津田倫男
津田 倫男(つだ みちお、1957年(昭和32年) - )は、日本の企業アドバイザー。株式会社フレイムワーク・マネジメント代表。雄多圭佑という筆名での電子本もある[1]。
人物
[編集]1957年(昭和32年)、島根県松江市生まれ。内外の金融機関を経て、2001年(平成13年)に独立系の企業アドバイザリー会社を創業。「起業家精神」[2][3]、「異文化理解」[4]の重要性を説く。著書『老後に本当はいくら必要か』は2010年(平成22年)の新書ベストセラーの一つになった。週刊東洋経済で書評も行い、マスコミにも登場するようになった。[5]最近ではアジア英語圏の大学の日本事務局も勤め、米英豪などに偏りがちな英語留学に新たな選択肢を提示している(「大予想 銀行再編」の裏表紙より)。
経歴
[編集]島根県立松江北高等学校在学中にAFS国際奨学生として、米国に留学。一橋大学商学部を1980年(昭和55年)に卒業後、都市銀行に入行。社費留学生としてスタンフォード大学経営大学院に留学。1985年(昭和60年)にMBAを取得して帰国後、総合商社向けプロジェクトファイナンスや日本企業を中心としたM&A助言などを行う。
1994年(平成6年)にケミカルバンク(JPモルガン・チェースの前身)、1997年(平成9年)にソシエテ・ジェネラル銀行、2000年(平成12年)にデル・ベンチャーズに転職。デル・ベンチャーズでは日本代表として、日本のインターネットベンチャーへの投資を手がける。
独立後は、ベンチャー企業、中小企業、大企業、地方自治体などに対して各種アドバイザリー(助言業務)を行う傍ら、2004年(平成16年)から6年間、青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科(青山ビジネススクール)にて非常勤講師として「サービス・マーケティング」を講義。
AFS日本協会では、20年超に渡りボランティアとして活動し、理事、評議員なども歴任した。
著作
[編集]- 『地方銀行消滅』 朝日新聞出版新書、2016年
- 『大予想 銀行再編』 平凡社新書、2014年
- 『銀行員の分岐点』 宝島社新書、2014年
- 『定年後の起業術』 筑摩書房新書、2014年
- 『銀行員という生き方』 宝島社新書、2013年
- 『銀行のウラ側』 朝日新聞出版新書、2013年
- 『老後のお金は40代から貯めなさい』 徳間書店2013年
- 『これから10年、新しいお金とのつきあい方』 三笠書房文庫、2013年
- 『初心者もわかる「アベノミクス」で資産運用入門』 宝島社新書、2013年
- 『こうすれば老後は大丈夫』 竹書房新書、2013年
- 『預けたお金が紙くずになる』 PHP研究所新書、2013年
- 『日本国破産を生き抜くための資産防衛術』 阪急コミュニケーションズ、2012年
- 『日本の銀行に未来はあるのか』 洋泉社、2012年
- 『銀行員のキミョーな世界』 中公新書ラクレ新書、2012年
- 『大解剖 日本の銀行』 平凡社新書、2012年
- 『日本のマイクロファイナンス』 マイコミ新書、2011年
- 『メガバンクがなくなる日』 主婦の友新書、2011年
- 『仕事ができるのに嫌われない人の思考法』 角川SSC新書、2011年
- 『英語ができれば、それでいいのか』 廣済堂新書、2011年
- 『15歳からわかる経営学』 実業之日本社、2010年
- 『60歳からの「熟年」起業』 講談社+α文庫、2010年
- 『老後のカネ 老後の生き方 心配は要らない!』 講談社、2010年
- 『老後に本当はいくら必要か』 祥伝社新書、2010年
- 『M&A世界最終戦争』 幻冬舎新書、2008年
- 『サービス・マーケティングの方法』 中経出版、2006年
ほか多数
脚注
[編集]- ^ “地銀・信金ダブル消滅 (朝日新書) by 津田倫男” (英語). thailand.kinokuniya.com. 2020年5月4日閲覧。
- ^ 日経ネット、ベンチャーキャピタルの素顔
- ^ 60歳からのチャレンジ起業
- ^ 廣済堂新書、英語ができれば、それでいいのか
- ^ [1]