津島道子
つしま みちこ 津島 道子 | |
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本名 |
津島 道子(出生名) 河原 道子(婚姻時) |
別名義 | 草加 マキ(くさか まき) |
生年月日 | 1917年1月11日(107歳) |
出生地 | 日本 岡山県岡山市 |
職業 | 女優、声優 |
ジャンル | 新劇、映画、テレビドラマ、ラジオドラマ |
活動期間 | 1935年 - 2008年 |
配偶者 | 有 |
主な作品 | |
『うず潮』 『純ちゃんの応援歌』 『オードリー』 |
津島 道子(つしま みちこ、1917年〈大正6年〉[注釈 1]1月11日 - 生死不明)は、日本の女優、声優である[2][3][4][5][6]。本名は河原 道子(旧姓:津島)[2][3][7]。旧芸名は草加 マキ(くさか まき)[3][7]。
来歴・人物
[編集]1917年(大正6年)1月11日、岡山県岡山市に生まれる[2][3][4][5][6]。
大阪府立市岡高等女学校(現在の大阪府立港高等学校)を卒業後、女優を志し、1935年(昭和10年)9月に組織された大阪協同劇団の研究生となる[2][3]。芸名を「草加 マキ」と名乗り、翌1936年(昭和11年)6月に北陽演舞場で初舞台を踏む[3][7]。同劇団には、他に海老江寛、瀬良明、谷晃、木下ゆず子らが所属していた[3][7]。1940年(昭和15年)、大阪協同劇団は強制的に解散を余儀なくされ、津島は1942年(昭和17年)にNHK大阪放送劇団に加入する[2][3]。以降、本名「津島 道子」を名乗り、もっぱらラジオドラマに出演していたが、第二次世界大戦末期にあたる1944年(昭和19年)に一時退団した[2][3]。
第二次世界大戦終結後は、女優・中村メイコの実母にあたる中村チエコが主宰していた劇団メイ・フラワー、劇団文化座を経て、1952年(昭和27年)には再びNHK大阪放送劇団に復帰する[2][3][8]。その後、退団して劇団アカデミー[4]、竹本事務所[5]、創芸プロ[6]など芸能事務所を転々とし、1989年(平成元年)10月7日に公開されたリドリー・スコット監督映画『ブラック・レイン』や、日本放送協会(NHK)の連続テレビ小説『うず潮』(1964年 - 1965年)、『純ちゃんの応援歌』(1988年 - 1989年)、『オードリー』(2000年 - 2001年)など、平成にかけて映画やテレビドラマにも積極的に脇役・端役出演し、特に母親役・老け役を多く演じた[1][2][3][8]。
2008年(平成20年)9月29日から放映が開始された、NHKの連続テレビ小説『だんだん』以降の出演作品はない。
出演作品
[編集]テレビドラマ
[編集]- 連続テレビ小説(NHK)
- 創作劇場 闖入者(1963年、NHK)- アパートの管理人
- チコちゃん日記(1965年、NHK)- 川口トメ 役
- 道頓堀(1968年 - 1969年、NTV)
- 西陣模様(1969年、NHK)
- 天を斬る 第6話「桐の梢に」(1969年、NET / 東映)
- 古都憂愁 第1話「包丁姉妹」(1970年、NHK) - おこの 役
- さむらい飛脚 第1話「鬼の走る道」(1971年、NET / 東映)
- しろばんば(1973年、NHK) - おぬい婆さん 役
- 狼・無頼控 第17話「クノ一故郷に死す」(1974年、NET / 毎日放送)
- 横溝正史シリーズI・犬神家の一族(1977年、TBS) - ナレーション
- 暴れん坊将軍(ANB / 東映)
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍(1978年 - 1982年) - おてつ 役
- 暴れん坊将軍II(1983年 - 1987年) - おてつ 役
- 別れて生きる時も(1978年、TBS) - 駄菓子屋のおばちゃん 役
- 水戸黄門(TBS / C.A.L)
- 長七郎天下ご免! 第63話「無法の熊は笑って散った!」(1981年、ANB / 東映) - おとら 役
- 源九郎旅日記 葵の暴れん坊 第37話「孤剣に賭けた越後の女」(1983年、ANB / 東映) - おくめ 役
- 銀河テレビ小説 新・青春戯画集(1984年) - 初枝 役
- 悪魔の手毬唄(1990年10月5日、TBS / 東阪企画)
- 土曜ドラマ(NHK)
- 和菓子の味(1994年)
- 終のすみか(1999年、NHK)
- ディア・ゴースト(2000年、MBS)
映画
[編集]- 序の舞(1984年、東映)- 喜代治の付人
- ブラック・レイン(1989年、ジャッフェ=ランシング・プロ)- うどんの食べ方を教える女性
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 『タレント名鑑 1964年版』芸能春秋社、1963年、212頁。
- ^ a b c d e f g h 『テレビ大鑑』キネマ旬報社、1958年、112頁。
- ^ a b c d e f g h i j k 『日本女性録』中央探偵社、1958年、506頁。
- ^ a b c 『出演者名簿』《昭和43年度版》日本著作権協議会、1967年、247頁。
- ^ a b c 『出演者名簿』《昭和48年度版》日本著作権協議会、1972年、272頁。
- ^ a b c 『出演者名簿』《昭和50年度版》日本著作権協議会、1974年、278頁。
- ^ a b c d 『日本映画』大日本映画社、1940年、227頁。
- ^ a b 『キネマ旬報年鑑 昭和36・37年版』キネマ旬報社、1961年、335頁。