コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

津軽鉄道線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
津軽鉄道津軽鉄道線から転送)
津軽鉄道線
岩木山をバックに走る津軽21形気動車
概要
起終点 起点:津軽五所川原駅
終点:津軽中里駅
駅数 12駅
運営
開業 1930年7月15日 (1930-07-15)
所有者 津軽鉄道
使用車両 津軽鉄道#車両を参照
路線諸元
路線総延長 20.7 km (12.9 mi)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 全線非電化
運行速度 最高70km/h[1]
路線図
津軽鉄道線路線図
津軽鉄道線路線図
テンプレートを表示

津軽鉄道線(つがるてつどうせん)は、青森県五所川原市津軽五所川原駅から青森県北津軽郡中泊町津軽中里駅までを結ぶ、津軽鉄道が運営する鉄道路線。運営会社を含め、地元での愛称・略称は津鉄(つてつ)[注釈 1]

津軽半島の付け根から中央部までを南北に縦貫している。冬季には客車内の暖房石炭焚きのダルマストーブを用いる「ストーブ列車」が運行される。2019年現在、日本で唯一腕木式信号機が現役で使用されている営業路線であり、津軽五所川原駅・金木駅に設置されている。ただし場内信号機のみで、出発信号機はない。

路線データ

[編集]

運行形態

[編集]

2023年4月1日改正時点のダイヤでは、津軽五所川原駅 - 津軽中里駅間の通し列車が12往復、金木駅 - 津軽中里駅間の区間列車が1往復設定されている。全列車が普通列車であるが、一部の列車は毘沙門駅川倉駅深郷田駅を通過する[2]。かつては通過駅のある列車は準急とされていた[3]

基本的に津軽21形気動車1両によるワンマン運転が行われているが、朝には2両で車掌乗務となる列車がある。また、女性アテンダント「津軽半島観光アテンダント」が乗務することもある[4]

なお季節限定で全定期列車を、夏季は「風鈴列車」、晩夏から初秋には「鈴虫列車」として運行している[5]

ストーブ列車

[編集]

毎年12月1日 - 3月31日の定期列車3往復(うち1往復は12月の平日を除く)は、「ストーブ列車」として車内にダルマストーブを設置したオハ46形客車を連結して運転される。ストーブ設置車両に乗車する場合は、乗車券のほかにストーブ列車券が必要である。

機関車・オハ46形2両・津軽21形1両の4両編成が基本だが、客車が1両のみの場合や機関車を省略する場合もある。なお「金木桜まつり」や「五所川原立佞武多」など沿線のイベント期間中にも臨時にオハ46形を使用した列車が運転されることがあるが、ストーブは焚かれない。ただし、2019年まで毎年8月に運転された予約制の団体専用列車「真夏のストーブ列車」では、車内のストーブが焚かれる。

歴史

[編集]

川部駅 - 五所川原駅間の鉄道を運営していた陸奥鉄道が国に買収され(現:JR五能線)、出資額の倍の支払いを受けた株主たちが次なる鉄道として計画した路線である。 改正鉄道敷設法では、中里からさらに小泊三厩(津軽半島の最北端)を経て青森市へ至る計画があったが、青森駅 - 三厩駅間が国鉄(現・JR東日本津軽線として実現したに留まっている。

  • 1928年昭和3年)2月13日 - 鉄道免許状下付(北津軽郡五所川原町-同郡中里村間)[6]
  • 1930年(昭和5年)
    • 7月15日 - 五所川原駅(現在の津軽五所川原駅) - 金木駅間が開業[7]。一番列車は、五所川原駅午前6時18分発金木駅行第101列車。また、当時は、午前3往復、午後4往復の計7往復の運行[8]
    • 10月4日 - 金木駅 - 大沢内駅間が開業[9]
    • 11月12日 - 16時、鉄道省監督局工務課長から電報により、大沢内 - 津軽中里間の営業認可の指令が下りる[8]
    • 11月13日 - 大沢内駅 - 津軽中里駅間が開業。津軽中里午前6時33分発の第111列車が全線開通のトップを切った[8]。同日、金木駅 - 津軽中里駅間で貨物運輸開始[10]
  • 1931年(昭和6年)7月5日 - 毘沙門駅開業[11]
  • 1932年(昭和7年)4月24日 - 瓦斯倫動力併用[12]。下岩崎駅、川倉駅深郷田駅開業[11]
  • 1933年(昭和8年)4月14日 - 重油動力併用[12]
  • 1935年(昭和10年)4月13日 - 五所川原駅 - 津軽飯詰駅間に一野坪駅開業[13]
  • 1941年(昭和16年)8月1日 - 一野坪駅、下岩崎駅、毘沙門駅[13]、川倉駅[注釈 2]休止。
  • 1943年(昭和18年)4月1日 - 深郷田駅休止[13]
  • 1944年(昭和19年)3月31日 - 津軽飯詰駅 - 毘沙門駅間の下岩崎駅廃止[13]
  • 1955年(昭和30年)
  • 1956年(昭和31年)7月10日 - 五所川原駅を津軽五所川原駅に改称[13]
  • 1961年(昭和36年)4月25日 - 十川駅開業[13]
  • 1974年(昭和49年)4月1日 - 一野坪駅を廃止し、五農校前駅開業[注釈 3]
  • 1984年(昭和59年)2月1日 - 貨物営業廃止。
  • 1992年平成4年)4月1日 - 一部列車でワンマン運転開始。
  • 2004年(平成16年)11月10日 - 冬ダイヤ改正で列車本数大幅減便。津軽五所川原駅 - 金木駅間1閉塞とし、金木駅 - 津軽中里駅間をスタフ閉塞化。
  • 2007年(平成19年)
    • 10月25日 - 橋の老朽化に伴う補修工事で、津軽中里駅 - 大沢内駅間を終日運休、バス代行を11月30日まで行った。
    • 12月1日 - ストーブ列車の維持を目的として、ストーブ列車において「ストーブ列車料金」(300円)を新設。
  • 2014年(平成26年)12月1日 - ストーブ列車の維持費高騰のため、ストーブ列車料金を400円に改定。
  • 2020年令和2年)12月1日 - ストーブ列車料金を500円に改定。

利用状況

[編集]

輸送実績

[編集]

津軽鉄道線の輸送実績を下表に記す。輸送量は減少している。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。

年度別輸送実績
年  度 輸送実績(乗車人員):万人 輸送密度
人/日
貨物輸送量
万t
特 記 事 項
通勤定期 通学定期 通勤通学
定 期 計
定 期 外 合  計
1974年(昭和49年) 32.1 87.7 119.8 136.8 256.6 2,826 5.6 旅客輸送実績最高値を記録
1975年(昭和50年) 30.8 88.8 119.6 135.7 255.3 2,772 4.7  
1976年(昭和51年) 30.2 86.1 116.3 127.9 244.2 2,621 4.2  
1977年(昭和52年) 29.0 86.1 115.2 124.5 239.7 2,606 4.2  
1978年(昭和53年) 26.8 84.0 110.9 117.5 228.5 2,465 4.1  
1979年(昭和54年) 24.9 77.4 102.3 116.7 219.0 2,397 3.4  
1980年(昭和55年) 22.7 74.7 97.4 112.3 209.7 2,286 4.4  
1981年(昭和56年) 19.2 70.7 90.0 106.2 196.2 2,089 3.1  
1982年(昭和57年) 17.9 64.2 82.1 99.8 181.9 1,972 2.8  
1983年(昭和58年) 15.2 58.8 74.0 92.1 166.0 1,808 2.8  
1984年(昭和59年) 13.3 57.1 70.4 85.1 155.5 1,712 0.4  
1985年(昭和60年) 11.7 56.5 68.2 79.7 147.9 1,619 0.0  
1986年(昭和61年) 10.0 50.9 60.9 75.1 136.0 1,488 0.0  
1987年(昭和62年) 8.9 49.7 58.6 70.7 129.3 1,404 0.0  
1988年(昭和63年) 8.1 53.0 61.1 66.9 128.0 1,456 0.0  
1989年(平成元年) 6.9 51.7 58.6 60.3 118.9 1,365 0.0  
1990年(平成2年) 6.5 50.0 56.5 57.7 114.2 1,304 0.0  
1991年(平成3年) 5.7 49.1 54.8 54.8 109.6 1,246 0.0  
1992年(平成4年) 5.0 45.9 50.9 49.8 100.7 1,155 0.0  
1993年(平成5年) 4.5 44.6 49.1 46.7 95.8 1,103 0.0  
1994年(平成6年) 3.6 46.0 49.6 43.6 93.2 1,132 0.0  
1995年(平成7年) 3.6 44.4 48.0 42.4 90.4 1,116 0.0  
1996年(平成8年) 2.9 42.3 45.2 35.6 80.8 1,057 0.0  
1997年(平成9年) 2.2 38.9 41.1 31.9 73.0 967 0.0  
1998年(平成10年) 1.8 36.5 38.3 30.5 68.8 931 0.0  
1999年(平成11年) 1.4 33.5 34.9 28.9 63.8 857 0.0  
2000年(平成12年) 1.3 33.0 34.3 26.1 60.4 815 0.0  
2001年(平成13年) 1.0 31.4 32.4 24.3 56.7 766 0.0  
2002年(平成14年) 1.0 29.6 30.6 21.9 52.5 715 0.0  
2003年(平成15年) 1.1 27.3 28.4 20.9 49.3 690 0.0  
2004年(平成16年) 0.8 22.8 23.6 18.7 42.3 587 0.0  
2005年(平成17年) 0.8 20.3 21.1 16.1 37.2 526 0.0  
2006年(平成18年) 0.7 16.3 17.0 16.1 33.1 476 0.0  
2007年(平成19年)     15.7 15.9 31.6 460 0.0  
2008年(平成20年) 0.8 13.9 14.7 15.3 30.0 423 0.0  
2009年(平成21年) 0.8 14.6 15.4 16.8 32.2 452 0.0  
2010年(平成22年)     14.0 17.3 31.3 455 0.0  
2011年(平成23年)             0.0  
2012年(平成24年) 0.8 13.6 14.4 16.0 30.4 0.0  
2013年(平成25年) 0.6 14.4 15.0 16.0 31.0 0.0  
2014年(平成26年) 0.6 12.8 13.4 14.9 28.3   0.0  
2015年(平成27年) 0.5 12.6 13.1 15.2 28.3 0.0  
2016年(平成28年) 0.5 12.0 12.5 13.8 26.3 402 0.0  
2017年(平成29年) 0.5 11.8 12.3 14.7 27.0 0.0  
2018年(平成30年) 0.6 11.7 12.3 14.1 26.4 0.0  
2019年(令和元年) 25.5 0.0  

『鉄道統計年報』(国土交通省鉄道局監修)より抜粋。

営業成績

[編集]

津軽鉄道線の営業成績を下表に記す。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。

年度別営業成績
年  度 旅客運賃収入:千円 貨物運輸
収入
千円
運輸雑収
千円
営業収益
千円
営業経費
千円
営業損益
千円
営業
係数
通勤定期 通学定期 通勤通学
定 期 計
定 期 外 手小荷物 合  計
1975年(昭和50年)     39,913 133,059 9,595 182,567 26,529 4,517 213,613      
1976年(昭和51年)     53,645 165,341 11,334 230,320 29,703 5,136 265,159      
1977年(昭和52年)     54,672 165,832 12,579 233,083 35,613 5,910 274,606      
1978年(昭和53年)     68,888 202,104 11,795 282,787 37,900 6,396 327,083      
1979年(昭和54年)     64,406 201,154 11,058 276,618 33,345 6,937 316,900      
1980年(昭和55年)     64,928 208,287 11,027 284,242 49,556 8,795 342,593      
1981年(昭和56年)     67,803 217,632 9,559 294,994 37,587 5,618 338,199      
1982年(昭和57年)     66,865 215,740 6,702 289,307 34,735 6,510 330,552      
1983年(昭和58年)     71,629 220,311 2,945 294,885 35,546 7,729 338,160      
1984年(昭和59年)     69,981 207,445 1,591 279,017 4,831 7,499 291,347      
1985年(昭和60年)     78,023 212,621 1,190 291,834 0 9,551 301,385      
1986年(昭和61年)     69,424 202,372 1,181 272,977 0 11,069 284,046      
1987年(昭和62年) 16,594 58,839 75,433 207,255 1,214 283,902 0 9,346 293,248      
1988年(昭和63年) 15,520 68,213 83,733 198,026 1,189 282,948 0 11,124 294,072      
1989年(平成元年) 13,699 67,976 81,675 178,522 1,173 261,370 0 13,967 275,337      
1990年(平成2年) 13,246 64,526 77,772 171,262 1,167 250,201 0 12,569 292,770      
1991年(平成3年) 11,581 63,082 74,663 163,046 805 238,514 0 12,424 250,938      
1992年(平成4年) 10,320 60,463 70,783 147,968 17 218,768 0 13,887 232,655      
1993年(平成5年) 10,525 66,362 76,887 151,341 18 228,246 0 13,416 241,662      
1994年(平成6年) 8,466 73,400 81,866 143,474 16 225,356 0 18,059 243,415      
1995年(平成7年) 7,754 73,136 80,890 140,029 16 220,935 0 20,305 241,240      
1996年(平成8年) 7,457 80,438 87,895 134,712 18 222,625 0 24,502 247,127      
1997年(平成9年) 5,671 75,607 81,278 119,190 10 200,478 0 28,013 228,491      
1998年(平成10年) 4,420 73,441 77,861 113,579 15 191,455 0 19,031 210,486 211,931 △1,445 100.7
1999年(平成11年) 3,891 66,486 70,377 108,421 16 178,814 0 18,869 197,683      
2000年(平成12年) 3,395 65,144 68,539 98,705 15 167,259 0 18,200 185,459      
2001年(平成13年) 2,381 61,948 64,329 91,875 8 156,212 0 15,985 172,197      
2002年(平成14年) 2,344 58,426 60,770 83,692 8 144,470 0 15,981 160,451      
2003年(平成15年) 2,547 55,762 58,309 80,962 8 139,279 0 16,860 156,139 181,715 △25,576 116.4
2004年(平成16年) 1,936 45,323 47,259 73,434 8 120,701 0 14,581 135,282 164,882 △29,600 121.9
2005年(平成17年) 2,003 41,210 43,213 63,498 8 106,719 0 15,221 121,940 154,541 △32,601 126.7
2006年(平成18年) 1,641 33,811 35,452 64,677 8 100,137 0 18,015 118,152 120,013 △1,861 101.6

『鉄道統計年報』(国土交通省鉄道局監修)より抜粋。

第二次世界大戦前・戦中の輸送収支実績

[編集]
年度別実績
年度 輸送人員(人) 貨物量(トン) 営業収入(円) 営業費(円) 営業益金(円) その他益金(円) その他損金(円) 支払利子(円) 政府補助金(円)
1930 81,836 2,854 26,707 21,590 5,117 8,498
1931 168,886 9,465 69,078 65,513 3,565 35,599
1932 192,250 14,859 75,347 61,644 13,703 50,377
1933 252,416 17,055 88,742 64,347 24,395 49,178 45,385
1934 283,198 23,057 101,289 79,904 21,385 雑損6,461自動車業81 44,570 86,896
1935 264,311 21,626 92,392 87,855 4,537 自動車業3,978 雑損償却金24,224 39,860 76,304
1936 314,480 23,783 130,277 93,967 36,310 雑損6,642 34,219 76,026
1937 331,865 23,726 108,297 80,629 27,668 自動車業54,267雑損償却金4,252 28,949 58,535
1939 470,178 42,088
1941 678,914 45,848
1943 876,155 56,278
1945 1,032,080 48,554
  • 『鉄道統計資料』『鉄道統計』『国有鉄道陸運統計』各年度版

駅一覧

[編集]
凡例
停車駅[14] … ●:全列車停車、◇:一部の列車が通過
駅名 営業キロ 通停 接続路線・備考 所在地
駅間 累計
津軽五所川原駅 - 0.0 東日本旅客鉄道五能線五所川原駅 五所川原市
十川駅 1.3 1.3  
五農校前駅 1.9 3.2  
津軽飯詰駅 1.0 4.2  
毘沙門駅 3.2 7.4  
嘉瀬駅 2.7 10.1  
金木駅 2.7 12.8 列車交換可能駅
芦野公園駅 1.5 14.3  
川倉駅 1.7 16.0  
大沢内駅 1.7 17.7   北津軽郡
中泊町
深郷田駅 1.3 19.0  
津軽中里駅 1.7 20.7  

その他

[編集]
  • 2001年4月1日の下北交通大畑線廃線後は青森県で唯一残る非電化の私鉄路線となり、また旅客営業を行う非電化路線では国鉄JRからの転換路線を除けば東北地方で唯一の路線である[注釈 4]
  • 車掌乗務列車では車内券(補充券)による乗車券の発売をしている。また、日中のワンマン運行時でもJR東日本五能線からの乗り換え客がある列車では、運転室所属の係員が列車発車まで車内券で乗車券を発売する場合がある。
  • 北海道新幹線開業に合わせ同新幹線の奥津軽いまべつ駅と当社線との間をDMVで接続する構想を持っていた[15]。しかし、既存の列車とDMVを安全に併用運行するシステムが開発されていないため、DMV導入を断念していたことが2014年6月に報じられている[16]。なお、北海道新幹線が開業した2016年3月26日から、奥津軽いまべつ駅 - 当社線津軽中里駅間に、弘南バスが1日4往復の路線バス「あらま号」を運行していた[17][18]が、2020年9月30日を以て運行を終了[19]。また、2020年11月1日より、事前予約制タクシーの運行が開始された[20]。運賃は2400円。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 沿線の五所川原市と中泊町の職員による沿線活性化チーム名が「津鉄ア・モーレ」である。津軽鉄道活性化促進チーム「津鉄ア・モーレ」五所川原市(2019年4月10日閲覧)。
  2. ^ 川倉駅の出典は、『金木郷土史』91頁「金木町の現況」より。
  3. ^ 『日本鉄道旅行地図帳』では五農校前駅は一野坪駅の改称として記載[13]
  4. ^ JR線以外の東北地方の非電化鉄道路線はほかに三陸鉄道リアス線由利高原鉄道鳥海山ろく線秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線山形鉄道フラワー長井線会津鉄道会津線(西若松駅 - 会津田島駅間)が2020年時点で存在するが、いずれも国鉄・JRの特定地方交通線日本鉄道建設公団建設線を転換した第三セクター鉄道路線である。また、廃止された青森県内での非電化の私鉄路線だった下北交通大畑線と弘南鉄道黒石線も、国鉄から転換した路線だった。

出典

[編集]
  1. ^ a b 寺田裕一『日本のローカル私鉄 (2000)』(ネコ・パブリッシング
  2. ^ 時刻表 津軽鉄道(2023年6月26日閲覧)
  3. ^ 『JTB時刻表』2016年4月号(JTBパブリッシング)p.793
  4. ^ 津軽半島観光アテンダント(2020年2月11日閲覧)
  5. ^ ストーブ列車 津軽鉄道(2022年11月17日閲覧)。
  6. ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1928年2月16日国立国会図書館デジタルコレクション)
  7. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1930年7月21日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  8. ^ a b c 『五所川原市史 通史編2』(五所川原市・1998年3月31日発行)「第四章 恐慌と戦争の時代・第六編 近代の五所川原」388頁「五 恐慌下の五所川原の交通・図14 津軽鉄道時刻表 昭和5年(1930)」より。
  9. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1930年10月11日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  10. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1930年11月20日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  11. ^ a b 『鉄道停車場一覧 昭和9年12月15日現在』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  12. ^ a b 『地方鉄道及軌道一覧 昭和10年4月1日現在』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  13. ^ a b c d e f g h i 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳』2号 東北(新潮社、2008年)p.46
  14. ^ 2020年11月1日からの時刻表 - 津軽鉄道
  15. ^ JR北海道開発のDMVで青森観光 津軽鉄道が新幹線駅接続構想」『北海道新聞』2013年4月30日。オリジナルの2013年5月18日時点におけるアーカイブ。2016年3月1日閲覧。
  16. ^ 津鉄、線路と道路走る車両断念」『東奥日報』2014年6月24日。オリジナルの2014年6月25日時点におけるアーカイブ。2016年3月1日閲覧。
  17. ^ 「北海道新幹線、奥津軽いまべつ駅からバス運行 青森の3市町が交通整備」 産経フォトニュース(2016年2月12日配信)2020年2月11日閲覧
  18. ^ 奥津軽いまべつ駅前~中里駅前線の運行開始について 弘南バス(2016年3月10日更新)2020年2月11日閲覧
  19. ^ 奥津軽いまべつ駅・津軽中里駅間バス「あらま号」廃止のお知らせ - 今別町
  20. ^ 今別 - 中里間で乗り合いタクシー開始」『陸奥新報』2020年11月2日

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]