浅羽莢子
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浅羽 莢子 | |
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誕生 |
1953年8月15日 東京都 |
死没 | 2006年9月18日 |
職業 | 翻訳家 |
国籍 | 日本 |
主題 | 小説 |
公式サイト | 浅羽莢子のFine, Peace! |
ウィキポータル 文学 |
浅羽 莢子(あさば さやこ、1953年8月15日 - 2006年9月18日)は、日本の英米文学翻訳者。
女性作家の作品を多数、翻訳している。女性の本格ミステリ作家の翻訳が多数。ファンタジーではダーク・ファンタジー分野の翻訳が多数。
インド・ボンベイ出生。日本SF作家クラブ、日本推理作家協会会員。Dorothy L. Sayers Historical and Literary Society会員。筆名に西森咲也子(ニシモリ サヤコ) 。
外交官の父の赴任で米国、英国、マレーシアと3ケ国で生活を送った。1976年、東京大学文学部史学科卒業。1976年、講談社勤務を経て、1978年津田スクール・オヴ・ビジネス、東京YMCA各非常勤講師。1978年にハヤカワ・ミステリマガジン誌で翻訳デビュー[1]した。1981年より1年間英国ウォーリック大学大学院に留学。
2006年9月18日、がんで死去。享年53。
主な訳書
[編集]ミステリ・現代小説
[編集]- シャーロット・マクラウド
- ジル・チャーチル 『主婦探偵ジェーン』シリーズ
- 『ゴミと罰』(創元推理文庫、1991.8)
- 『毛糸よさらば』(創元推理文庫、1992.12)
- 『死の拙文』(創元推理文庫、1995.12)
- 『クラスの動物園』(創元推理文庫、1996.4)
- 『忘れじの包丁』(創元推理文庫、1997.2)
- 『地上より賭場に』(創元推理文庫、1997.9)
- 『豚たちの沈黙』(創元推理文庫、1999.6)
- 『エンドウと平和』(創元推理文庫、2001.11)
- 『飛ぶのがフライ』(創元推理文庫、2007.1)
- ドロシー・L・セイヤーズ 『ピーター・ウィムジイ卿』シリーズ
- 『誰の死体?』(創元推理文庫、1993.9)
- 『雲なす証言』(創元推理文庫、1994.4)
- 『不自然な死』(創元推理文庫、1994.11)
- 『ベローナ・クラブの不愉快な事件』(創元推理文庫、1995.5)
- 『毒を食らわば』(創元推理文庫、1995.11)
- 『五匹の赤い鰊』(創元推理文庫、1996.6)
- 『死体をどうぞ』(創元推理文庫、1997.4)
- 『殺人は広告する』(創元推理文庫、1997.8)
- 『ナイン・テイラーズ』(創元推理文庫、1998.2)
- 『学寮祭の夜』(創元推理文庫、2001.8)
- シャーリン・マクラム
- 『暗黒太陽の浮気娘』(早川書房 ミステリアス・プレス文庫、1989.7)
- 『丘をさまよう女』(早川書房 ミステリアス・プレス文庫、1996.1)
- 『いつか還るときは』(早川書房 ミステリアス・プレス文庫、1998.4)
- テス・ジェリッツェン
- 『命の収獲』(角川書店、1997.5)
- 『中間生命体』(角川書店、1999.2)
- 『僕の心臓を盗まないで』(角川文庫、2001.1)
- ドロシー・キャネル
- 『死がかよう小道』(現代教養文庫、1992.5)
- 『未亡人クラブ』(ハヤカワ・ミステリ文庫、1992.8)
- マイケル・ギルバート 『スモールボーン氏は不在』(小学館、2003.9)
- クリスティン・グリーン 『看護婦探偵ケイト』(扶桑社ミステリー、2001.8)
- チャールズ・パリサー 『大聖堂の悪霊』(早川書房、2000.9)
- アン・ライス 『幻のヴァイオリン』(扶桑社、1999.12 扶桑社ミステリー、2001.11)
- ジョン・フランクリン・バーディン 『悪魔に食われろ青尾蠅』(翔泳社、1999.10 創元推理文庫、2010.12)
- アン・ペリー 『娼婦殺し』(集英社文庫、1999.8)
- ピーター・ディキンスン 『毒の神託』(原書房、1998.3)
- エイダン・チェンバーズ 『おれの墓で踊れ』(徳間書店、1997.11)
- ナイオ・マーシュ 『ランプリイ家の殺人』(国書刊行会 世界探偵小説全集17、1996.10)
- スティーヴ・セイヤー 『気象予報士 上・下』(角川文庫、1996.4)
- エドマンド・ホワイト 『螺旋』(早川書房、1995.6)
- ジェーン・S・ヒッチコック 『魔女の鉄鎚』(角川書店、1995.5 角川文庫、1997.7)
- エマ・テナント 『影の姉妹』(筑摩書房、1993.9)
- キャロライン・グレアム 『うつろな男の死』(創元推理文庫、1993.6)
- モリー ハードウィック 『悪意の家』(現代教養文庫、1992.9)
- ロバート・バーナード 『暗い夜の記憶』(現代教養文庫、1991.3)
- アン・ハート 『ミス・マープルの愛すべき生涯』(晶文社、1989.4)
- マーガレット・ヨーク 『殺意が疾る夜』(二見文庫、1987.5)
- ポーリン・G・ウィンズロウ 『贋金シンフォニー』(早川書房、1981.8)
- リアノー・フライシャー 『フェーム』(早川書房、1980.1)
- フランク・パリッシュ 『蜜蜂の罠』(早川書房、1979.11)
SF・ファンタジー
[編集]- ジョナサン・キャロル
- 『死者の書』(創元推理文庫、1988.7)
- 『我らが影の声』(創元推理文庫、1991.1)
- 『月の骨』(創元推理文庫、1989.8)
- 『炎の眠り』(創元推理文庫、1990.6)
- 『空に浮かぶ子供』(創元推理文庫、1991.3)
- 『犬博物館の外で』(創元推理文庫、1992.12)
- 『沈黙のあと』(東京創元社、1994.12 創元推理文庫、1997.11)
- 『天使の牙から』(東京創元社、1995.11 創元推理文庫、2007.5)
- 『パニックの手:ジョナサン・キャロル短編集1』(東京創元社、1996.11 創元推理文庫、2006.5)
- 『黒いカクテル:ジョナサン・キャロル短編集2』(東京創元社、1997.3 創元推理文庫、2006.7)
- 『蜂の巣にキス』(創元推理文庫、2006.4)
- ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
- 『わたしが幽霊だったとき』(創元推理文庫、1993.10 東京創元社、2004.11)
- 『九年目の魔法』(創元推理文庫、1994.9 東京創元社、上・下、2004.11)
- 『ダークホルムの闇の君』(創元推理文庫、2002.10 東京創元社、上・下、2006.7)
- 『グリフィンの年』(創元推理文庫、2003.8 東京創元社、上・下、2007.11)
- スーザン・クーパー 『闇の戦い』シリーズ
- 『光の六つのしるし』(評論社、1981.5 評論社Fantasy classics、2006.12)
- 『みどりの妖婆』(評論社、1981.8 評論社Fantasy classics、2006.12)
- 『灰色の王』(評論社、1981.11 評論社Fantasy classics、2007.3)
- 『樹上の銀』(評論社、1982.10 評論社Fantasy classics、2007.3)
- タニス・リー
- 『闇の公子』(ハヤカワ文庫FT、1982.10 改版2008.9)
- 『惑乱の公子』(ハヤカワ文庫FT、1986.7)
- 『熱夢の女王』(ハヤカワ文庫FT、1989.3)
- 『妖魔の戯れ』(ハヤカワ文庫FT、1990.7)
- 『幻獣の書:パラディスの秘録』(角川書店、1992.5 角川ホラー文庫、1994.4 創元推理文庫、2015.2)
- 『堕ちたる者の書:パラディスの秘録』(角川書店、1992.7 角川ホラー文庫、1994.10 創元推理文庫、2015.1)
- 『幻魔の虜囚』(ハヤカワ文庫FT、1983.4)
- アン・マキャフリィ
- 『塔の中の姫君』(ハヤカワ文庫SF、1981.1)
- 『クリスタルシンガー』(ハヤカワ文庫SF、1984.10)
- 『キラシャンドラ』(ハヤカワ文庫SF、1987.10)
- 『竜の夜明け 上・下』(ハヤカワ文庫SF、1990.3)
- 『友なる船』(創元SF文庫、1995.5、マーガレット・ポールとの共著)
- マーヴィン・ピーク 『ゴーメンガースト』三部作
- 『タイタス・グローン』(創元推理文庫、1985.4)
- 『ゴーメンガースト』(創元推理文庫、1987.2)
- 『タイタス・アローン』(創元推理文庫、1988.1)
- ピアズ・アンソニイ 『クラスター・サーガ』シリーズ
- 『キルリアンの戦士』(ハヤカワ文庫SF、1991.9)
- 『タローの乙女』(ハヤカワ文庫SF、1991.11)
- 『オーラの王者』(ハヤカワ文庫SF、1992.1)
- ケイト・コンスタブル 『万歌の歌い手:トレマリスの歌術師1』(ポプラ社、2008.6)
- エリザベス・ハンド 『冬長のまつり』(ハヤカワ文庫SF、1994.2)
- ジョエル・ローゼンバーグ 『眠れる龍:炎の剣士1』(現代教養文庫、1989.1)
- ジョン・ベレアーズ 『霜の中の顔』(ハヤカワ文庫FT、1987.10)
- ジョーン・D・ヴィンジ 『琥珀のひとみ』(創元推理文庫、1983.9、岡部宏之との共訳)
- L・スプレイグ・ディ=キャンプ、フレッチャー・プラット 『妖精の王国』(ハヤカワ文庫、1980.6)
- ジョイ・チャント 『赤い月と黒の山』(評論社、1980.4)
ゲームブック関連
[編集]- スティーブ・ジャクソン、イアン・リビングストン 『火吹山の魔法使い』(現代教養文庫、1984.12 扶桑社、2005.5)
- スティーブ・ジャクソン
- 『シャムタンティの丘を越えて』(創土社、2003.8)
- 『魔の罠の都』(創土社、2003.12)
- 『七匹の大蛇』(創土社、2004.5)
- 『諸王の冠』(創土社、2005.3)
- イアン・リビングストン
- 『雪の魔女の洞窟』(現代教養文庫、1986.4)
- 『恐怖の神殿』(現代教養文庫、1987.1)
- マーク・ガスコイン編 『モンスター事典:ファイティングファンタジー』(現代教養文庫、1986.10)
参考資料
[編集]- 日外アソシエーツ現代人物情報
脚注
[編集]- ^ 1978年10月号掲載のジェイムズ・ヤッフェ作「袋小路」