清水浩司
清水 浩司 (しみず こうじ) | |
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ペンネーム |
川崎フーフ 清水春日 文芸レアグルーヴ |
誕生 |
1971年12月24日(52歳) 日本 岡山県[1] |
職業 |
フリーライター 編集者 小説家 テレビコメンテーター ラジオパーソナリティ |
最終学歴 | 一橋大学社会学部 |
代表作 |
『がんフーフー日記』 『愛と勇気を、分けてくれないか』 |
主な受賞歴 | 2019年広島本屋大賞 小説部門 |
公式サイト | 清水浩司 (@ShimizuKoji) - X(旧Twitter) |
清水 浩司(しみず こうじ、1971年[2]12月24日[3] - )は、日本のフリーライター、編集者、小説家、テレビコメンテーター、ラジオパーソナリティ。広島県出身[4]。2023年4月にパリを出発し、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指して約800キロの巡礼の道を約1カ月かけて歩く旅を踏破し[5]、ポルトガル、モロッコも歩き(トータル1000キロを歩いた)[6]、同年7月14日帰国した。
人物
[編集]岡山県生まれ、広島県出身。公務員(ダム建設[7])の父と専業主婦の母という家庭で育つ[8]。中学・高校時代の5年間を大竹市で過ごし[1]、広島学院中学校・高等学校[2]、一橋大学卒業[2]後、出版社に入社。音楽雑誌編集者を経て、フリーライター兼編集者として独立。妻の死後、本の出版を機に、2011年に子育てなどのために広島に帰郷[9][10][11][12]。
作家、フリーライターとして活動し、現在は広島を拠点に執筆活動を行う。
2011年に川崎フーフ名義で発表した闘病ドキュメント『がんフーフー日記』が、2015年に映画『夫婦フーフー日記』として公開された。
現在は月刊誌『音楽と人』『広島アスリートマガジン』や季刊誌『FLAG!』でライターおよび連載を行う。RCCラジオ『おひるーな』(平日12:00〜14:55)に火曜コメンテーターとして2019年3月26日まで出演していた。『おひるーな』では水曜コメンテーター井筒智彦(宇宙博士)は清水の公式ライバルという設定である[13]。
高校時代の三種の神器は、夏の100冊(新潮文庫)、鷹野橋サロンシネマ[14]、己斐のレンタルレコード屋(YOU&I、黎紅堂)[15]。
広島パルコができる前の文化の拠点だった八丁堀のウィズワンダーランドと紙屋町のサンモールにレコードや本を買いによく行っていた[16]。
20代最後にバイクで日本全国野宿の旅をしたことがある[17]。
2018年6月8日発売の、1980年代後半の広島を舞台にした長編青春小説『愛と勇気を、分けてくれないか』(小学館文庫)が、第9回2019広島本大賞にノミネート[18]され、2019年3月、第9回広島本大賞 小説部門を受賞した[19][20]。
2013年から2018年まで毎年、WILD BUNCH FEST.にオフィシャルライターとして参加し現地密着取材を務めた[21]。
2018年にカミガキヒロフミ(IC4DESIGN)と文化系ユニット ホントーBOYSを結成、同年9月15日に初のトークショー「ホントーSHOW」を開催しデビュー[22]。
最新小説は、TJ Hiroshima2019年4月号(カープ特集号)p124-143掲載のページ欄外20ページ横断脱力ミステリー小説「赤いダイイングメッセージ」。
2019年4月8日からRCCテレビ『イマなまっ!』の月曜コメンテーター(3週に1度→2020年1月から毎週)を2023年3月20日まで務めた。
2019年4月27日、広島駅南口地下広場イベント会場にて、第9回広島本大賞の授賞式が開催され石井光太と共に出席[23][24][25]。
2019年8月2日から2022年12月まで広島FM『ホントーBOYSの文化系クリエイター会議』(毎週金曜10:30〜11:00)にレギュラー出演。
出演
[編集]映画
[編集]- ドキュメント サニーデイ ・サービス(2023年7月7日公開)
過去の出演
[編集]テレビ
[編集]- RCCテレビ「イマなまっ!」→イマナマ!(2019年4月8日 - 2023年3月20日)2020年1月6日から毎週月曜コメンテーター / 2022年から月曜か金曜コメンテーター
- 2019年4月8日-12月 - 3週に1度、月曜コメンテーター[26]
ラジオ
[編集]- RCCラジオ「おひるーな」(2014年9月30日 - 2019年3月26日、12:00~14:55)火曜コメンテーター
- 広島FM 平和特別番組 ラジオドラマ「桜隊とマリーゴールド」(2019年8月11日19:00 - 20:00)ラジオドラマ脚本[27]
- 広島FM 特番内ラジオドラマ「ボクと彼女の音がたり 〜効果音から作るラジオドラマ」(2019年12月23日12:00 - 13:00)ラジオドラマ脚本
- 広島FM 特番「宮島で魯山人〜食から始まる美の旅路」(2022年12月29日)ミニドラマ脚本
- 広島FM 「ホントーBOYSの文化系クリエイター会議」(2019年8月2日 - 2022年12月)毎週金曜10:30〜11:00
- RCCラジオ「おひるーな」 - 月1木曜14:00すぎ ※本の紹介
- 広島FM 俊山真美のGOOD JOG「ジョグトーク」(2023年8月28日・29日)「ぼんやりした巡礼」トーク
配信
[編集]- 文化的ファイトクラブ(2020年、ユイトムおよびYouTube)ホントーボーイズとして審査員
講演会
[編集]- 広島市中区医師会 第21回市民公開講座「夫婦フーフー闘病日記」(2021年9月4日14:30-16:00 / 主催:広島市中区医師会 / 会場:広島県民文化センター(広島市中区大手町))[28]
- 認知症の父、その心を知りたい娘 〜ライフストーリー・インタビュー:『聞き書き』に何ができるのか?(2022年2月19日18:00-20:00 / 会場: Social Book Cafe ハチドリ舎)清水浩司×外科医・矢野雷太
イベント
[編集]- ホントーボーイズ PRESENTS タイダンBOYS(2019年4月21日 - )年に4回ほど開催予定の定期イベント
- 牧瀬和人トークライブショー"SURVIVE" Vol.4(2023年7月28日、CREATORE with PLUS)
- トラベリング with「ぼんやりした巡礼」(2023年9月30日、ギャラリースペース A not B)
- 第1部 写真と動画で巡る「ぼんやりした巡礼」
- 第2部 対談 清水浩司×SHDL代表田中健二 「君はいつ度に出るのか?」
- 第3部 質問・歓談の時間
連載
[編集]- 月刊誌 音楽と人(ディスクレビューとコラム 2012年11月号[10][29] - 2023年5月号[30] / 2024年8月号 - )
- 日本酒10 ディスカバー東広島「蔵のあるまち」(2022年8月4日[31] - 2023年3月30日[32] / 2023年9月12日 - 2024年9月2日)
- 紀伊國屋書店フリーペーパー「紀伊國屋じゃけん」(広島の店舗で配布)
- 過去の連載
- 月刊誌 音楽と人「清水浩司の文芸レアグルーヴ事情」
- 季刊誌 FLAG!「西島大介&清水浩司のエクストリーム広島紀行 ドンマイ!広島県\(▽‾\(‾▽‾)/‾▽)/」
- 月刊誌 広島アスリートマガジン「オレのブレ球、君のドヤ顔」(2014年10月号 - 2021年4月号) - サンフレッチェ広島F.Cについてのコラム
- Web 広島アスリートマガジン「赤の検証 ~緒方孝市著『赤の継承 カープ三連覇の軌跡』制作ドキュメント」(2021年2月15日 - 2021年3月29日、全4回)第1回[33] 第2回[34] 第3回[35] 最終回[36]
著書
[編集]- いまぼくたちが読みたい日本文学の100冊(2001年6月、マーブルトロン)文芸レアグルーヴ 名義
- せつなき恋をするゆえに(2002年10月、中公文庫)文芸レアグルーヴ 名義
- 愛は死んでしまった?(2002年11月、中公文庫)文芸レアグルーヴ 名義
- しあわせは、どこにある(2003年1月、中公文庫)文芸レアグルーヴ 名義
- ぼんちゃん!―The Night is Still Young(2004年10月、小学館)清水春日 名義
- ぼんちゃん!(2012年9月6日 小学館文庫)文庫化
- がんフーフー日記(2011年4月25日 小学館)川崎フーフ 名義
- がんフーフー日記(2015年2月6日 小学館文庫)文庫化
- 真夜中のヒットスタジオ(2015年3月6日 小学館文庫)
- コブルストーン(2015年4月21日、GOMES THE HITMAN.COM)原案:山田稔明
- ぼくのヒーロー(2018年1月20日 ザメディアジョン)絵:緒方かな子 作:緒方佑奈 話:西田篤史 文:清水浩司
- 愛と勇気を、分けてくれないか(2018年6月8日、小学館)[37]
- 世界でいちばんきれいな海(2019年2月8日、ザメディアジョン)著者:ドクター(広島の外科医)文:清水浩司
- くらくら西条(2024年10月24日 ザメディアジョン / 先行発売:2024年10月12日・13日「酒まつり」賀茂鶴酒造1号蔵)特別付録「くらくら西条 蔵あるきMAP」
- 編集
- 広島東洋カープ語録集 ぶちええ言葉(2016年、株式会社セブン&アイ出版)編集協力
- 松田哲也『2045年、おりづるタワーにのぼる君たちへ』(2019年6月26日、ザメディアジョン)
- SUNMALL 50TH ANNIVERSARY 参盛舎 SUNMALL PRESENTS『みんなと一緒につくる文庫本』(2022年、サンモール / 帯:奥田民生)編集デスク
- 日南休実『万引きGメンの憂鬱』(2022年11月22日、ザメディアジョン)編集・構成
- 構成
- 野村謙二郎『変わるしかなかった。』(2015年2月14日、KKベストセラーズ)
- 前田育男『デザインが日本を変える 日本人の美意識を取り戻す』(2018年5月16日、光文社新書)
- 緒方孝市『赤の継承 カープ三連覇の軌跡』(2021年1月19日、光文社)取材・構成
寄稿
[編集]- 広島東洋カープ公認ファンブック『WE LOVE CARP 2020』(2020年3月、ぴあMOOK)広島アスリートマガジン×ぴあ
- 「WE LOVE CARP COLUMN」を寄稿
- 音楽と人2021年4月号(音楽と人)LOSTAGEの活動から考える、地方と音楽、〈もうひとつのバンドのあり方について〉│音楽と人.com
- 中国新聞2023年8月31日 アラフィフ Reスタート 四か国で自分探し
音楽関係
[編集]- 秦基博『Paint Like a Child』FC盤インタビューBOOK(2023年)監修・執筆
脚注
[編集]- ^ a b “広報おおたけ平成23(2011)年7月号(平成23年7月1日発行 通巻1128号)p25「on the way 出会い人2011」” (PDF). 大竹市 (2011年7月1日). 2019年1月21日閲覧。
- ^ a b c “小説家 清水浩司さん/キラリ人|CUEオンライン”. 中国新聞社 (2018年7月13日). 2019年1月21日閲覧。
- ^ “愛媛緩和ケア研究会 第30回 総会及び講演会” (PDF). 愛媛緩和ケア研究会 (2019年). 2019年9月7日閲覧。
- ^ 清水 浩司 先生 - ひろしまジン大学 -.2018年2月5日閲覧。
- ^ “「がんフーフー日記」出版の作家、異国で「自分探し」800キロの旅”. 中国新聞デジタル (2023年4月26日). 2023年6月7日閲覧。
- ^ 宮崎園子(フリーランス記者) (2023年9月21日). “51歳の自分探し。1000キロ歩いても見えない答え、そしてわかった「次やるべきこと」”. Yahoo!ニュース. LY Corporation. 2024年8月28日閲覧。
- ^ “No. 11 桃色暮色 清水浩司(作家・フリーライター)”. 廣島スタイロ (2019年7月). 2019年7月22日閲覧。
- ^ 音楽と人2019年5月号(創刊300号)p107.2019年4月10日閲覧。
- ^ “月刊ウェンディ広島 7号 2016年7月1日(第176号)” (PDF). 月刊ウェンディ広島 (2016年7月1日). 2021年11月4日閲覧。
- ^ a b “清水浩司 プロフィール”. システムブレーン. 2019年1月21日閲覧。
- ^ “「夫婦フーフー日記」に秦 基博、GRAPEVINE田中ら絶賛コメント寄稿”. M-ON! MUSIC (2015年5月20日). 2018年2月7日閲覧。
- ^ “[清水浩司さん]がん告知後出産、結婚493日間で逝った妻 - ヨミドクター”. YOMIURI ONLINE (2015年6月21日). 2018年2月7日閲覧。
- ^ FLAG!Vol.14(2019年1月19日)p117. ザメディアジョン. 2019年2月25日閲覧。
- ^ 閉館後、映画『孤狼の血』(2018年5月公開)や映画『鯉のはなシアター』(2018年9月公開)のロケ撮影で使用された。
- ^ FLAG!Vol.14(2019年1月19日)p64. ザメディアジョン. 2019年2月25日閲覧。
- ^ “広島都心『サンモール』の半世紀 「ぶち!ありがとう」 キーワードは今も昔も“ヤングマインド”│RCCニュース”. 中国放送 (2022年10月15日). 2022年11月3日閲覧。
- ^ 音楽と人2022年1月号 清水浩司Review. 2021年12月7日閲覧。
- ^ TJ Hiroshima 2019年2月号 p101. 2019年1月31日閲覧。
- ^ TJ Hiroshima 2019年4月号p162. 2019年3月25日閲覧。
- ^ “広島本大賞に清水さんと石井さん”. 中国新聞α (2019年3月23日). 2019年4月15日閲覧。
- ^ 音楽と人2019年10月号 p115. 2019年9月16日閲覧。
- ^ “ホントーBOYS結成〜!!”. IC4DESIGN 日々の日記 (2018年8月28日). 2019年3月26日閲覧。
- ^ 2019広島本大賞 公式ツイッター(2019年4月13日).2019年4月15日閲覧。
- ^ “4/27(土)広島本大賞イベント|【ひろチカ ドットコム】広島駅南口地下広場ホームページ”. 2019年4月15日閲覧。
- ^ TJ Hiroshima2019年7月号p108 第9回広島本大賞 授賞式 .2019年6月26日閲覧。
- ^ 清水浩司、北臺如法(広島大学教育学部 講師)、藤岡圭子(tonoeru代表)の順番で出演。
- ^ “広島FM平和特別番組 ラジオドラマ「桜隊とマリーゴールド」 - Hfm”. 広島FM (2019年). 2019年8月2日閲覧。
- ^ “広島市中区医師会 第21回市民公開講座 夫婦フーフー闘病日記│インフォ広島”. 広島情報サイト インフォ広島. 株式会社広島朝日広告社 (2021年). 2021年7月31日閲覧。
- ^ 音楽と人2023年2月号 p91 清水浩司Review. 2023年1月15日閲覧。
- ^ 枠の後任は小松香里。
- ^ “蔵のあるまちVol.1 暮らしのなかにある蔵│東広島 日本酒10”. 東広島 日本酒10 (2022年8月4日). 2022年10月2日閲覧。
- ^ “蔵のあるまちVol.6 KURA BIRAKIのあるまち│東広島 日本酒10”. 東広島 日本酒10 (2023年3月30日). 2023年4月5日閲覧。
- ^ “赤の検証 〜緒方孝市著『赤の継承 カープ三連覇の軌跡』制作ドキュメント 第1回「“寡黙”は監督として創り上げた性格だった」”. 広島アスリートマガジンWeb (2021年2月15日). 2021年3月23日閲覧。
- ^ “赤の検証 〜緒方孝市著『赤の継承 カープ三連覇の軌跡』制作ドキュメント 第2回「1日タバコ60本、コーヒー20杯という監督業の裏側」”. 広島アスリートマガジンWeb (2021年3月1日). 2021年3月23日閲覧。
- ^ “赤の検証 〜緒方孝市著『赤の継承 カープ三連覇の軌跡』制作ドキュメント 第3回「苦い敗戦も全部書く――緒方孝市は逃げなかった」”. 広島アスリートマガジンWeb (2021年3月15日). 2021年3月23日閲覧。
- ^ “赤の検証 〜緒方孝市著『赤の継承 カープ三連覇の軌跡』制作ドキュメント 最終回「緒方孝市が明かした数々の真実」”. 広島アスリートマガジンWeb (2021年3月29日). 2021年5月17日閲覧。
- ^ “愛と勇気を、分けてくれないか”. 小学館 (2018年). 2018年5月21日閲覧。
外部リンク
[編集]- 清水浩司
- 清水浩司 (@ShimizuKoji) - X(旧Twitter)
- ぼんやりした巡礼 - note パリからサンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)まで約800km歩く旅。
- 清水浩司 (@simisolo01) - Instagram
- 清水浩司 - ひろしま県営SNS 日刊わしら HIROSHIMA DAILY WASHIRA
- RCCラジオ「おひるーな」 2019年3月26日まで火曜レギュラーコメンテーター出演→月1回出演し書籍の紹介。
- RCCテレビ「イマなまっ!」 2019年4月8日から月曜レギュラーコメンテーター出演している。
- 清水浩司プロフィール│システムブレーン
- ホントーBOYS
- HONTOOBOYS (hontooboys) - note
- ホントーBOYS (@HontooB) - X(旧Twitter)
- 映画『逆光』