浦野東洋一
表示
浦野 東洋一(うらの とよかず、1943年 - )は、日本の教育学者。元帝京大学教育学部長、東京大学名誉教授[1]。専門分野は、教育行政学・教育法制論[1]・学校経営論[2]。
経歴
[編集]長野県上伊那郡箕輪町出身[3]。 1961年に長野県伊那北高等学校、1965年に東京大学教育学部教育行政学科を卒業し、1970年に東京大学大学院教育学研究科博士課程を単位取得退学して、北海道教育大学の助手となった[2][4]。1977年に助教授に昇任した後[4]、1981年に東京大学教育学部へ移った[2]。2003年に東京大学を退職して帝京大学文学部教授に転じ、東京大学から名誉教授の称号を贈られ、また、日本教育行政学会から功労賞を贈られた[2]。帝京大学では教育学部創設に尽力し、同学部長に就任した。2016年3月定年退職。2021年3月を以って、同客員教授も退職した。
人物
[編集]- 北海道教育大学在籍時から、しばしば教育関係の裁判に、証人として証言したり、意見書を出すなどして関わっていた[4]。
- 高知県や長野県の高等学校の三者協議会に注目し、実践書などにまとめている。
- 近年は、出身地である箕輪町の「ふるさと大使」を務めている[3]。
おもな著書
[編集]単著
[編集]- 学校管理経営論、エイデル研究所、1990年
- 教育法と教育行政、エイデル研究所、1993年
- 学校改革と教師、同時代社、1999年
- 開かれた学校づくり、同時代社、2003年
- 学校改革に挑む、つなん出版、2006年
2000年以降、『教育小六法』(学陽書房)の編集の中心となっている[5]。