渡辺恒夫 (心理学者)
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渡辺 恒夫(わたなべ つねお、1946年 - )は、日本の心理学者、東邦大学理学部名誉教授。専門は生涯発達心理学、夢の生理心理学、環境心理学、科学基礎論、男性学など。
略歴
[編集]1970年京都大学文学部哲学科卒、同大学院実験心理学修士課程修了、高知大学人文学部講師、助教授、1990年東邦大学理学部教授、2012年退職。2008年「<自我体験>および<独我論的な体験とファンタジー>の調査研究」で奈良女子大学学術博士。
著作
[編集]- 『脱男性の時代 アンドロジナスをめざす文明学』勁草書房 1986年
- 『トランス・ジェンダーの文化 異世界へ越境する知』勁草書房 1989年
- 『迷宮のエロスと文明 流動するジェンダー・自我・世界観の心理学』新曜社 1991年
- 『輪廻転生を考える 死生学のかなたへ』講談社現代新書 1996年
- 『<私の死>の謎 世界観の心理学で独我を超える』ナカニシヤ出版 2002年
- 『図解深層心理のことが面白いほどわかる本 本当のことがホントにわかる!』中経出版 2003年
- 『自我体験と独我論的体験 自明性の彼方へ』北大路書房 2009年
- 『人はなぜ夢を見るのか 夢科学四千年の問いと答え』化学同人 Dojin選書 2010年
- 『フッサール心理学宣言 他者の自明性がひび割れる時代に』講談社 2013年
編著・共編著
[編集]- 『男性学の挑戦 Yの悲劇?』編 新曜社 1989年
- 『最新・マインドサイエンス 現代心理学の冒険』編著 八千代出版 1993年
- 『オカルト流行の深層社会心理 科学文明の中の生と死』中村雅彦共著 ナカニシヤ出版 1998年
- 『心理学の哲学』村田純一、高橋澪子共編 北大路書房 2002年
- 『入門・マインドサイエンスの思想 心の科学をめぐる現代哲学の論争』石川幹人共編著 新曜社 2004年
- 『〈私〉という謎 自我体験の心理学』高石恭子共編著 新曜社 2004年
- 『未来をひらく心理学入門』編著 八千代出版 2007年
翻訳
[編集]- アンディ・ベル『論争のなかの心理学 どこまで科学たりうるか』小松栄一共訳 新曜社 心理学エレメンタルズ 2006年
外部リンク
[編集]- 幻想実験室 - 東邦大学の渡辺の研究室
- 幻想実験室 & おもしろ死生学 - ウェイバックマシン(2000年10月21日アーカイブ分) - 本人の個人ページ