浮力補償装置

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浮力補償装置(ダイビング)

浮力補償装置(ふりょくほしょうそうち、Buoyancy Compensator)はスクーバダイビングの器材の一つである。または浮力調整装置である[1]

概要[編集]

  • 1957年頃にアメリカ海軍が軍事用としての研究が進められており、商業用で可能となったのは1961年フランスのダイビング器材メーカー「Fenzy(en)」が開発した[2]
  • 日本では最初に普及したのは「ライフベスト」で現在に飛行機に設置されているようなものだったが、首掛け式のホースカラーBCが上陸するのは1973年頃に入ってからだった[2]。翌年には日本アクアラング「LIFE JACKET B.C.-1」が登場する。
  • 1978年にはジャケットタイプが登場となり、スキューバプロが「スタビライジングジャケット」を発売。1985年には「ショルダーベルトタイプ」が登場し、サイズ調整の工夫をこなし、フィット感が飛躍的に向上[2]
  • 1990年代になると、女性の体のラインに合わせたり、旅行の持ち運びに便利な丸められるものが登場した[2]

脚注[編集]

  1. ^ Marine Diving.web(ダイビングスキルアップ術)
  2. ^ a b c d 『マリンダイビング』672号(2020年10月号)、水中造形センター pp. 47