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津峯スカイライン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

津峯スカイライン(つのみねスカイライン)は、徳島県阿南市にある一般自動車道事業による有料道路である。津峯観光が管理・運営する。

自動車専用の標識が掲示され(料金所手前200m)、歩行者・自転車・125cc以下の自動二輪車は通行が禁止される。

現在、徳島県では唯一の一般有料道路であり、屋島ドライブウェイ無料化以降、四国地方で唯一の一般自動車道となった。津乃峰山山頂の津峯神社に至る観光道路で、「阿波の松島」と呼ばれる橘湾や紀伊水道が眺められる。

概要

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  • 起点:徳島県阿南市見能林町
  • 終点:阿南市津乃峰町東分(津峯山頂)
  • 延長 :3,450メートル[1]
  • 通行時間:6:00~22:00

沿革

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建設した津峰観光は、完成と同時に阿南市へ引き継ぎ市道に編入する想定をしていた[2]。しかし、1966年当時の価格で年間300~400万円の維持管理費の大きさに、市が移管を断ったため、やむなく有料道路にすることにし[2]1966年4月29日に起工式が登山口で行われた[3]。工事費は2億7470万円で、延長3,450メートル、幅7.5メートルで施工された[1]

1967年8月1日に開業した[4]。開業により、今まで徒歩で40分かかっていた登山が約10分のドライブとなった[1]。その後、桜の名所として知られるようになり、春には吉野桜・山桜・ぼたん桜など2,000本に及ぶ桜花が満開となる[5]。また、展望台から見る景観は、南・東・北の三方向に、広く開けている。特に南側は「阿波の松島」と呼ばれる橘湾を眼下に見下ろすことが出来る[6]

通行料金

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普通乗用車・軽自動車・小型車600円、二輪自動車400円、貸切バス2,400円、マイクロバス1,500円 (往復)

周辺

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脚注

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  1. ^ a b c 「津峰スカイライン はなやかに開通式 県南観光にへ大きな役割り」『徳島新聞』1967年7月31日、5面。
  2. ^ a b 「津峰スカイライン今月中に第一期工事完成 レジャーの山めざす」『徳島新聞』1966年11月9日、12面。
  3. ^ 「津峰スカイラインを起工 年内に観光路貫通」『徳島新聞』1966年4月30日、県版AC(12)。
  4. ^ 阿南市 1967, p. 1.
  5. ^ 『阿南市史第4巻』阿南市教育委員会事務局、2007年12月22日、406-407頁。 
  6. ^ 「飛躍する県南観光 津峯スカイラインを中心に」『徳島新聞』1968年8月17日、17面。

参考文献

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  • 「津峰スカイライン 8月1日にオープン」『広報あなん』、阿南市、1967年8月1日、1頁。 

関連項目

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外部リンク

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