没食子酸デカルボキシラーゼ
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没食子酸デカルボキシラーゼ(Gallate decarboxylase、EC 4.1.1.59)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- 3,4,5-トリヒドロキシ安息香酸 ピロガロール + CO2
従って、この酵素の基質は、3,4,5-トリヒドロキシ安息香酸のみ、生成物は、ピロガロールと二酸化炭素の2つである。
この酵素はリアーゼ、特に炭素-炭素結合を切断するカルボキシリアーゼに分類される。系統名は、3,4,5-トリヒドロキシ安息香酸 カルボキシリアーゼ (ピロガロール形成)(3,4,5-trihydroxybenzoate carboxy-lyase (pyrogallol-forming))である。他に、gallic acid decarboxylase、gallate carboxy-lyaseとも呼ばれる。この酵素は、補酵素Aの連結による安息香酸の分解に関与している。
出典
[編集]- Grant DJW and Patel JC (1969). “Non-oxidative decarboxylation of p-hydroxybenzoic acid, gentisic acid, protocatechuic acid, and gallic acid by Klebsiella aerogenes (Aerobacter aerogenes)”. J. Microbiol. Serol. 35: 325–343.