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浦戸大橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
浦戸大橋(北側) - 2004年撮影
高知県道14号標識

浦戸大橋(うらどおおはし)は、高知県高知市浦戸湾にかかる延長1480 mのである。1972年に完成[1]歩道も併設されている。1972年土木学会田中賞受賞[2]

概要

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浦戸湾は高知市街地のほぼ中央にまで大きく入り込んでおり、種崎・長浜両地区への移動手段は県営渡船を利用するか、高知市内を大きく迂回するかのどちらかであったが、浦戸大橋の開通に伴い両地区間の移動が容易となり、特に大型車両にとっては、高知市内までの大きな迂回を要することがなくなった[3]

建設当時は、スパンが200mを超えるコンクリート橋はなく[2][4]画期的なものであった。また、橋梁区間の道路幅員は大型車同士の離合もできるよう設計された。しかし、自動車での利用を前提としたため、歩道部は極めて狭小であるため歩道部における自転車同士の離合は困難である[3]。 橋からの投身自殺が相次いだことから、橋の欄干に高さ約3メートルある背の高い返し付きのフェンスが設置されている[3]

浦戸大橋の東側には高知県立種崎公園がある[1]

構造

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  • 形式:有ヒンジラーメン橋
  • 全体延長:1480 m[1][3](橋梁部915 m・土工部565 m)
  • 高さ:50 m[5]
  • 上部構造:5径間連続PC箱桁橋[2]
  • 下部構造:ニューマチックケーソン基礎3基[2](深礎基礎1基・直接基礎2基)
    • 主橋部のスパン割は55 m+130 m+230 m+130 m+55 mとなっている。
  • 幅員:車道部6.5 m、歩道部0.75 m×2[3]

沿革

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脚注

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  1. ^ a b c 広谷 喜十郎. “高知港(浦戸)の「みなと文化」”. 一般財団法人みなと総合研究財団. 2023年2月7日閲覧。
  2. ^ a b c d 業務実績 田中賞受賞作品 - 株式会社 日本構造橋梁研究所、2016年3月28日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 「土木紀行」No.72(高知県) (PDF) p. 1-2 - 土木学会四国支部、2016年3月29日閲覧。
  4. ^ 特集「橋梁〜次世代に使い継ぐ」 - 鹿島建設(KAJIMAダイジェスト) 、2016年3月29日閲覧。
  5. ^ 高知港(高知県)市民とともに開かれた港を創造する - 日本埋立浚渫協会、2016年3月28日閲覧。

関連項目

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座標: 北緯33度30分0.3秒 東経133度34分4.6秒 / 北緯33.500083度 東経133.567944度 / 33.500083; 133.567944