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牧野正蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
牧野正造から転送)
牧野 正蔵
牧野正蔵
選手情報
フルネーム まきの しょうぞう
国籍 日本の旗 日本
泳法 自由形
生年月日 (1915-05-15) 1915年5月15日
生誕地 静岡県浜名郡鷲津町[1]
没年月日 (1987-02-12) 1987年2月12日(71歳没)
身長 155cm
体重 54kg
獲得メダル
日本の旗 日本
競泳
1932 ロサンゼルス 男子1500m自由形
1936 ベルリン 男子400m自由形
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ロス五輪1500m競泳銀メダリストの牧野(左)。同種目金メダリスト北村久寿雄

牧野 正蔵(まきの しょうぞう、1915年大正4年)5月15日 - 1987年昭和62年)2月12日)は、日本競泳選手1932年ロサンゼルスオリンピックの1500m自由形銀メダリスト、1936年ベルリンオリンピックの400m自由形銅メダリスト。400mおよび800m自由形で世界記録を更新した。

人物

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静岡県浜名郡鷲津町(現在の湖西市)出身[2]吉津尋常小学校(現 湖西市立鷲津小学校)に入学。1932年ロサンゼルスオリンピックに出場し、男子100m自由形で金メダルを獲得した宮崎康二は吉津尋常小学校で牧野の1年後輩である[3]旧制静岡県立見付中学校(現在の静岡県立磐田南高等学校)から早稲田大学に進学する。

1931年8月30日大阪築港プールでの全国中等学校水上競技大会にて800メートル自由形で10分16秒6の世界新記録を出して脚光を浴びる[4]1932年ロサンゼルスオリンピックに出場し、1500メートル自由形で銀メダルを獲得。その後、1936年ベルリンオリンピックに出場、400メートル自由形銅メダルを獲得した。

早稲田大学商学部を卒業後、日本窒素肥料に入社。第二次世界大戦後に電通へ転じて名古屋支社支配人などを務め、名電広告社社長も務めた[1]。また社業と並行しながら日本水泳連盟技術指導委員となり、自由形中長距離コーチとして古橋廣之進橋爪四郎らを指導した[5]

1975年に紫綬褒章を受章[1]

エピソード

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牧野の母校でもある湖西市立鷲津小学校(吉津尋常小学校の後身)の校歌に於いて「ロスアンゼルス日章旗」と歌われる部分があるが[6]、これはロサンゼルスオリンピックでの牧野と宮崎の金メダル獲得を讃えたものであるという[3]。2012年に湖西市市制40周年記念の一環として牧野と宮崎の顕彰式が行われた[2]

脚注

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  1. ^ a b c 牧野正蔵 コトバンク
  2. ^ a b 市制40周年記念 宮崎・牧野顕彰祭 郷土のオリンピックメダリスト” (PDF). 広報こさい. 静岡県湖西市 (2012年10月). 2018年8月15日閲覧。
  3. ^ a b 私たちの学校「湖西市立鷲津小学校」” (PDF). 中日新聞 (2017年9月7日). 2018年8月15日閲覧。
  4. ^ 牧野の世界新記録 (PDF) 日本水上競技連盟機関誌『水泳』第8号23頁(1931年10月)
  5. ^ 冬季合宿練習報告 (PDF) 日本水泳連盟機関誌『水泳』第84号
  6. ^ 校歌”. 湖西市立鷲津小学校. 2018年8月15日閲覧。

外部リンク

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記録
先代
フランスの旗ジョン・タリス
男子800m自由形
世界記録保持者(長水路)

1931年8月30日 – 1932年6月21日
次代
フランスの旗ジョン・タリス
先代
フランスの旗ジョン・タリス
男子800m自由形
世界記録保持者(長水路)

1933年6月25日 – 1941年7月24日
次代
アメリカ合衆国の旗ビル・スミス
先代
フランスの旗ジョン・タリス
男子400m自由形
世界記録保持者(長水路)

1933年8月14日 – 1934年8月30日
次代
アメリカ合衆国の旗ジャック・メディカ