 第7話「地獄に夢の花が咲く -諏訪-」(1995年7月3日) - 佐平
- 大岡越前
- 水戸黄門
- 必殺シリーズ
- 必殺仕事人V・激闘編
- 第13話「主水の上司人質になる」(1986年) - 孫太郎
- 第25話「主水、紫陽花の下に金を隠す」(1986年) - 大国屋
- 必殺まっしぐら!
- 第3話「相手は壇ノ浦の亡霊」(1986年8月22日)-辰三
- 第11話「相手は向島の元締」(1986年10月24日)-相模屋
- 必殺仕事人V・旋風編 第6話「主水バースになる」(1987年1月9日) - 佐太郎
- 必殺仕事人・激突!
- 第2話「大久保彦左衛門のたらい」(1991年) - 平戸屋清右衛門
- 第11話「主水、阿片戦争に気をもむ」(1992年)
- 必殺仕事人V・激闘編
- 田原坂 第2話(1987年)
- わが歌・我愛ニイ(1988年)
- 暴れん坊将軍シリーズ(ANB / 東映)
- 暴れん坊将軍II
- 第155話「永代橋に消えた恋!」(1986年) - 市松
- 第175話「愛の証しの月夜唄!」(1986年) - 宇三郎
- 暴れん坊将軍III
- 第19話「知らぬが仏の紙風船」(1988年) - 権八
- 第34話「男無用のつっぱり十手!」(1988年) - 弥吉
- 第46話「おイモを生んだ目安箱」(1988年) - 平吉
- 第114話「愛しのわらべよ、荒海が泣く!」(1990年) - 金蔵
- 暴れん坊将軍IV
- 第14話「恋の細道、通りゃんせ!」(1991年) - 鉄次
- 第25話「母恋い飛脚」(1991年) - 惣助
- 暴れん坊将軍V
- 第7話「哀れ、女の舟唄!」(1993年) - 銀助
- 第27話「天下御免の偽十手」(1993年) - 粂吉
- 暴れん坊将軍VIII
- 第5話「汚された花嫁たち」(1997年)
- 暴れん坊将軍II
- 月影兵庫あばれ旅 第2シリーズ 第4話「弱い女が一番怖い」(1990年、TX / 松竹) - 工藤
- 将軍家光忍び旅(ANB / 東映)
- 第1シリーズ 第9話「心優しい暗殺者」(1990年) - 松枝隼人
- 第2シリーズ 第3話「憎しみの荒野に佇む女」(1992年) - 武平
- 鞍馬天狗 第47話(1991年)
- 鬼平犯科帳(CX / 松竹)
- 第2シリーズ 第15話「霧の朝」(1991年)
- 第3シリーズ 第19話「密偵たちの宴」(1992年)
- 第4シリーズ 第15話「女密偵・女賊」(1993年)
- 第5シリーズ 第11話「隠し子」(1994年)
- 半七捕物帳 第3話「娘いれずみ鬼十手」(1992年、NTV / ユニオン映画) - 七五郎
- 風林火山(1992年)
- 江戸の用心棒
- 第14話「調子がよくてすねた奴」(1994年) - 黒木
- 第27話「春一番!江戸っ子娘」(1995年) - 金五郎
- 殿さま風来坊隠れ旅 第19話「惚れたらダメよ極道のお嬢様」(1994年)
- 名奉行 遠山の金さん 第6シリーズ 第23話「大陰謀!紫頭巾の女」(1995年、ANB / 東映) - 巽陣十郎
- あばれ医者嵐山 第12話「最期の土俵入り」(1995年)
- 花吹雪美人スリ三姉妹2 悪魔のビデオをスリ盗れ!(1999年)
舞台
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 出演シーンカット。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k 東宝特撮映画全史 1983, p. 532, 「怪獣・SF映画俳優名鑑」
- ^ a b c ゴジラ大百科 1993, p. 125, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
- ^ a b c d モスラ映画大全 2011, p. 105, 「脇役俳優辞典34」
- ^ a b c d 野村宏平、冬門稔弐「11月28日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、337頁。ISBN 978-4-8003-1074-3。
- ^ 東宝特撮映画全史 1983, pp. 536–537, 「主要特撮作品配役リスト」
出典(リンク)
[編集]参考文献
[編集]- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。
- 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年12月10日。
- 『別冊映画秘宝 モスラ映画大全』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2011年8月11日。ISBN 978-4-86248-761-2。