コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

トミー・ジョゼフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トミー・ジョゼフ
Tommy Joseph
AA級リッチモンド時代(2012年7月11日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アリゾナ州フェニックス
生年月日 (1991-07-16) 1991年7月16日(33歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
255 lb =約115.7 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 一塁手
プロ入り 2009年 MLBドラフト2巡目
初出場 MLB/ 2016年5月13日
KBO/ 2019年3月23日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

トーマス・リチャード・ジョゼフThomas Richard Joseph, 1991年7月16日 - )は、アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス出身の元プロ野球選手一塁手)。右投右打。愛称はトジョToJo[1]

経歴

[編集]

プロ入りとジャイアンツ傘下時代

[編集]

2009年MLBドラフト2巡目(全体55位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名され、プロ入り。当時のポジションは捕手だった。

2010年に傘下のA級オーガスタ・グリーンジャケッツ英語版でプロデビューし、117試合に出場して打率.236・16本塁打・68打点の成績を残した。

2011年はA+級サンノゼ・ジャイアンツ英語版でプレーし、127試合に出場して打率.270・22本塁打・95打点・1盗塁の成績を残した。

2012年はAA級リッチモンド・フライングスクウォーレルズでプレーし、7月に行われたAA級のオールスターのメンバー(イースタンリーグ)に選出された。

フィリーズ時代

[編集]

2012年7月31日ハンター・ペンスとのトレードで、ネイト・シャーホルツセス・ロジンと共にフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[2]。移籍後は傘下のAA級レディング・フィリーズへ配属され、移籍前を含めて2球団合計で108試合に出場して打率.257・11本塁打・48打点の成績を残した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ピオリア・ハベリーナズ英語版に所属した。

2013年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・フィリーズ、A+級クリアウォーター・スレッシャーズ、AA級レディング・ファイティン・フィルズ[注 1]、AAA級リーハイバレー・アイアンピッグスでプレーし、4球団合計で36試合に出場して打率.179・3本塁打・16打点の成績を残した。11月20日40人枠入りした[3]

2014年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・フィリーズとAA級レディングでプレーし、2球団合計で27試合に出場して打率.276・5本塁打・20打点の成績を残した。

2015年より一塁手に転向。この年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・フィリーズとAAA級リーハイバレーでプレーし、2球団合計で58試合に出場して打率.241・6本塁打・28打点の成績を残した。

2016年の開幕はAAA級リーハイバレーで迎え、5月13日にメジャー初昇格を果たした[4]。同日のシンシナティ・レッズ戦でメジャーデビューすると、17日のマイアミ・マーリンズ戦ではメジャー初本塁打を放った[5]。以後、一塁手のレギュラー格に定着して107試合に出場すると、打率.257・21本塁打・47打点・1盗塁という成績を記録した。

2017年は142試合に出場して打率.240・22本塁打・69打点・1盗塁の成績を残した。

2018年3月12日ジェイク・アリエータの加入に伴い、DFAとなった[6]

レンジャーズ傘下時代

[編集]

2018年3月19日ウェイバー公示を経てテキサス・レンジャーズへ移籍した[7]3月29日にDFAとなり[8]、ウェイバーを通過した4月2日にAAA級ラウンドロック・エクスプレスへの降格を受け入れた[9]

LGツインズ時代

[編集]

2018年11月28日に韓国のLGツインズと契約した[10]2019年7月10日、ウェーバー公示され、7月17日、自由契約となった[11]

レッドソックス傘下時代

[編集]

2019年8月5日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ[8]2020年11月2日にFAとなった[8]

現役引退後

[編集]

2021年より、ニューヨーク・メッツ傘下A-級セントルーシー・メッツの打撃コーチに就任した[12]

プレースタイル

[編集]

打撃では、マイナーリーグで10代の頃に2年連続16本塁打以上を放った実績がある[13]。左右別では左投手を得意にしており、対右が打率.248・OPS0.774に対し、対左は同.281・0.912である[14]。また、初球に強く打率.359・4本塁打・11打点・OPS1.077という成績を記録している (左右別も、いずれも2016年) [15]

守備面では、元々は捕手だったが、ファウルチップによる脳震盪の影響でポジションを変わり、一塁手となった[16]

詳細情報

[編集]

年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
2016 PHI 107 347 315 47 81 15 0 21 159 47 1 1 0 6 22 0 4 75 11 .257 .308 .505 .813
2017 142 533 495 51 119 27 1 22 214 69 1 0 0 3 33 1 2 129 21 .240 .289 .432 .721
2019 LG 55 217 197 17 54 3 0 9 84 36 0 1 0 2 14 0 4 46 3 .274 .332 .426 .758
MLB通算:2年 249 880 810 98 200 42 1 43 373 116 2 1 0 9 55 1 6 204 32 .247 .297 .460 .757
KBO通算:1年 55 217 197 17 54 3 0 9 84 36 0 1 0 2 14 0 4 46 3 .274 .332 .426 .758

年度別守備成績

[編集]


一塁(1B)












2016 PHI 97 612 36 7 69 .989
2017 130 948 58 8 99 .992
MLB 227 1560 94 15 168 .991
  • 2018年度シーズン終了時

表彰

[編集]
MLB

記録

[編集]
MiLB

背番号

[編集]
  • 19(2016年 - 2017年)
  • 50(2019年)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2013年より球団名変更。
  2. ^ 通称「新人ベストナイン」。選出対象となる新人扱い選手を両リーグ統一した中で、各守備位置ごとに各球団監督の投票により選出される(例えばシルバースラッガー賞のように各リーグごとに選出されるのではない)。

出典

[編集]
  1. ^ Todd Zolecki (2017年8月24日). “Breakdown of Phillies' Players Weekend names” (英語). MLB.com. 2018年4月3日閲覧。
  2. ^ "Phillies trade Pence to Giants" (Press release) (英語). MLB.com (Philadelphia Phillies). 31 July 2012. 2012年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月18日閲覧
  3. ^ Todd Zolecki (2013年11月20日). “Phillies add four prospects to 40-man roster” (英語). MLB.com. 2016年8月18日閲覧。
  4. ^ Matt Gelb (2016年5月13日). “Phillies promote Tommy Joseph from triple A” (英語). Philly.com. 2016年8月18日閲覧。
  5. ^ Matt Gelb (2016年5月19日). “Joseph hits first homer as Phillies beat Marlins” (英語). Philly.com. http://articles.philly.com/2016-05-19/sports/73180430_1_tommy-joseph-pete-mackanin-marcell-ozuna 2016年8月18日閲覧。 
  6. ^ Todd Zolecki (2018年3月12日). “Phils DFA Joseph to make room for Arrieta” (英語). MLB.com. 2018年3月13日閲覧。
  7. ^ Matt Kelly (2018年3月19日). “Rangers get Joseph on waiver claim” (英語). MLB.com. 2018年3月20日閲覧。
  8. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2021年5月14日閲覧。
  9. ^ Rangers call up Colon to start tonight” (英語) (2018年4月2日). 2018年4月3日閲覧。
  10. ^ LG트윈스, 외국인 선수 토미 조셉 계약 체결” (韓国語). LG TWINS (2018年11月28日). 2018年11月28日閲覧。
  11. ^ LG트윈스, 새 외국인 선수 카를로스 페게로 영입” (韓国語). LG TWINS (2019年7月10日). 2019年7月10日閲覧。
  12. ^ Reid Brignac Named St. Lucie Mets Manager”. MiLB.com (2021年3月4日). 2021年5月14日閲覧。
  13. ^ Tommy Joseph Minor, Fall & Winter Leagues Statistics & History - Baseball-Reference.com (英語) . 2017年8月15日閲覧。
  14. ^ Tommy Joseph 2016 Batting Splits - Platoon Splits - Baseball-Reference.com (英語) . 2017年8月15日閲覧。
  15. ^ Tommy Joseph 2016 Batting Splits - Count/Balls-Strikes - Baseball-Reference.com (英語) . 2017年8月15日閲覧。
  16. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2017』廣済堂出版、2017年、315頁。ISBN 978-4-331-52084-0 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]