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清の富士猛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

清の富士 猛(きよのふじ たけし、1966年2月11日[要出典] - )は、静岡県伊東市出身で伊勢ヶ濱部屋に所属した元大相撲力士。本名は薬丸 猛(やくまる たけし)。得意手は突き、押し。身長174cm、体重141kg。最高位は東十両11枚目(1993年9月場所)。血液型はO型[要出典]

来歴

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知人の紹介で伊勢ヶ濱部屋に入門し、1981年3月場所初土俵を踏んだ。小兵のため三段目から幕下にかけて苦労した時期もあったが、着実に番付を上げて行き、入門から12年かかり1993年9月場所に十両に昇進した。この少し前の5月場所には西幕下10枚目で6連勝し七番相撲に際して「清の富士も勝ち越せば即関取ですからね」と大相撲放送で解説されたことがあったが、負けて6勝1敗となり昇進を逃している。正統派の突き押し相撲で期待されたが、十両では9月場所は7勝8敗、11月場所は6勝9敗と2場所続けて負け越し、1994年1月場所には幕下に陥落した。以降も十両復帰を目指して相撲をとり続けたが、1998年9月場所での全休を最後に現役を引退した。

清の富士が幕下に陥落して以来、伊勢ヶ濱部屋の関取が不在となった。この状況は部屋が消滅した2007年1月場所まで続いた。

引退後はボディビルダーに転身し、最高で150kgあった体重を鍛え抜いて78kgまで落とし、2014年9月までに「東京ボディビル選手権大会」のマスターズ40歳以上級に3回出場した記録を残している(いずれも予選落ち)[1]。2024年5月3日には「東京ノービスボディビル選手権大会」のマスターズ50歳以上級に68kgの体重で出場(予選落ち)[2]

従弟にはタレント薬丸裕英がいる。しかし当時は空前のブームで、それに隠れた清の富士の注目度はほとんどなかった。

主な戦績

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  • 生涯成績:386勝347敗18休 勝率.527
  • 十両成績:13勝17敗 勝率.433
  • 現役在位:105場所
  • 十両在位:2場所

場所別成績

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清の富士 猛
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
1981年
(昭和56年)
x (前相撲) 西序ノ口51枚目
5–2 
西序二段126枚目
3–4 
東序二段141枚目
3–4 
西序ノ口筆頭
4–3 
1982年
(昭和57年)
西序二段118枚目
3–4 
西序ノ口3枚目
4–3 
東序二段100枚目
3–4 
西序二段110枚目
5–2 
西序二段66枚目
4–3 
東序二段46枚目
4–3 
1983年
(昭和58年)
西序二段20枚目
4–3 
西序二段6枚目
5–2 
西三段目60枚目
2–5 
東三段目83枚目
3–4 
東序二段11枚目
5–2 
東三段目71枚目
5–2 
1984年
(昭和59年)
東三段目37枚目
2–5 
西三段目64枚目
4–3 
西三段目43枚目
4–3 
東三段目25枚目
0–3–4 
東三段目70枚目
3–4 
東三段目84枚目
5–2 
1985年
(昭和60年)
西三段目47枚目
5–2 
西三段目17枚目
2–5 
西三段目46枚目
3–4 
東三段目59枚目
4–3 
東三段目47枚目
4–3 
東三段目28枚目
5–2 
1986年
(昭和61年)
西幕下53枚目
4–3 
東幕下39枚目
4–3 
東幕下27枚目
4–3 
西幕下19枚目
1–6 
東幕下58枚目
3–4 
東三段目9枚目
6–1 
1987年
(昭和62年)
東幕下37枚目
4–3 
東幕下30枚目
3–4 
西幕下39枚目
4–3 
東幕下27枚目
1–6 
西幕下57枚目
5–2 
西幕下36枚目
4–3 
1988年
(昭和63年)
東幕下28枚目
2–5 
東幕下53枚目
3–4 
西三段目6枚目
5–2 
東幕下48枚目
2–5 
西三段目11枚目
3–4 
東三段目24枚目
5–2 
1989年
(平成元年)
東幕下58枚目
6–1 
東幕下30枚目
3–4 
東幕下39枚目
3–4 
東幕下49枚目
5–2 
西幕下29枚目
3–4 
東幕下41枚目
5–2 
1990年
(平成2年)
西幕下25枚目
4–3 
東幕下18枚目
5–2 
西幕下8枚目
3–4 
西幕下13枚目
4–3 
東幕下8枚目
1–6 
東幕下33枚目
2–5 
1991年
(平成3年)
東幕下54枚目
休場
0–0–7
東三段目34枚目
5–2 
東三段目7枚目
5–2 
西幕下42枚目
2–5 
東三段目3枚目
5–2 
東幕下42枚目
6–1 
1992年
(平成4年)
東幕下18枚目
2–5 
西幕下35枚目
3–4 
西幕下47枚目
6–1 
東幕下21枚目
2–5 
東幕下39枚目
5–2 
東幕下24枚目
3–4 
1993年
(平成5年)
西幕下33枚目
5–2 
西幕下21枚目
5–2 
西幕下10枚目
6–1 
東幕下2枚目
5–2 
東十両11枚目
7–8 
東十両13枚目
6–9 
1994年
(平成6年)
西幕下3枚目
3–4 
西幕下7枚目
4–3 
西幕下2枚目
1–6 
西幕下24枚目
4–3 
西幕下17枚目
5–2 
西幕下8枚目
3–4 
1995年
(平成7年)
東幕下14枚目
1–6 
西幕下40枚目
3–4 
東幕下50枚目
6–1 
東幕下24枚目
4–3 
西幕下17枚目
4–3 
西幕下11枚目
2–5 
1996年
(平成8年)
東幕下24枚目
5–2 
西幕下13枚目
2–5 
東幕下27枚目
2–5 
西幕下48枚目
5–2 
東幕下30枚目
5–2 
東幕下17枚目
3–4 
1997年
(平成9年)
東幕下25枚目
4–3 
東幕下20枚目
4–3 
西幕下14枚目
5–2 
西幕下4枚目
4–3 
西幕下2枚目
1–6 
東幕下27枚目
3–4 
1998年
(平成10年)
西幕下36枚目
3–4 
東幕下47枚目
3–4 
東三段目3枚目
5–2 
東幕下43枚目
4–3 
西幕下36枚目
引退
0–0–7
x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴

[編集]
  • 薬丸 猛(やくまる たけし)1981年3月場所-1981年5月場所
  • 清の富士 猛(きよのふじ-)1981年7月場所-1998年9月場所

関連項目

[編集]

脚注

[編集]

外部リンク

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