澤田正昭
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澤田 正昭(さわだ まさあき、1942年6月19日[1] - 2022年5月3日[2])は、日本の考古学者、博士(学術)。専門は文化財の保存科学で、特に遺跡の保存と活用。古代壁画の分析と保存に関心をもつ[3]。石川県出身。
学歴
[編集]- 1967年 - 金沢大学教育学部中等教育学科卒業。
- 1969年 - 東京藝術大学大学院美術研究科保存科学専攻修了。
- 1995年 - 京都工芸繊維大学 博士(学術)。論文の題は「考古資料としての木簡の真空凍結乾燥法を応用した保存処理、およびその物性評価に関する科学的研究」 [4]。
職歴
[編集]奈良国立文化財研究所埋蔵文化財センター遺物処理研究室長、同センター研究指導部長、同センター長を経る。
- 1996年 京都大学大学院人間環境学研究科教授(併任)。
- 2003年 筑波大学大学院人間総合科学研究科教授(世界遺産専攻)。
- 2006年 国士舘大学21世紀アジア学部教授。
- 2014年 東北芸術工科大学文化財保存修復研究センター長。
著書・編書
[編集]- 「金堂壁画と保存科学技術」(『法隆寺金堂壁画』朝日新聞社、1994年)
- 「文化財保存科学ノート」(近未来社、1997年)
- 「やきもの・顔料調査研究法」(『日本の美術400-美術を科学する』至文堂、1999年)
など
所属学会
[編集]- 日本文化財科学会(2006年~2010年の間、同学会会長を務める。)
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.271。
- ^ 訃報 澤田正昭先生のご逝去 ICOMOS JAPAN Infomation第12期第3号 日本イコモス国内委員会 2022年9月3日 24p
- ^ 文化財の保存と修復 12-文化財のまもり手を育てる
- ^ 博士論文書誌データベースによる