海外天年
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海外天年(カイガイ テンネン, 1860年~?)は明治から大正にかけて活躍した日本画家。
京都画壇に属した。
経歴
[編集][1]1860年(万延元年)京都で生まれる。生家は京都の商家であった。
その後、京都画壇の大家であった、岸竹堂、鈴木松年に師事した。
1891年に開催された、[2]京都青年絵画共進会において、三等賞を受賞。
1884年に、ニュルンベルクにて開催された、[3]金工万国博覧会にて褒章を受章。
1904年に開催された、[4]第五回内国勧業博覧会にて、褒賞を受賞。
その後も絵画の審査会である、[5]共進会にて数回褒賞を受賞する。
日本画家としては、天竜寺にて、鈴木松年らと天井画を共同制作した。
現存するものとしては、京都市中京区にある宮脇売扇庵内の作品があげられる[6]。
また、西陣織の図案を[7]考案し、意匠を凝らした「天年模様鑑」を著す。
[8]「天年模様鑑」は宮内庁にも納められた。
後年は、画壇で求心力を失い、第一線から退いた。
著作
[編集]脚注
[編集]- ^ “海外天年 :: 東文研アーカイブデータベース”. www.tobunken.go.jp. 2022年12月21日閲覧。
- ^ “京都府 資料”. 京都府. 2022年12月22日閲覧。
- ^ (中国語) 東洋繪畫叢誌: 第1至16集. 東洋繪畫會事務所内書誌部. (1884)
- ^ (中国語) 第五回內国勧業博覧会審查報告. 明治文献資料刋行会. (1973)
- ^ “ndl-dl-dss-front”. dl.ndl.go.jp. 2022年12月22日閲覧。
- ^ “京都府 資料”. 京都府. 2022年12月22日閲覧。
- ^ “ndl-dl-dss-front”. dl.ndl.go.jp. 2022年12月22日閲覧。
- ^ “ndl-dl-dss-front”. dl.ndl.go.jp. 2022年12月22日閲覧。
- ^ (中国語) 和漢書分類目録. 東京文理科大學. (1934)
- ^ (中国語) 岩瀬文庫図書目録. 岩瀬文庫 : , 黒部書店[発売]. (1936)
- ^ “ndl-dl-dss-front”. dl.ndl.go.jp. 2022年12月22日閲覧。