片桐夏海
片桐 夏海(かたぎり なつみ、1988年7月6日 -)は山形県出身の日本の柔道家。63kg級の選手。身長は166cm。組み手は右組み。得意技は内股[1]。
経歴
[編集]柔道は6歳の時に霞城スポーツ少年団で始めた[1]。山形大学附属中学から山形中央高校を経て、2007年には新設された環太平洋大学に進学すると、柔道部の一期生となった[1]。3年の時には都道府県対抗全日本女子柔道大会に岡山県チームの代表で出場して優勝に貢献した[1]。学生体重別の63kg級決勝で仙台大学4年の田中美衣に敗れるも2位となった[2]。4年の時には学生体重別の決勝で同じ大学の1年生である安松春香に敗れた[2]。体重別団体では優勝した[3]。
2011年には久慈東高校の教員になるが、僅か数ヶ月で辞職してコマツの所属になると、実業個人選手権では決勝で淑徳柔道クラブの見沼麻衣子に敗れた[1][4][5]。2012年の講道館杯では決勝で三井住友海上の阿部香菜に敗れた[6]。グランドスラム・東京では準々決勝でブラジルのラファエラ・シルバに敗れて5位にとどまった[1]。2013年のヨーロッパオープン・オーバーヴァルトでは3回戦でスロベニアのティナ・トルステニャクを横四方固で破るも、その後敗れて5位に終わった[1]。講道館杯では決勝で桐蔭学園高校1年の嶺井美穂と対戦すると、有効2つを先取されるが小内刈で逆転勝ちして優勝を飾った[6]。2014年の講道館杯では準決勝で嶺井に大外刈で敗れるなどして5位に終わった[6]。実業個人選手権ではこの年から2年連続3位となった[5]。2015年には岡山県にあるオージー技研の柔道部監督に就任した[7]。 2022年現在は母校の環太平洋大学女子柔道部のコーチに就任し、部員の指導にあたっている。
主な戦績
[編集]- 2009年 - 都道府県対抗全日本女子柔道大会 優勝
- 2009年 - 学生体重別 2位
- 2010年 - 学生体重別 2位
- 2010年 - 体重別団体 優勝
- 2011年 - 実業個人選手権 2位
- 2012年 - 実業個人選手権 3位
- 2012年 - 講道館杯 2位
- 2012年 - グランドスラム・東京 5位
- 2013年 - ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト 5位
- 2013年 - 講道館杯 優勝
- 2014年 - 実業個人選手権 3位
- 2014年 - 講道館杯 5位
- 2015年 - 実業個人選手権 3位
(出典[1]、JudoInside.com)。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h 「柔道全日本強化選手名鑑 2014」近代柔道 ベースボールマガジン社、2014年4月号
- ^ a b 全日本学生柔道体重別選手権大会
- ^ 全日本学生柔道体重別団体優勝大会
- ^ 希望の光: 古賀塾NEWS
- ^ a b 全日本実業柔道個人選手権大会
- ^ a b c 講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
- ^ オージー技研 女子柔道監督に片桐さん
外部リンク
[編集]- 片桐夏海 - JudoInside.com
- 片桐夏海 - 国際柔道連盟
- スポーツ食育インタビュー Vol.25 前編 「コマツ女子柔道部 片桐 夏海選手