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沼津御用邸記念公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
沼津御用邸記念公園
Numazu Goyotei Memorial Park
西附属邸正門
(2008年6月17日撮影)
分類 都市公園、日本の歴史公園100選
所在地
静岡県沼津市下香貫島郷2802番地-1
座標 北緯35度4分22.27秒 東経138度52分17.43秒 / 北緯35.0728528度 東経138.8715083度 / 35.0728528; 138.8715083座標: 北緯35度4分22.27秒 東経138度52分17.43秒 / 北緯35.0728528度 東経138.8715083度 / 35.0728528; 138.8715083
運営者 沼津市都市計画部緑地公園課
事務所 沼津御用邸記念公園管理事務所
事務所所在地 静岡県沼津市下香貫島郷2802番地1
公式サイト http://www.numazu-goyotei.com/
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沼津御用邸記念公園(ぬまづごようていきねんこうえん、英称:Numazu Goyotei Memorial Park)は、静岡県沼津市下香貫島郷にある公園。

沼津御用邸周辺の空中写真
(1988年撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

概要

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1893年明治26年)7月、大正天皇(当時は皇太子)の静養のためにと御用邸(別荘)を、静岡県駿東郡楊原村(現・沼津市)の島郷御料林内に造営した[1]1969年昭和44年)、御用邸が廃止され、沼津市へ移管され、翌年の1970年(昭和45年)に、沼津御用邸記念公園となった。

敷地面積は約15万平方メートルに及び、千本松原に連なる広大な松林と駿河湾に面した砂浜の中にある。明治時代、周辺には大山巌川村純義大木喬任西郷従道など元勲の別荘も存在していた。北北西の方向に富士山が見える風光明媚、かつ温暖な地である[1]

沿革

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  • 1889年(明治22年) - 東海道線が開通した
  • 1892年(明治25年) - 和風建築の本邸の造営が開始された
  • 1893年(明治26年)7月 - 大正天皇の静養(別邸)のための本邸(木造平屋建1,200㎡)が竣工した
  • 1895年(明治28年) - 本邸が増築され、新旧二つの御殿となる
  • 1900年(明治33年)1月 - 洋館の本邸が増築される
  • 1903年(明治36年)4月 - 赤坂離宮東宮大夫官舎を移築、学問所とした(現・東附属邸)
  • 1905年(明治38年)8月 - 川村純義伯爵の別荘を買上、御用邸とした(現・西附属邸)
  • 1906年(明治39年)6月 - 皇居内の附属建物を西附属邸に移築
  • 1908年(明治41年)7月 - 車寄、浴室などを増築
  • 1922年(大正11年) - 玉突所を増築
  • 1945年(昭和20年)7月 - 沼津大空襲で本邸を焼失する(現在・本邸跡地には沼津市歴史民俗資料館が建っている)
  • 1969年(昭和44年) - 御用邸が廃止され、沼津市へ移管された
  • 1970年(昭和45年) - 東附属邸は皇孫の学問所、西附属邸は建物を復元、沼津市歴史民俗資料館は漁具類や地場産業の資料展示し、沼津御用邸記念公園として開設した[1]
  • 2006年(平成18年)10月 - 都市公園法施行50周年記念事業において、「日本の歴史公園100選」に選[2]
  • 2016年(平成28年)10月 - 「旧沼津御用邸苑地」の名称で国の名勝に指定[3]

施設情報

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  • 西付属邸正門(出入口)
  • 管理事務所
  • 西附属邸(西庭(苔庭))
  • 御文庫
  • お休み処(主馬)
  • 旧官舎
  • 皇太子殿下御成婚記念梅園
  • 記念の森(クロマツ林)
  • 駐車場(第1、第2、第3)
  • 本邸正門
  • 歴史民俗資料館
  • 本邸御湯殿跡
  • 防空壕跡
  • 馬場跡
  • 駐車場(第4)
  • 東附属邸正門
  • 東附属邸(東庭、茶室)
  • 東附属邸園路
  • 東附属邸駐車場[4]

利用情報

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  • 開園日 - 年末年始を除き「年中無休」、歴史民俗資料館(月曜休館)、東附属邸(庭園のみ見学可)
  • 開園時間 - 午前9時~午後4時30分
  • 入園・観覧料 - 大人400円、小・中学生200円、団体(30名以上)大人260円、小・中学生130円
  • 駐車料金(2時間) - 自家用車無料、バス・マイクロバス1,020円

交通アクセス

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  • 鉄道
  • 路線バス
    • 伊豆箱根バス沼11沼津駅~沼津御用邸記念公園線「御用邸記念公園」停留所から徒歩約2分。(JR沼津駅から沼11御用邸記念公園行バスで約17分。)
    • 伊豆箱根バス沼71・沼72・沼77・沼78沼津駅~伊豆長岡駅線、東海バスN24西浦線、沼津市自主運行バスN21・N22・N24・N25西浦線「御用邸」停留所から徒歩約3分。(JR沼津駅から沼71・沼72長岡駅行、沼77・沼78多比行、N21・N22・N24江梨行、N24木負農協行、N25戸田行バスで約13分。)
  • 高速道路

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ a b c 沼津御用邸の沿革”. 沼津市ホームページ. 2024年8月8日閲覧。
  2. ^ 日本の歴史公園100選の実施 - 国土交通省
  3. ^ 平成28年10月3日文部科学省告示第141号
  4. ^ 沼津御用邸記念公園全体案内図 - 静岡県沼津市

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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