火の鳥 (1994年の宝塚歌劇)
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『火の鳥』(ひのとり)は宝塚歌劇団によって制作された舞台作品。花組[1][2]公演。形式名は「グランド・ショー」[1][2]。24場[1][3]。原作は手塚治虫による同名の漫画[1][2]。作・演出は草野旦[1][2]。併演作品は『ブラック・ジャック 危険な賭け』[1][2]。
公演期間と公演場所
[編集]解説
[編集]※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚大劇場公演[4]参考。
10編からなる手塚治虫の『火の鳥』から、火の鳥の永遠性、不老不死、生と死と復活などのテーマ性を生かし、特に"愛の力のみが永遠の命を得ることができる唯一のカギである"という題を具現化したショー作品。手塚治虫記念館の誕生を祝ってのメモリアル公演。愛の力で蘇るフェニックスを、宝塚公演では花組76人と80期の初舞台生39人を加えた115人のメンバーで表現している。
スタッフ
[編集]※氏名の後ろに「宝塚」「東京」の文字がなければ両劇場共通。
- 作曲・編曲:寺田瀧雄[1][2]/吉田優子[1][2]/高橋城[1][2]
- 編曲・ピアノ演奏:羽田健太郎[1][2]
- 演奏:東宝オーケストラ(東京)[3]
- オカリナ演奏:宗次郎[1][2]
- 音楽指揮:野村陽児(宝塚)[1]、伊沢一郎(東京)[2]
- 振付:羽山紀代美[1][2]/尚すみれ[1][2]/名倉加代子[1][2]/謝珠栄[1][2]
- 装置:大橋泰弘[1][2]
- 衣装:任田幾英[1][2]
- 照明:勝柴次朗[1][2]
- 音響:加門清邦[1][2]
- 小道具:万波一重[1][2]
- 効果:川ノ上智洋[1][2]
- 演出補:谷正純[1][2]
- 演出助手:中村一徳[1][2]/荻田浩一[1][2]
- 振付助手:伊賀裕子[1][2]
- 装置補:新宮有紀[1][2]
- 衣装補:田口美香[1][2]
- 舞台進行:森田智広[1][2]
- 舞台監督:佐田民夫(東京)[3]/斉藤安彦(東京)[3]/柴田尚(東京)[3]/阿部雅一(東京)[3]/藤村信一(東京)[3]
- 制作:久保孝満[1][2]
- 製作担当:津村健二(東京)[2]
- 企画協力:手塚プロダクション[1][2]
- 衣装生地提供:日東紡績 株式会社[5][3]
主な配役
[編集]宝塚
- 火の鳥 - 安寿ミラ
- 光の星人男S、アンドロイド星人男S、ジュラシックハンター、コドー、フェニックス男S、ファイヤーバード男S - 真矢みき[1]
- 光の星人女S、フローラ星人、歌手、人形、ラヴァー女、フェニックス女S、ファイヤーバード女S - 森奈みはる
- お茶の水博士 - 未沙のえる[1]
- 光の星人女A、ジュラシック星人女A、科学者 - 美月亜優[1]
- 光の星人男A、ジュラシック星人男A、科学者、フェニックス男A - 海峡ひろき[1]
- ランプ - 天地ひかり[1]
- 光の星人女A、フロッグ - 詩乃優花[1]
- ライヤ - 九重遥[1]
- 光の星人男B、ラヴァー男 - 宝樹芽里[1]
- 光の星人男A、フローラ星人S、フェニックス男A - 愛華みれ[1]
- 光の星人男A、歌手、フロッグ、オルガ - 紫吹淳[1]
- 光の星人男A、フェニックス男 - 匠ひびき[1]
- 光の星人女A、歌手、フェニックス女S - 月影瞳[1]
東京の変更点(7月3日-7月26日。ロンドン公演のため[3]、安寿ミラ、萌水せりか、紫吹淳、夏城令、麻希ゆい、二葉かれん、伊織直加、みずき愛、真由華れお、月影瞳、鈴懸三由岐、朝海ひかるは休演。)
- 火の鳥 - 真矢みき[3]
- 光の星人男S、ジュラシックハンター、フローラ星人S、フェニックス男S、ファイヤーバードの男S - 愛華みれ[6]
- ジュラシック星人男A、オルガ - 匠ひびき[7]
- アンドロイド星人S、ゴドー - 海峡ひろき[7]
東京の変更点(7月27日-7月29日。ロンドン公演出演者のうち、安寿ミラ[3]のみ出演。)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar 80年史 1994, p. 367.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af 80年史 1994, p. 368.
- ^ a b c d e f g h i j k l 90年史 2004, p. 29.
- ^ 100年史(舞台) 2014, p. 171.
- ^ 90年史 2004, p. 27.
- ^ 90年史 2004, pp. 29–30.
- ^ a b c 90年史 2004, p. 30.
参考文献
[編集]- 企画・構成・執筆:橋本雅夫、編集統括:北川方英『夢を描いて華やかに -宝塚歌劇80年史-』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。
- 編集:森照実・春馬誉貴子・相井美由紀・山本久美子、執筆:國眼隆一『宝塚歌劇90年史 すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年4月20日。ISBN 4-484-04601-6。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。