熊野神社 (板橋区熊野町)
熊野神社 | |
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鳥居と拝殿 | |
所在地 | 東京都板橋区熊野町11-2 |
位置 | 北緯35度44分30.2秒 東経139度42分23.8秒 / 北緯35.741722度 東経139.706611度座標: 北緯35度44分30.2秒 東経139度42分23.8秒 / 北緯35.741722度 東経139.706611度 |
主祭神 | 伊佐奈美命、速玉之男命、事解之男命 |
社格等 | 旧村社 |
創建 | 応永年間(1394年-1428年) |
本殿の様式 | 神明造 |
別名 | 導きの社、熊野町熊野神社、くまくま神社 |
例祭 | 9月13日(祭礼日)と近い土日(宵宮、本宮) |
熊野神社(くまのじんじゃ)は、東京都板橋区熊野町に鎮座する神社。旧社格は村社。熊野町熊野神社(くまのちょうくまのじんじゃ)、くまくま神社とも通称される。
由緒
[編集]当社は熊野宮とも熊野三社権現とも称し、また単に熊野社とも呼ばれていた。旧社格は村社。 応永年間(1394~1428)に宇多天皇の皇子、敦実親王14代孫にあたる庭田主水正氏兼が豊島郡中丸村に移住し、祖先以来崇敬の厚かった熊野権現を勧請したことに始まる。以来中丸村周辺の鎮守となり天正15(1587)年に氏兼5代孫にあたる忠経の時に現在の地に遷ったとされる。江戸時代数度の社殿造営が行われ、大正2(1913)年にも造営されたが昭和20(1945)年5月25日の空襲で一切の建物が焼失した。同23(1948)年に仮社殿が建てられ、同40(1965)年~43(1968)年にかけて本殿、社務所などが再建されて境内の整備が行われ、平成6(1994)年には御鎮座600年を迎えることとなった。明治以前までは南町の西光院が別当として兼務していたが、明治の神仏分離令などにより豊島区の長崎神社の兼務社となり、昭和7(1932)年に独立、昭和19(1944)年に村社に列格された。[1]
祭神
[編集]伊佐奈美命(いざなみのみこと)
速玉之男命(はやたまのおのみこと)
事解之男命(ことさかのおのみこと)
境内
[編集]- 幻想の庭:本殿左側にある日々変化していき、あらゆるものが混ざり合い共存する不思議な空間。摂末社がたくさんある。
- おもかる石:石灯籠の前で願い事を祈り灯籠の上の石を持ち上げて、その時に感じる重さが想像より重ければまだ努力の必要あり、軽ければ願い事が叶いやすいとされている占い石。
- 厄割良縁石:都内で最初にできた厄除と良縁を司る石。
摂末社
[編集]- 伏見稲荷神社:祭神 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
- 厳島神社(弁天様):祭神 市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)
- 出世不動尊:本尊 不動明王(ふどうみょうおう)
- 白衣観音
- 子育て地蔵(見守地藏菩薩)
祭事
[編集]毎月1日、13日、15日:月次祭
1月1日:元旦祭
1月1日~7日頃:元旦祈願祭
1月13日:初熊野(烏滸取り神事)
2月節分:節分祭
2月初午:初午の節会(稲荷祭)
4月1日〜5月10日:こいのぼり祭
5月5日:端午祭
6月30日:夏越大祓式
7月7日:七夕祭
8月15日:戦没者慰霊祭
9月第2土曜日:例大祭宵宮
9月第2日曜日:例大祭本宮
9月13日:例大祭祭典
11月15日:七五三祭
12月31日:年越大祓式
12月31日:除夜祭
文化財
[編集]板橋区有形文化財(古文書)
- 熊野町熊野神社文書 - 平成30年8月23日指定
氏子区域
[編集]交通アクセス
[編集]- 池袋駅西口(中央)から国際興業バス 池02 熊野町循環で熊野町下車 徒歩2分
- JR山手線など 「池袋駅」徒歩18分
- 東武東上線 「大山駅」徒歩12分 「北池袋駅」徒歩14分 「下板橋駅」徒歩14分
- 都営三田線 「板橋区役所前駅」徒歩16分
- 東京メトロ有楽町線など 「要町駅」徒歩16分
脚注
[編集]- ^ “導きの社 熊野町熊野神社の御朱印・アクセス公式情報 (東京都大山駅)”. ホトカミ. 2021年7月9日閲覧。
参考文献
[編集]外部リンク
[編集]- 熊野神社 (@kumano_itakuma) - X(旧Twitter)
- 熊野神社 (@kumanojinja_itakuma) - Instagram