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源ヶ橋温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
源ケ橋温泉から転送)
源ヶ橋温泉
2013年8月撮影
所在地 大阪市生野区林寺1-5-33
座標 北緯34度38分44.4秒 東経135度31分44.4秒 / 北緯34.645667度 東経135.529000度 / 34.645667; 135.529000
交通 JR大阪環状線 寺田町駅下車、徒歩約10分(詳細は#交通を参照)
開業 1937年昭和12年)
廃業 2020年令和2年)
浴場の特徴 スチームサウナ・ジェット付きの座湯などあり
建物の特徴
建築年 1937年(昭和12年)
建築構造・様式 木造
文化財の指定等 国の登録有形文化財
1998年登録)
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源ヶ橋温泉(げんがはし おんせん)[注 1]は、かつて大阪市生野区にあった公衆浴場風呂屋)。風呂屋および銭湯の建造物としては、初めて国の登録有形文化財(第27-0055号)に登録された。

なお、「○○温泉」は上方に於ける伝統的な風呂屋の屋号であり、天然温泉を意味するものではない。

概要

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建物は1937年昭和12年)の建築(木造2階建て)で、外観・内装とも昭和モダニズムの面影を残す貴重な建造物である。国土の歴史的景観に寄与するものとして、1998年平成10年)12月に国の登録有形文化財(建造物)となっている[1][2][3]。また、建物の上部には完成当初から「入浴」と「ニューヨーク」をかけて温泉マークを持った自由の女神像が一対あり、さらにその上の屋根には瓦も乗っている[2][4][5]

浴場の設備としては深・浅の主浴槽の他、電気風呂、オパール原石風呂、スチームサウナ、水風呂、ジェット付きの座湯がある[2]。開業当初は建物の2階部分にダンスホールビリヤード場があった[6]

建物は2024年5月時点で現存

2019年(平成31年)1月7日から近隣のマンション建設工事に伴う振動で建物の倒壊の恐れがあるとして休業をしていた。しかし、その後再開することなく2020年令和2年)に廃業した。休業期間も含めて営業を取りやめてから5年以上が経過した2024年(令和6年)5月時点でも建物は現存しており、登録有形文化財のままである[3]

施設情報

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現在では廃業しているが、以下は営業していた頃の情報である。

営業時間

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  • 15:00 - 25:00
  • 定休日:月曜

料金

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  • 大人:410円(中学生以上)
  • 中人:130円(小学生)
  • 小人: 60円(乳幼児)
※2014年3月現在の大阪府における普通公衆浴場料金[7]

所在地

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大阪市生野区林寺1-5-33

交通

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その他

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当施設と同じく登録有形文化財となっていた阿倍野区美章園温泉は、燃料費の高騰や耐震補強工事が困難であることなどを理由に廃業、2008年(平成20年)2月より開始された解体作業にともない[8][9][10]、同年12月には文化財としての登録を抹消されている[11]

脚注

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注釈
  1. ^ 正式な読み方は「げんがばしおんせん」ではなく、「げんがはしおんせん」である。また、源ケ橋温泉とも表記される。
出典
  1. ^ 平成10年12月25日文部省告示第188号、登録は同年12月11日付け。
  2. ^ a b c 源ヶ橋温泉 大阪観光局((公財)大阪観光コンベンション協会)
  3. ^ a b 源ケ橋温泉浴場 - 文化遺産オンライン:データベース(文化庁)
  4. ^ 源ヶ橋温泉:「自由の女神銭湯」の番台守るアイデアマン(大人の風呂の楽しみ方 下町フローライフ)
  5. ^ 源ケ橋温泉(関心の赴くままに)
  6. ^ 源ヶ橋温泉(大阪市生野区林寺)(旅は哲学ソクラテス)
  7. ^ 大阪府公衆浴場組合
  8. ^ ミヤコ蝶々さんも通った…「大阪最古の銭湯」解体へ(MSN産経ニュース 2008年2月16日)
  9. ^ 大阪市阿倍野、美章園温泉が廃業・解体(月刊旧建築 2008年2月16日)
  10. ^ さよなら美章園温泉(まちかど逍遥 2008年2月25日)
  11. ^ 解体等による登録抹消(文化庁サイト)

参考文献

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関連項目

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登録有形文化財に登録されているその他の風呂屋(銭湯)

外部リンク

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