瀧村晴人
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瀧村 晴人(たきむら はると)は日本の財務官僚。アジア開発銀行(ADB)首席総裁補佐官。
来歴
[編集]静岡学園中学校・高等学校から東京大学理科二類(教養学部)に入学[1][2]。東大理学部数学科に進学し、金融工学を学ぶ[1]。東大理学部数学科卒業。
2004年 財務省入省(国際局為替市場課)[3][4]。入省時の局長に渡辺博史、課長に山崎達雄。為替市場のうち外貨準備資産の運用に携わる[5]。
2007年6月から2年間、コロンビア大学公共政策大学院へ留学[3]。2009年7月 主税局参事官付国際総括係長。グローバル・フォーラムの設立及びピア・レビュー作業を担当[6]。
2011年 国際通貨基金(IMF)理事補。重要案件について、国際通貨基金(IMF)のスタッフや他国の理事室と議論し、財務省と対処方針を策定した。理事から委任された案件については、理事会の日本席で発言した[3]。2013年 国際通貨基金(IMF)エコノミスト。
2015年7月 大臣官房秘書課財務官室課長補佐。2016年5月に仙台で開催されたG7財務大臣・中央銀行総裁会議で財務官室はロジ(兵站)を担当。「浅川財務官と日常的に接して考えを聞いたり、また、議論を交わしたりできるのは、このポストの特権だった」と述べている[3]。
2017年7月 国際局国際機構課長補佐。2019年7月 主税局参事官補佐。2021年4月1日 主税局参事官補佐兼主税局国際租税企画室長。同年7月6日 アジア開発銀行(ADB)首席総裁補佐。アジア開発銀行(ADB)各部局で専門家である職員と協力しながら、浅川総裁が重要課題に効果的な意思決定ができるよう、総裁の業務を補佐した[4]。
略歴
[編集]- 2004年4月:財務省入省(国際局為替市場課)[3][4]。
- 2006年:仙台国税局調査査察部。
- 2007年:内閣府政策統括官(経済社会システム担当)付参事官(財政運営基本担当)付。
- 2007年6月:コロンビア大学公共政策大学院へ留学[3]。
- 2009年7月:主税局参事官付国際総括係長。
- 2010年7月:主税局参事官補佐。
- 2011年:国際通貨基金(IMF)理事補。
- 2013年:国際通貨基金(IMF)エコノミスト。
- 2015年7月:大臣官房秘書課財務官室課長補佐。
- 2017年7月:国際局国際機構課長補佐。
- 2019年7月:主税局参事官補佐。
- 2021年4月1日:主税局参事官補佐 兼 主税局国際租税企画室長。
- 2021年7月6日:アジア開発銀行(ADB)首席総裁補佐官。
脚注
[編集]- ^ a b “卒業生 INTERVIEW”. 静岡学園中学校 2024年2月5日閲覧。
- ^ 1998年度東大入試 前期合格者出身高校別全氏名(Archived 2001年3月6日, at the Wayback Machine.)
- ^ a b c d e f 【第2部】キャリアパス/人材育成 財務省(PDF)
- ^ a b c “財務省 総合職 2023”. 財務省(PDF) 2024年2月5日閲覧。
- ^ 瀧村晴人. “職員からのメッセージ [係員の一日 瀧村 晴人]”. 財務省. 採用情報-平成18年度版 I種. 財務省. 2011年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月閲覧。
- ^ 瀧村晴人. “職員からのメッセージ [若手編 瀧村 晴人]”. 財務省. 採用情報-平成22年度版 I種. 財務省. 2011年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月閲覧。