江の島灯台
表示
(江の島シーキャンドルから転送)
江の島灯台 | |
---|---|
航路標識番号 [国際標識番号] | 2416 [M6332] |
位置 | 北緯35度17分59秒 東経139度28分42秒 / 北緯35.29972度 東経139.47833度座標: 北緯35度17分59秒 東経139度28分42秒 / 北緯35.29972度 東経139.47833度 |
所在地 |
神奈川県藤沢市江の島二丁目3番地 江の島サムエル・コッキング苑内 |
塗色・構造 | 白色 やぐら形 |
レンズ | LB-M60型灯器 |
灯質 | 単閃白光 毎10秒に1閃光 |
実効光度 | 390,000 cd |
光達距離 | 23.0海里 |
塔高 | 60 m (地上 - 塔頂) |
灯火標高 | 107 m (平均海面 - 灯火) |
初点灯 | 1951年3月25日 |
管轄 | 江ノ島電鉄 |
江の島灯台(えのしまとうだい)は、神奈川県藤沢市江の島に立つ日本初の民間灯台。構造物としての江の島シーキャンドルについても本項で述べる。
沿革
[編集]旧灯台
[編集]もともと二子玉川園内の遊戯施設として1940年(昭和15年)に設置された「読売大落下傘塔」を戦後に解体し、それらを材料として建設されたものである[1]。よって、二子玉川園時代とは姿が違う。建設当初は「読売平和塔」と称した[2]。
- 1951年(昭和26年)3月25日:灯台設置。位置:北緯35度17分46.5秒東経139度28分56秒、灯質:閃白光・毎10秒に1閃、灯高:平均水面上97.5m、光達:25.5海里、燭光数:80万、明弧:全度、構造:白塗三角やぐら形、礎上高:37.5m、無看守[3][4]。
- 1976年(昭和51年)12月18日:等級および灯質を、無等級、毎20秒に1閃の電灯へ一時変更[5]。
- 1980年(昭和55年)11月5日:一時等級および灯質を変更中のところ、位置等を次のとおり補正する。所在地:北緯35度17分47秒東経139度28分55秒、光達距離:25.5海里、高さ:地上から構造物の頂部まで46m・平均水面上から灯火まで103m[6]。
- 1982年(昭和57年)11月16日:次のとおり変更する。光度:6,400カンデラ 、光達距離19.5海里、高さ:地上から構造物の頂部まで46m・平均水面上から灯火まで98m[7]。等級および灯質を次のとおり一時変更する。無等・閃白光・毎10秒に1閃光・電灯[8]。
- 1983年(昭和58年)1月26日:一時、光度等変更中のところ等級および灯質を変更のうえ復旧する。無等・閃白光・毎10秒に1閃光・電灯[9]。
- 2002年(平成14年)4月1日:以下のとおり変更する。位置:北緯35度17分59秒 東経139度28分43秒 / 北緯35.29972度 東経139.47861度、等級および灯質:削除、灯質:単閃白光・毎10秒に1閃光、光度:実効光度44万カンデラ、光達距離:23海里[10]。
現灯台
[編集]江の島シーキャンドル | |
---|---|
江の島遊覧船上から望む | |
情報 | |
旧名称 | 江の島展望灯台 |
用途 | 灯台、展望台、店舗、郷土資料館 |
設計者 | 清水建設 |
構造設計者 | 清水建設 |
施工 | 清水建設 |
建築主 | 江ノ島電鉄 |
事業主体 | 江ノ島電鉄 |
管理運営 | 江ノ島電鉄 |
構造形式 | 鉄筋コンクリート構造、鉄骨構造 |
延床面積 |
※展望室屋内:122m2 展望室屋外:160m2 |
高さ | 59.8m (塔高は日本一) |
着工 | 2002年5月 |
竣工 | 2003年6月 |
開館開所 | 2003年4月29日 |
所在地 |
〒251-0036 神奈川県藤沢市江の島二丁目3番地 江の島サムエル・コッキング苑内 |
座標 | 北緯35度17分59秒 東経139度28分42秒 / 北緯35.29972度 東経139.47833度 |
備考 | 第48回神奈川建築コンクール一般建築部門奨励賞 |
- 2002年(平成14年)
- 5月:建設着工。
- 12月31日:江ノ島電鉄開業100周年記念事業のフィナーレとして点灯式において初点灯。
- 2003年(平成15年)
- 1月1日:新たな江の島灯台が初点灯し、以下のとおり変更する。位置:北緯35度17分59秒 東経139度28分42秒 / 北緯35.29972度 東経139.47833度、塗色および構造:白色やぐら形、光度:実効光度39万カンデラ、高さ:地上から構造物の頂部まで60m・平均水面上から灯火まで107m[11]。
- 4月29日:江の島観光灯台として展望台が開業。
- 10月28日:第48回神奈川建築コンクール一般建築部門奨励賞を受賞。
- 2010年(平成22年)
- 10月:公募により「江の島シーキャンドル」の愛称が命名される。独特の形状が由来[12]。
-
近景
-
基部にあるカフェ・ドゥ・ガボ
脚注
[編集]- ^ “元は落下傘訓練塔だったという今はなき「旧江の島展望灯台」がスリリングすぎたって本当?”. はまれぽ (2015年8月14日). 2020年4月19日閲覧。
- ^ “写真でひもとく街のなりたち 行楽地となった二子玉川”. 三井住友トラスト不動産. 2020年3月1日閲覧。
- ^ 同年4月7日、海上保安庁告示(航)第14号「航路標識の新設、改廃、その他船舶の航行に関して告示する件」
- ^ 1952年(昭和27年)3月1日、海上保安庁告示(航)第9号「航路標識の新設、改廃、その他船舶の航行に関して告示する件」
- ^ 1977年(昭和52年)1月17日、海上保安庁告示第9号「航路標識の性質その他の変更について告示する件」
- ^ 同日、海上保安庁告示第166号「航路標識の名称その他の変更について告示する件」
- ^ 同年12月7日、海上保安庁告示第235号「航路標識の性質その他の変更について告示する件」
- ^ 1983年(昭和58年)1月12日、海上保安庁告示第3号「航路標識の性質の変更について告示する件」
- ^ 同年2月9日、海上保安庁告示第39号「航路標識の性質その他の変更について告示する件」
- ^ 同年6月20日、海上保安庁第179号「航路標識の位置その他の変更について告示する件」
- ^ 同年1月20日、海上保安庁告示第20号「航路標識の位置その他の変更について告示する件」
- ^ “江の島シーキャンドル、江の島サムエル・コッキング苑とは|江の島シーキャンドル・江の島サムエル・コッキング苑”. 江の島シーキャンドル・江の島サムエル・コッキング苑. 2024年7月21日閲覧。